<会見レポ>福士蒼汰と宮野真守を主演に迎え、羽野晶紀、粟根まこと、井上小百合によるヴィレッヂの新しい演劇、二人芝居『浦島さん』三人芝居『カチカチ山』が10月5日に開幕!17日まで東京建物 Brillia HALLにて上演。全ステージ LIVE配信も実施

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株式会社ヴィレッヂの主軸である劇団☆新感線公演は、このコロナ禍の煽りを受け、春と秋の公演中止を余儀なくされた。

この状況下でも、何かできることは無いかと試行錯誤する中、今から25年ほど前にいのうえひでのりが演出し、若かりし劇団☆新感線の劇団員・橋本じゅんと山本カナコが演じた狸と兎の二人芝居「カチカチ山」よりヒントを得て、密にならないキャスト、密にならないスタッフによる、「今ならでは」の二人・三人芝居に挑戦する。

演目は、太宰 治の小説「お伽草紙」を原案に、「浦島太郎」ならぬ『浦島さん』と、かつての『カチカチ山』という今昔お伽ばなし、演出は劇団☆新感線のいのうえひでのりが手掛ける。

そして、『浦島さん』の脚色は、圧倒的な筆力で二重三重の織物のような劇構造の中に真実を構築する倉持 裕。

『カチカチ山』の脚色は、人間の善悪を織り込んだ駆け引きめいた心の襞をかかせたら日本一の青木 豪。

この二人が才筆をふるい、最高の台本を創り上げ、昨日10月5日に東京建物 Brillia HALLで開幕し、その前日に囲み会見が行われた。

コメント

『浦島さん』福士蒼汰

たったいまゲネプロが終わりました。
また開幕に向けて、気合いを入れなおしています!

本番でお客さんが実際に入って、自分がどこまでノッていくか、どう感じるかが未知数です。
多少の緊張はありますが、楽しく、『浦島さん』の物語を表現したいです。
誰もが知っている「浦島太郎」ですが、登場人物の個性がぶっ飛んでいて、とてもエネルギッシュです。
社会性のあるメッセージも盛り込まれているので、そこも感じとっていただきたいです。

エンターテインメントは、無くても生きていけるけど、舞台やドラマをやってほしいという皆様からの声があって、こうして上演することができます。
皆様からの声が心からありがたいです。
オンライン配信も行うのでそれを観て、また生の舞台を観に行きたいを思ってもらえる作品にしたいです。ぜひご覧ください!

『カチカチ山』 宮野真守

僕自身2人芝居はなかなか無い機会です。
セリフ量や運動量がすごく、95分の濃密なエンターテインメントがつまっています。

昨日、初日公演を迎えましたが、とても手ごたえを感じました。
この勢いで、千秋楽まで向かっていきたいと思います。僕の衣装は、見ていただいた通りとても汚いです(笑)。

こういう衣装でステージに出演するのは初めてです。
皆様が知っている「カチカチ山」ですが、今回は太宰治の弟子の目線と解釈が加わっているので、ケレン味があり、少し屈折した部分が非常に面白いなと思っています。

自分の欲望に対して、どのように向かい合って認めていくのか、心理的に深い部分もあります。
福士くんと共演する予定だった『神州無頼街』が延期になり、くやしさがありますが、でもこの状況下だからこそ作り出せる、新しいエンターテインメントの形があるんだと実感しています。
応援、よろしくお願いします!

ゲネプロ写真

『浦島さん』

出演:福士蒼汰 羽野晶紀 粟根まこと

あらすじ

名家の長男として、品行方正に暮らす浦島太郎(福士蒼汰)。
世に溢れる批評に辟易した彼は、なるべくそこには近づかず、風流に生きようと努めている。弟妹はそんな彼をつまらないと言うが、風流人はなにごとにもムキにならないのだと、その心がわからぬ人々を憐れみながら生きていた。

そんなある日のこと、助けてもらった恩返しに現れた亀(粟根まこと)から、竜宮城には他人をどうこう言う者はおりません、と聞き、そんな素晴らしい場所があるならばと、おっかなびっくり海の中へ。
なにを聞いてもまともに答えず斜め上。
されどもっともな亀の言葉に翻弄されつつ、竜宮城にたどり着く。
そこにはドライな態度の乙姫(羽野晶紀)、そしてすべてが無限に許される空間があった。

『カチカチ山』

出演:宮野真守 井上小百合

あらすじ

自称・作家の男(宮野真守)。
俺は見た目もいいし女にもモテるし、だから師匠の太宰からもかわいがられる、と自分で言っちゃう自己肯定感高めの男だ。

のらりくらりと生きてきたものの、30 代後半を迎えても空っぽな自分に危機感を覚えたか、「自分の小説を書くぞ!」と決心。
戦時下の山奥に篭もる。

しかし、美しい少女(井上小百合)と出会った瞬間、殊勝な決心は雲散霧消。俺のことを愛してくれないか? と少女ににじり寄る。
だが、潔癖な少女は軽佻浮薄な輩が大嫌い。
自分に気があるのをいいことに男を誘い、破滅させようと策略をめぐらす。

いい格好しいなのか、それとも単なるバカか。
気づかず少女のいいなりになる男。

そしていつしか男の姿は狸、少女の姿は兎になっていた。

ヴィレッヂプロデュース 2020 Series Another Style『浦島さん』『カチカチ山』 太宰 治 著「お伽草紙」より

原作

太宰 治 「お伽草紙」新潮文庫版より

脚色

『浦島さん』倉持 裕
『カチカチ山』青木 豪

演出

いのうえひでのり

出演

『浦島さん』:福士蒼汰 羽野晶紀 粟根まこと
『カチカチ山』:宮野真守 井上小百合

会場

東京建物Blliria HALL

公演期間

2020年10月4日(日)~17日(土)※上演時間:約70分予定、休憩なし  ※全ステージLIVE配信あり

チケット料金

S席8,000円 A席7,000円(全席指定・税込) ※枚数制限 お1人様1公演1枚まで

配信情報

全ステージのLIVE配信を予定しています。

配信サービス

PIA LIVE STREAM

配信チケット料金

2,500円(税込)
※各ステージ毎にチケットをご購入いただく必要があります。

チケット販売期間

該当公演の開演時刻の1時間後まで

チケット購入

チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/ura-kachi/

アーカイブ配信(見逃し配信)に関して

ご購入された方が何らかの理由で配信開始時間に間に合わなかった場合に、アーカイブ配信(見逃し配信)をご利用いただけます。
アーカイブ配信(見逃し配信)がご利用できる時間は以下となります。
・ご購入された公演が昼(13時開演)の場合→当日16時まで利用可能
・ご購入された公演が夜(19時開演)の場合→当日21時まで利用可能

STAFF

美術:池田ともゆき
照明:原田 保
衣裳:前田文子
音楽:岡崎 司
振付:川崎悦子
音響:井上哲司
音効:末谷あずさ
ヘアメイク:宮内宏明
小道具:高橋岳蔵
特殊効果:南 義明
映像:上田大樹
大道具:俳優座劇場舞台美術部
歌唱指導:右近健一
演出助手:山﨑総司
舞台監督:芳谷 研
宣伝美術:東 學
宣伝・公式サイト制作運営:ディップス・プラネット
制作協力:サンライズプロモーション東京
宣伝:長谷川美津子 森脇 孝
制作デスク:高畑美里
制作:辻 未央 寺本真美
プロデューサー:柴原智子
エグゼクティブプロデューサー:細川展裕

主催・企画・製作

ヴィレッヂ

お問合せ

サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)

ご来場のお客様へ

ご来場・ご観劇の際は、マスクの着用を必須とさせていただきます。必ずご持参ください。
「新型コロナウィルス感染予防および拡大防止への取り組みとご来場のお客様へのお願い」につきましては、公式HPをご参照ください。

公式サイト

http://www.vi-shinkansen.co.jp/ura-kachi/