主演の生田斗真が全編・関西弁での音楽劇に初挑戦!パルコ・プロデュース2022『てなもんや三文オペラ』6月より東京・宮城・福岡・大阪・新潟・長野にて上演決定!

ステージPARCO, ジャニーズ, 劇場, 渋谷, 舞台

鄭義信が独自の世界観で、ブレヒトの名作音楽劇に斬り込む

17年上演のパルコ・プロデュース『すべての四月のために』では戦後の朝鮮の小島の人々を描き、感動を呼び起こした鄭義信。
近作では、在日をルーツとする世界観と関西圏のユーモアが相まって、シェイクスピア作品に新たな解釈を打ち出し、古典との相性の良さを証明した『泣くロミオと怒るジュリエット』(20)で好評を博した。

原作となる『三文オペラ』は、1928年劇作家のベルトルト・ブレヒトにより上演された、差別と貧困・資本主義社会を痛烈に風刺した音楽劇の名作。
物語は、一見矛盾に満ちたデタラメでアベコベな世界。
けれどもそれは、なにより金がモノを言う現代の本質を捉えている。

これまでも様々な演出家・キャストによって上演されてきた『三文オペラ』だが、鄭が選んだ今作の設定は、1950年代の大阪。
原作の舞台・ロンドンの貧民街は、今回は第二次世界大戦で破壊された大阪砲兵工廠(現在の大阪城公園・森ノ宮地域にあった大規模な兵器工場)の跡地に置き換えられている。
その名も『てなもんや三文オペラ』。

<戦後>をかけぬける、アウトローたちのパワーと、<生きる>ことへの貪欲さ。
<戦争>を背負いながらも、たくましく生き抜いてきた当時の人間模様を重ね合わせていく。
より生々しく、ヒリヒリとした人物像を浮き彫りにする鄭義信版の『てなもんや三文オペラ』で、ブレヒトの名作音楽劇がどう料理されるのか、期待したい。

演出・鄭義信×主演・生田斗真待望の初タッグがついに実現

主演を務めるのは、コンスタントに舞台出演を続けながら、ドラマ、映画と多くの映像作品でも活躍し、近年は歌舞伎にも挑戦するなど、今もなお活躍の幅を広げ続ける生田斗真。
主人公で盗賊団のボス、マック(通称:マック・ザ・ナイフ)を演じる。

演出の鄭と主演の生田は今回が初顔合わせになる。
大胆な翻案・アレンジを試みる鄭義信演出に、硬軟様々な役柄に挑戦し続ける生田斗真がどんな演技で応えるか。

生田斗真、全編・関西弁での音楽劇に初挑戦

タイトル『てなもんや三文オペラ』が表すように、今回の舞台は大阪。
登場人物は、全員・全編・関西弁での演技になる予定とのこと。
鄭義信の世界観にどっぷりハマった関西弁の生田斗真。
豪快かつどこか繊細なボス役として、関西弁を操る生田の新たな一面を、客席から生で観られるのも、本作ならではの醍醐味になりそうだ。

キャスト・スタッフ コメント&プロフィール

主演:生田斗真(いくた・とうま)

憧れのPARCO劇場で一カ月お芝居をさせていただける事、大変光栄です。
東京の若者文化のど真ん中・渋谷に面白い芝居を上演している劇場が存在する事は、とても大切な事だと思っています。
生田初パルコ。気合十分です。
そして仙台、福岡、大阪、新潟、長野と今回初めて舞台に立つ場所もあり、今からワクワクしています。
台本を拝見したら、戦後の大阪に舞台が置き換えられていて、セリフがすべて関西弁でした。関西弁での演技は、ドラマ・映画も含めて、今回が初挑戦になります。
そして、三文オペラは音楽劇ですので、歌唱シーンも沢山登場しますし、沢山稽古して、楽しい舞台になればと思っております。
先日初めてお会いした演出の鄭義信さんは「あれ!?意外とオジサンなんだ!」という第一印象でした(笑)。これまで拝見した作品から伝わる熱量で勝手に“若者”をイメージしていたので、衝撃でした(笑)。
そんな鄭さんも「必ず面白くします!」と仰っていましたし、僕自身も非常に楽しみにしております。
これまでにも多くの方が演じてきた名作「三文オペラ」を、鄭義信さん流にアレンジした『てなもんや三文オペラ』ご期待ください!

プロフィール

1997年、連続テレビ小説『あぐり』(NHK)でドラマ初出演を果たす。
2007年、ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(CX)の出演を機に注目を集め、以降、ドラマ・映画・舞台を中心に活躍。
社会派作品でのシリアスな演技やアクションへの挑戦、映画でトランスジェンダーの女性役を好演するなど実力派俳優として幅広い作品に出演している。
近年の主な出演作に、【ドラマ】『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(21・EX)、『俺の話は長い』(19・NTV)、『いだてん~東京オリムピック噺~』(19・NHK)、『ウロボロス~この愛こそ、正義。』(15・TBS)、【映画】『土竜の唄 FINAL』(21)、『友罪』(18)、『彼らが本気で編むときは、』『先生!、、、好きになってもいいですか?』(17)、【舞台】『挑む Vol.10~完~』『ほんとうのハウンド警部』(21)、『ハロルドとモード』(20)、いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』(19-20)、『オレステイア』(19)などがある。

作・演出:鄭義信 (ちょん・うぃしん)

「三文オペラ」は乱暴に言うと、盗賊と乞食と娼婦の世界の話です。
原作をあらためて読み返すと、思った以上に、猥雑で、下ネタも満載…それでも、当時、この作品が大受けしたのは、時代のなせる業もあったでしょうが、登場人物たちの「どっこい生きてる」的なたくましさに、観客は大いに拍手したのではないでしょうか。

今回、一九五〇年代の大阪造兵廠を舞台に選んだのは、当時のアパッチ族と呼ばれた人々の生きざまが、「三文オペラ」の登場人物たちとだぶって見えたからです。
彼らを舞台にあげることで、どこまで猥雑で、どこまで生きることの活力にあふれた人たちを描けるかどうかはわかりませんが、コロナですっかり活力を失った生活の、ささやかな精力剤になれればと、思っています。

生田斗真さんとのタッグを組むのは、今回、初めてです。
もの静かな中にも、燃えるような闘志を感じさせる彼と、ひと癖もふた癖もある共演者たちが、どんな化学反応を起こすのか、今から楽しみにしています。

プロフィール

1993年に『ザ・寺山』で第38 回岸田戯曲賞受賞。
その一方、同年、映画『月はどっちに出ている』の脚本で毎日映画コンクール脚本賞、キネマ旬報脚本賞などを受賞。
98年には『愛を乞うひと』でキネマ旬報脚本賞、日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第1 回菊島隆三賞、アジア太平洋映画祭最優秀脚本賞など数々の賞を受賞。
新国立劇場では、『たとえば野に咲く花のように─アンドロマケ─』『アジア温泉』の作、『焼肉ドラゴン』『パーマ屋スミレ』『赤道の下のマクベス」』の作・演出を務め、初演の『焼肉ドラゴン』で第16回読売演劇大賞優秀演出家賞、第12回鶴屋南北戯曲賞、第43回紀伊國屋演劇賞個人賞、第59回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
『焼肉ドラゴン』は2018年に映画化・小説化も果たしている。
近年では『僕に炎の戦車を』『しゃばけ』『すべての四月のために』『泣くロミオと怒るジュリエット』と話題作を生み出している。 2014年春、紫綬褒章受章。

STORY

1956年(昭和31年)、秋、早朝。猫間川沿いの川岸には、トタン屋根のバラックが肩寄せあっている。
その目と鼻の先、川向うに、「大阪砲兵工廠」跡地が見える。かつて、そこはアジア最大の軍事工場だったが、アメリカ軍の空爆で、廃墟と化した。
数年前に勃発した朝鮮戦争の「朝鮮特需」で、鉄の値段がはねあがると、「大阪砲兵工廠」跡地に眠る莫大な屑鉄をねらって、有象無象の人々がつぎつぎと集まってきた。
彼らは、いくら危険だろうが、いくら立ち入り禁止の国家財産だろうが、おかまいなし。
目の前のお宝を、指をくわえて見ている阿呆はいない。
夜な夜な、猫間川を越え、環状線の鉄橋を越え、時に、弁天橋の警備員詰所を正面突破して、屑鉄を掘り起こした。そんな彼らを、世間の人たちは「アパッチ族」と呼び、彼らの住む場所を「アパッチ部落」と呼んだ―――
「アパッチ族」の親分・マック(通称:マック・ザ・ナイフ)は、屑鉄のみならず、さまざまなものを盗んで盗賊団を組織していた。
マックのことをよく思わない「乞食の友商事」の社長ピーチャムと妻のシーリアは、警視総監タイガー・ブラウンを脅し、なんとかマックを逮捕させようとするが・・・・・・。

パルコ・プロデュース2022『てなもんや三文オペラ』

作・演出

鄭義信

原作

ベルトルト・ブレヒト

音楽

クルト・ヴァイル / 久米大作

主演

生田斗真

東京公演

会場:PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)
上演期間:2022年6月8日(水)~30日(木)入場料金:13,000円(全席指定・税込) ※未就学児入場不可
一般発売日:2022年4月23日(土)
企画・製作:株式会社パルコ

宮城公演

会場:東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)
上演期間:2022年7月4日(月)~5日(火)
入場料金:S席13,000円 A席10,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可
一般発売日:2022年4月30日(土)

福岡公演

会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール
上演期間:2022年7月9日(土)~11日(月)
入場料金:S席13,000円 A席9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可
一般発売日:2022年5月21日(土)

大阪公演

会場:森ノ宮ピロティホール
上演期間:2022年7月16日(土)~24日(日)
入場料金:13,000円 (全席指定・税込)  ※未就学児入場不可
一般発売日:2022年6月12日(日)

新潟公演

会場:新潟テルサ
上演期間:2022年7月30日(土)~31日(日)
入場料金:S席12,000円 A席10,000円 B席8,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可
一般発売日:2022年6月5日(日)

長野公演

会場:サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター 大ホール
上演期間:2022年8月6日(土)~7日(日)
入場料金:S席12,000円 A席10,000円 B席8,000円(全席指定・税込)  ※未就学児入場不可
一般発売日:2022年6月5日(日)

LINKS

公式サイト:https://stage.parco.jp/
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