現役セラピストが「これをやれば前屈が出来るようになる!?」を検証してみた
最近これをやれば体が柔らかくなる!!
などのお手軽記事が多くなってきていますね。
私自身マメな性格ではないので難しい事を続けるよりも簡単な方が好きです。
でもこんなにお手軽で本当にやって効果があるのか。
今回はそれを実証してみました。
実証1:タオルを噛んで前屈をすると、何もしないときよりも曲がる
これについてはですね、結論から言うと
【 曲がる人もいるし、変わらない人もいる・・・ 】
という結果になりました。
私と友人A、友人Bで試してみたのですが、
<私> 変化なし
<友人A> 1.5cm曲がるようになった
<友人B> 3.0cm曲がるようになった
でした。
ではなぜ人によって差が出ているのでしょうか。
例えば前屈がいかない人の場合、大きく3タイプに分けられます。
1)ヒザ裏が固い
2)腰が固い
3)肩、肩甲骨、背中が固い
参考までに、
私は、1)ヒザ裏が固い
友人Aは、2)腰が固い
友人Bは、3)肩、肩甲骨、背中が固い
といった性質の持ち主です。
この検証で効果が最も出るのは、3番タイプです。
なぜこのような結果になるかというと、タオルを噛む事に意味があるのではなく、
タオルを噛む際に【首を引いて背中の筋肉を緩ませる動き】をする事で前屈がいくようになります。
同じような動きとしては、一度真上を見るように首を後をに曲げてから前屈すると、同じく曲がるはずです。
実証2:「ニャー」と言いながら曲げると、前屈が曲がるようになる
恥を忍んでテンション低めのアラサー三人でやってみました。
気持ち的な要因があるのか、私たちにはあまり効果がありませんでした。
恐らく「ニャー」という言葉に意味があるのではなく、息を吐きながら前屈する、というところに意味があるのだと思います。
試しに息を吸いきった状態で止めて前屈してみてください。
そして深く息を吐きながら前屈している時と比べてみて頂ければ分かりやすいと思います。
ですので、ゴルフ好きな方は「ファー」、格闘好きな方は「ウォーーーー!」でも曲がるようになると思います。
ただ、ネコではなく犬好きだからといって「ワン!」では息を吐き続けられないので効果は出ないでしょう。
このように全て本当といえば本当ですが、
あくまでこれはほんの一瞬だけ体の可動を良くする事に効果あり!
体の筋肉を柔軟に保つためのものではないのでご注意ください。
Write by rim(現役セラピスト)