突如サブスクチャートTOP5にランクインしたロックバンド「神はサイコロを振らない」とは何者か?閉塞感に寄り添う名曲『夜永唄』が急浮上!
3月、世の中が閉塞感に苛まれ始めた頃と時を同じくして、Spotify、LINE MUSIC等サブスクリプションサービス各所で突如チャートインし、注目を集めている楽曲がある。
そのタイトルは『夜永唄』-よながうた-。
LINE MUSIC邦楽ロックチャートでは、Official髭男dism、Mrs. GREEN APPLE 、King Gnuが上位を占める中、突如5位にランクイン
Spotifyバイラルチャートでも5位を獲得するなど大躍進を続けるその楽曲を生み出したアーティストとは、福岡発の新鋭ロックバンド「神はサイコロを振らない」。
YouTubeで公開されているオフィシャル・リリックビデオは90万回の再生を記録し、日に日に再生回数を増やしている。
ミディアムテンポに乗せて歌われる、失った恋人の面影をいつくしむ切ない歌詞。
昨年リリースされたミニアルバム『ラムダに対する見解』収録の名バラードで、かねてからファンには人気の高い楽曲ではあったが、なぜ今このような動きを見せているのか?
昨今の“大切な人と会えない状況”が後押し
SNSの投稿などをリサーチすると、『夜永唄』の曲中人物に自分と大切な誰かを重ね合わせて共感する投稿が多くみられる。
特にその傾向がTikTok上では顕著にみられ、自作の映像に音源を重ね合わせ好きな〝推しカップル″の関係性を投影したり、聴くだけでなく、自ら弾き語り動画を配信したりと、若年層を中心に幅広い楽しみ方がなされているようだ。
加えて、YouTuberによるレコメンドも後押しとなっている様子。
この現象の背景には、新型コロナウイルスの影響で大切な人と会えない状況がある、とも推察される。
暗闇に心の声が浮かび上がるようなリリックビデオは、軒並み中止・延期となったライヴへ行くこともできず、友だちや好きな人とも会えず、部屋で一人夜を過ごす孤独な心に響いたのかもしれない。
例えば、2011年に東日本大震災が発生した直後、ラジオでのオンエアを発端にGLAYの『生きてく強さ』が人気再燃する現象が起きた。
リリースから15年以上を経ていたが、社会の状況変化によって既存曲が新たな意味を帯び、広く浸透していったのである。
「神はサイコロを振らない」は、2015年からライブシーンで着実に経験を積み上げてきた実力派バンド。
彼らの場合は『夜永唄』を突破口に、ファンのみぞ知る隠れた名曲群が掘り起こされ、バンド自体への認知度が上昇、大ブレイクへと繋がる可能性がある。
聴き手の人生、社会情勢と曲がシンクロすることで、アーティストが再発見されていく。
そんな新しいヒットの形を予感させるだけでなく、音楽の持つ力を証明するような、閉塞感を打ち破ってくれる心強い現象でもある。
混沌とした2020年に希望の光を感じさせるニューカマー「神はサイコロを振らない」の今後の動きに注目したい。
神はサイコロを振らない Profile
ボーカル柳田 周作、ギター吉田 喜一、ベース桐木 岳貢、ドラム黒川 亮介からなる福岡出身4人組ロックバンド。
2015年に福岡にて結成。昨年5月に“ラムダに対する見解”を、今年2月に“理 -kotowari-”をリリース。
激しさと静けさの両極を呼応させるような楽曲とライブが特徴。
全作詞・作曲はボーカルの柳田が手掛ける。
LINKS
Official Site:https://kamisai.jp
Twitter:@KAMI_SAI
youtube:https://www.youtube.com/c/kamisai
ストリーミング配信サービス:https://DKN.lnk.to/digital_music
Mini Album「ラムダに対する見解」
発売日:2019年5月22日 / レーベル:DKN / 価格:1,800円(税込)
収録曲
M1 アノニマス
M2 CLUB 27
M3 REM
M4 夜永唄
M5 No Matter What
New Mini Album「理 -kotowari-」
発売日:2020年2月19日 / レーベル:DKN / 価格:2,000円(税込)
収録曲
M1 ジュブナイルに捧ぐ
M2 揺らめいて候
M3 胡蝶蘭
M4 解放宣言
M5 illumination
神はサイコロを振らない Live Tour 2020「理 -kotowari-」
【広島】5月23日(土) HIROSHIMA BACK BEAT ※会場変更 ※OPEN / START時刻変更
OPEN 17:30 / START 18:00
YUMEBANCHI(広島) 082-249-3571 (平日のみ 12:00~18:00)
【仙台】5月28日(木) enn 3rd
OPEN 18:30 / START 19:00
GIP 0570-01-9999 (24時間自動音声案内)
【福岡】6月5日(金) INSA Fukuoka ※会場変更 ※OPEN時刻変更
OPEN 18:30 / START 19:00
BEA 092-712-4221 (平日のみ 11:00~18:00)
【新潟】6月12日(金) CLUB RIVERST
OPEN 18:30 / START 19:00
CLUB RIVERST 025-250-0430
【大阪】6月19日(金) OSAKA MUSE ※OPEN / START時刻変更
OPEN 18:30 / START 19:00
OSAKA MUSE 06-6245-5389
【名古屋】6月26日(金) APOLLO BASE ※OPEN / START時刻変更
OPEN 18:30 / START 19:00
SUNDAY FOLK PROMOTION 052-320-9100(10:00~18:00)
【札幌】7月3日(金) Spiritual Lounge ※OPEN / START時刻変更
OPEN 18:30 / START 19:00
WESS 011-614-9999 (平日のみ 11:00~18:00)
【東京】7月10日(金) WWWX ※OPEN / START時刻変更
OPEN 18:00 / START 19:00
WWW X 03-5458-7688
※振替公演開催時の状況によっては、開催が中止または延期となる可能性もございますので、ご理解をいただけますよう宜しくお願いいたします。
チケット料金(全公演共通)
¥2,800- (税込・オールスタンディング) ドリンク代別
一般発売日
2020年4月11日(土) 10:00~