三宅裕司「今回は劇団の世代交代公演みたいにしている」。本日開演!劇団スーパー・エキセントリック・シアター本公演『カジノ・シティをぶっとばせ!!』公開稽古&囲み会見
三宅裕司が主催する劇団スーパー・エキセントリック・シアターの第55回本公演「カジノ・シティをぶっとばせ!!~丁半コマ揃いました~」が10月13日より池袋・サンシャイン劇場にて開演する。(10月29日まで全17ステージ)
それに先駆け、同所にて公開稽古と三宅裕司&小倉久寛の囲み会見が行われた。
昨年の本公演『土九六(どくろ)村へようこそ』 のカーテンコールで、三宅は「劇団の若返りをしていく」と話していた通り、囲み会見の中で「今回は若手を多く出して、劇団の世代交代公演みたいにしていてる」と話した。
公開稽古では、カジノ誘致のプレゼンショーを展開し、女性3人の美しい歌声、そして若手劇団員によるダンスシーンを披露。さらに日本舞踊など和テイストのものも披露し、劇団員は今年の初めから稽古をしていたとのこと。また、本公演恒例、三宅&小倉の掛け合いのシーンも公開しマスコミ陣を笑わせた。
会見で三宅は「今日はマスコミ用だった」と話しており、本番ではどのような掛け合いを魅せるのか期待したい。劇団スーパー・エキセントリック・シアターは今年で創立38年を迎えた。
毎年新作を創り続ける劇団SET本公演は、近年も毎年約1万3千人を動員しており、昨年の第54回本公演で総動員数56万人を突破している。
2年後の創立40周年に向けて、まだまだ攻める続ける三宅裕司ならびに劇団スーパー・エキセントリック・シアターから目が離せない!
三宅裕司&小倉久寛 囲み会見
今回の作品はどのようなストーリーですか?
三宅)ストーリーですか?ストーリーは話せませんね(笑)
小倉)少しぐらいお願いしますよ。
三宅)カジノ法案が去年できまして、日本にはいったいどういうカジノが出来るのだろうというところからの発想なんですけれども。
各地でカジノ誘致合戦があって、京都のとある場所が誘致合戦に参加するのですが、そこにはひとつの秘策があって日本独自のカジノを作るという。
それで誘致合戦を勝ち抜いていき、そこに大きな組織がうごめいていて、大変な方向に行ってしまう。
そこから今の日本が見えてくる感じになっています。
お二人の役柄は?
三宅)私が京都市長から京都府知事になります。
小倉の役はもうピッタリですね。
小倉)僕はですね、京都のとある町が誘致合戦に参加して日本舞踊や武道など日本古来からある文化をプレゼンショーで披露するのですが、その芸子さんの置屋の旦那です。
三宅)経営者であり、女将さんの旦那さんです。
ね?似合うでしょ!
最初、登場したときに「おっ似合うな!」って思ったもん。
登場シーンをお楽しみにしてください。
京都に行ったら居そうですね
三宅)居ますよ!鴨川に流れてますよ(笑)
今年もお二人は息があったお芝居をするんでしょうね
三宅)そうですね、これだけやってて息が合ってなかったら相当仲が悪いんでしょうね。(笑)
三宅さんは随分と体がスリムになりましたね
三宅)デトックスをやりまして、丁度いい体重にしまして、いい体つくりをしていくことをしてます。
なので自然治癒力が高まって、アレルギー性鼻炎が治ったりしました。
いまは健康体ですね
三宅)以前、腰椎椎間板ヘルニアになってから健康には気を付けるようにしていて、デトックスをはじめました。
体重は2年で11~12キロくらい落ちました。
小倉)今回はアクションも参加してますもんね。
三宅)いやー、参ったね。
この歳であれだけやれるとは思っていなかったね。
小倉)びっくりしました。
去年までは、病気してましたからあまり動かなかったですかね?
三宅)確かにそうでした。
いまでは良い筋肉が付いてきてますよ。
小倉)だから今年はアクションやってます。
三宅)小倉もやってるんですけど、小倉のアクションは遅いです(笑)
今回の公演でお二人のダンスシーンはありますか?
三宅)ダンスは若い劇団員に任せてますね。
ダンスはここ何年かは無いよな?
小倉)僕のあのシーンはダンスに入らないんですか?
三宅)どこで?
小倉)入れてもらってないんだ(失笑)
僕の歌は?
三宅)歌?
小倉)あ、入ってないんですか。ショック!(笑)
三宅)ミュージカル・アクション・コメディーですから、随所にアクションと歌とダンスが入ってまして、全面的に笑いが入っていることになっています。
今回の作品は、リアリティのある題材ですね
三宅)ここ何年かは「熱海五郎一座」との差別化もありまして、笑いはそのテーマを表現するための道具に使って、非常に社会的テーマをドンと持ってくるようにしています。
今年で創立38周年、まもなく40周年を迎えますがその時にやりたいものは考えていますか?
三宅)「熱海五郎一座」と両方やっているので、40周年まであと2年あると、「熱海五郎一座」と「劇団SET本公演」がそれぞれ年に1度ずつあって合計4本の新しいアイディアを考えないといけないので、まだそこまで行っていないんですよね。
たぶん、小倉が何かを考えていると思います(笑)
小倉)うーんとね、、、いま、、、言えません。(笑)
三宅)でも大体が、日本と日本人をテーマにしてますね。
今回もカジノ法案と、最終的に日本や日本人はどうなるのかってところに持って行っています。
ですので、この舞台を観て日本を考えていただけたらなって思います。
社会派コメディーといった感じでしょうか?
三宅)そうですね、それが強くなって、「熱海五郎一座」はテーマが笑いだとすると、「劇団SET本公演」は社会派の大きなものがありますよという違いを見せるようにしています。
見どころは?
三宅)いまの平和の日本の中で、カジノって何処でどういう風にやっていくのか、どんでん返しが幾つかあるんですけど、ストーリー的にはそこが見どころだと思います。
あとは、ミュージカル・アクション・コメディーで笑いながら楽しみながら最後のテーマでズシっと来るかというところでしょうね。
小倉)ま、そんなところでしょうかね。(笑)
三宅)今回は若手を多く出して、劇団の世代交代公演みたいにしていて、出来るだけ若い劇団員にセリフと笑いを背負わせて、お客さんの前でどうやれば声を出して笑ってくれるかっていうのを経験してもらおうかなと思っています。
最後にメッセージを
三宅)ミュージカル・アクション・コメディーですので、何も考えずに前知識なく観に来ていただけたら自然に笑いながらダンスとかアクションを観ながらテーマのストーリーに入り込んでいって、ちょっとドキッとするのか感動するのか人によって違うと思いますが、いまテレビでは作りこむ笑いが少なくなってきてますので、劇場に足を運んでいただいて体験して頂きたいと思います。
小倉)劇団SETはミュージカル・アクション・コメディーと銘打ってやっていますが、今回の作品は日本舞踊とか和の感じがいつもより華やかな感じで観れると思いますので、ご期待頂ければと思います。
三宅)劇団員は今年の初めから和ものの稽古をこの公演のためにずっとしてましたので、是非ともご覧ください。
劇団スーパー・エキセントリック・シアター 第55回本公演
ミュージカル・アクション・コメディー
「カジノ・シティをぶっとばせ!!~丁半コマ揃いました~」
脚本:吉高寿男
演出:三宅裕司
発案:牛澤昇
出演:三宅裕司、小倉久寛、劇団スーパー・エキセントリック・シアター
主催・企画・制作
主催:ニッポン放送 / 劇団スーパー・エキセントリック・シアター
企画・制作:(株)スーパー・エキセントリック・シアター / (株)アミューズ / (株)アタリ・パフォーマンス
会場
池袋・サンシャイン劇場
日程 2017年10月13日~29日 全17ステージ
13(金) 19:00 ●
14(土) 13:00 ★
15(日) 13:00 ★
16(月) 休演
17(火) 14:00
18(水) 14:00
19(木) 14:00
20(金) 19:00
21(土) 13:00 ★/ 17:00 ★
22(日) 13:00
23(月) 休演
24(火) 14:00
25(水) 14:00
26(木) 14:00
27(金) 19:00
28(土) 13:00 ★/ 17:00 ★
29(日) 13:00 ★
料金
●:初日ステージ S席6,000円 A席5,000円
★:土日、祝日ステージ S席7,000円 A席6,500円
無印:平日ステージ S席6,500円 A席5,800円
全席指定・税込
あらすじ
国会でカジノ法案が可決されたのを受け、京都市長の清水(きよみず)(三宅)は、故郷である京都の田舎町・梶野(かじの)町を盛り上げるため、カジノの候補地への立候補を決める。
反対派の抵抗や、利権が目的だ!といった疑惑に晒されつつも、清水は故郷を盛り上げたいという一心で熾烈な誘致合戦に挑んでいく。
そんな彼に、幼馴染であり多数の芸者を抱える置屋のボス・伏見(ふしみ)(小倉)が協力を申し出る。
伏見の発案で日舞や華道を取り入れた京都ならではのプレゼンを敢行、お台場など他の候補地には真似できない方法で町をアピールする。
そして、当初の予想を覆し、見事プレゼンに勝利! 過疎化に悩んでいた小さな田舎町が歓喜に包まれる!
だが、この誘致合戦の裏には、ある大きな陰謀が渦巻いていた・・・!?
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