<ロングインタビュー>二人組ロックバンド「toitoitoi」の解剖学。判明した二人の成分Vol.1「企画ライブ『対峙』&ニューアルバム『きかざる』」

ミュージックtoitoitoi, インタビュー, ライブ, ライブハウス

好きな食べ物は?

■ム)ビックマックです。

●岸)ビックマック好きなの?うそ、知らなかった。

私は、おにぎりが好きです。コンビニのでも握ったのでも、おにぎりが好きです。
具とかじゃなくて、おにぎりが好きです(笑)

嫌いな食べ物は?

●岸)どれにしようかな。いっぱいあるんだよな~(笑)
えっーっと、貝が嫌いです。貝類全般ほんとに食べれません。
魚介類がダメなんじゃなくて、貝だけ駄目です。

蘇る、、、色んなものが(笑)
あの嫌いになった感じ。
みんなが思っている貝の最後に来る美味しいフワッとがダメなんです。
最後の旨味が来たらもう。。。

ムラコシ君は?
ムラコシ君の嫌いなもの、聞いたことがない。

■ム)私は、米麹系のものがニガテですね。西京漬けとか。

●岸)あ!そーなの?

■ム)出されれば食べられるけど、好んで食べないですね。

●岸)食べられないものは?

■ム)食べられないもの無い。

●岸)ホントに!?すごいね、それ。
西京漬けの何がダメなの?

■ム)アルコールが混ざっている料理がそんなに好きじゃなくて、チョコブラウニーとかも。

●岸)へぇ~


といった感じで、ゆる~く始まった二人組ロックバンド「toitoitoi」のロングインタビュー。

Vo. 岸川まき
Gt. ムラコシ

唯一無二のライブパフォーマンスを展開するこの二人に聞きたい事が山ほどあったため、インタビューを依頼。
都内某所の居酒屋にてお酒を楽しみつつ、これまでに聞くことが無かったぶっちゃけトークを聞く事が出来た。

これから3回のシリーズに分けてお送りします。
まずは、先日行われたtoitoitoiの企画ライブ『対峙』と、9月6日に発売されるニューアルバム『きかざる』についてご紹介。

toitoitoi企画ライブ『対峙』

toitoitoi企画ライブ『対峙』Vol.1の感想は?

■ム)今後続けるつもりで始めたやつの第一発目としては、いろいろ理由はありますけど、もうちょっと盛り上げられたら良かったなっていう反省点はありますね。

セットリストは、静かな曲を真ん中に持っていきたいと思っていて。
あのような試みは普段やっていなかったので悪くなかったのではないかなと。
今後も別の曲もやりつつ、普段やってる30分程度のライブや、演出にこだわるワンマンとは違った見せ方で面白い流れを作れたらと考えています。

『対峙』は毎回会場を変えていく予定で最初が新宿MARZだったのですが、照明さんがスキルのある方でしたので自分たちの演奏とバチっとハマったところがあって良かったです。

今後は会場が変わってキャパシティーも変わるので、1回目に来てくれたお客さんが2回目も来てくれて、「あ、また違うね」「面白いね」って言われるように仕込んでいけたらと。

●岸)はじまるまでは、このツーマンイベントがどうなるかなって思ってたんです。
『対峙』って名前を決めたんですけど、『対峙』って意味ありげじゃないですか。
誰にでも意味が作れるなって思ってつけたんですけど、ムラコシ君が「いい名前だな」って言ってくれたんです。

『対峙』はワンマンとも違うし、普通のライブと「その差」を付けるのがすごく難しく、苦しんだ部分が多くありました。

来てくれたお客さんの意表を突きたい訳では無いんですけど、「なんで『対峙』をやったんですか?」って思われたいじゃないですか。
対バンをよくやる人と一緒にやるのは簡単だし、いつもやってるライブハウスでやるのも簡単だし、ワンマンをやるなら私たちが居れば出来るし。
どうせやるのだったらコンパクト、かつそぎ落とした感じで、「私たちが見せたいのはこういうのです!」っていう状態で魅せたいっていう思いがあったので、いざVol.1をやってみて間違っては無かったなって実感してます。
やりたいことは出来てる。

今回1回目をやって、皆さんがライブをどういう風に見に来ているのかなとか、ライブハウス側がどういうライブをしたいとか、私たちはどういうライブが合っているのかなとか、そういうのは悩ましいなと思いました。

でもVol.1の『対峙』に居た人はたぶん「すごい良かったな」って思ってくれたんじゃないかな。
そういう空間が作れた気がします。

■ム)内藤さん(内藤重人 from ThreeQuestions)が褒めてたよ「最後の2曲以外よかった」って。

●岸)最後の2曲以外!?ありがと(笑)
セットリストも変えてみたんですよ。いつもとちょっと違う感じにしたのは、相手がThe Taupe(トープ)だったから。
ムラコシ君とはそういう話はしてなかったけど、あれはThe Taupe用だったよね。

■ム)まぁそうだね。そっちに寄ったね。

●岸)そういうセットリストって、通常のブッキングだと私たちやらないんですよ。

■ム)2マンはお互いに相手の客を取りに行くっていう狙いでやるものなので、ネームバリューはうちらとあまり変わらないから、お互いの客を取りにいく感じで。

●岸)そうだね。お互いに興味があるっていうところはあって。
ただ別に仲良しではないけど、繋がりはあって。
あまり一緒にやったことがない、でもお互い興味はあるってところで、今回一緒にライブが出来たことによって反応するお客さんも居るし。

一番嬉しかったのは、toitoitoiのお客様がThe Taupeのライブを見て、「名前は聞いたことがあるけど、超カッコ良かった」って言葉が聞けたこと。
たぶんThe Taupe側のお客さんもそう思ってくれている人が居るだろうなって空間が作れたことです。

Vol.1は良かったと思えるのはThe Taupeだから出来たことだったなって。
あと会場を新宿MARZにして良かったなって。

相手がThe Taupeになった時に、ライブハウスの天井が低い所にするか高い所にするかって話で悩んでいる時期だったんです。
でもThe Taupeだったら高いところで照明バーンって当たった方が映えるでしょって思って、天井が高いところって決め方をしたんですよ。

そう決められた自分たちは「良いな」って思いました。
そういう決め方を出来る良いバンドだなって自分たちで思って、実際にThe Taupeのライブを見てやっぱり新宿MARZで良かったなって思いました。

■ム)そうね!

ライブのタイトル『対峙』がいかにもtoitoitoiらしいなって感じました

●岸)タイトルはチョー褒められるよ、私。すごい言われる。

■ム)toitoitoiの楽曲に『対峙』という曲もあるんですけど、だからという事ではないんです。

『対峙』のイメージが、食って食われてみたいな感じになるのかなと思っていました

■ム)ハブとマングース的な。

●岸)うんうん。
次はどうなるんだろうね?次のカトキットとはホントに殴り合いみたいになるんじゃないかな。

あっけちゃん(カトキット:Vo)はブワーって来るタイプ、私と同じタイプだよ。

お客さんと共鳴して、どうライブしようかなって考えるタイプだと思う。
だからどうなるかなって。

『対峙』Vol.2はどんな感じになりそうですか?

■ム)まずは曲が変わるでしょうね。

●岸)セットリストは絶対に変わりますね。

■ム)演出はそんなに変わらないというか、Vol.1はその日に決めたんですよ。
普段はいつも布を張っているんですけど、あそこだったら照明がバッチリ決まるし、あのでっかい空間だと絵が中途半端になっちゃうかなと思って無しにしました。
結果的に良かったんじゃないかな。

次の会場が下北沢のClub QUEで、新宿MARZと比べると会場がちょっと狭くなって天井が低いですね。

●岸)うん。
QUEは2回目なんですよ。実は全然出たことが無くて。
QUEの店長が後藤さんに変わって、彼とtoitoitoiはゆかりがあって、以前は彼がQUE系列の「Zher the ZOO YOYOGI」っていうライブハウスに居て、そこでお世話になってて。
いつかQUEでもやれたら良いなと思ってたタイミングが今来たなと。

ただPAや照明さんとの関係性というのはこれから築いていくので、Vol.1とは違うものになりそう。
どういう風にしようかなぁー、セットリストもどうしようかなぁーっていう感じで、そこは変わってくると思います。

それこそ、超生ものっぽい感じになるかもね。
ライブの感じもカトキットは結構ガツっとくるタイプだから私たちもガーっと返すのか、澄ました感じで返すのか。
予想を裏切り合う感じがいいなって思います。

■ム)QUEは6年ぶりくらいかな。

●岸)私はたまに遊びに行ったりとかしてて。
深夜のBARタイムになると卓球台が置いてあるんですよ。
何故か私はそこで卓球をしたことがあります。去年あたりに(笑)

Vol.1のセットリストで「キスキスバンバン」禁止って岸川さんが仰ってましたが

■ム)全然禁止って事では無かったんですけど、無茶しないと出せない状態だったし、中途半端になるなら止めようって。

●岸)無くても良いかなってのもありましたね。
代わりに『日常』って曲をやったんですけど、あれは良かったですね。

■ム)だろ!

●岸)『日常』にして良かった。あれすごい良かった。

定番の『キスキスバンバン』をやらなかったのは、勝手に受け手として今までのライブと『対峙』は違うものと明示的にしたのかと思いました

■ム)あーなるほど!
それはいいかもしれない。

●岸)勝手に考えてくれるのすごく良いよね。

■ム)僕は多少考えてますけど。

全員)笑

■ム)私も多少考えてますけど、ちゃんと伝わってるというか。

●岸)今回は曲を繋げたのはすごい楽しかった!

■ム)うちら普段、普通のバンドがやっていることをやってないからだよ。

●岸)あれはすごい楽しいなー。
The Taupeもあんなに繋げてくると思ってなかった。
良かったよね。



[kanren postid="7175,6826,6747″]


[kanren postid="6860,6041,4923,4855,4805,4578,4601,4506,4488″]