新感覚の演劇体験!VR演劇「僕はまだ死んでない」が3月31日まで配信チケット発売延長決定!原案・演出のウォーリー木下からコメントが到着!
ウォーリー木下が原案・演出し、スマホで見られるVR演劇「僕はまだ死んでない」が本日2月1日18時より配信がスタートし好評を得ている。
コロナ禍で、劇場での有観客公演が依然として厳しい状況にある中、劇場体験の代替ではない、全く新しい演劇体験として、VR(バーチャルリアリティー)技術を用いて、この【VR演劇】が誕生。
演劇を楽しむ醍醐味である“舞台上の観たい部分に注目しながら”、かつ“舞台上の主人公の視点で”楽しめる、新感覚の演劇体験。
この度、3月31日(水)までの発売延長が決定した。
昨日25日に取材会が開催され、原案・演出のウォーリー木下がコメントを発表した。
ウォーリー木下 コメント
この物語の出発点、着想は?
この企画はまず、VRで演劇を作ろう、というところから始まりました。
私自身も初めてのVRだったので色んな形のVRを体験しましたが、その中でも360度カメラのVR映像にとても惹かれました。
その360度カメラを使って、円形舞台の反対、お客さんが真ん中にいて周りを役者が囲む「ドーナツ型」の舞台を作ろうと思いました。
つまり、舞台上の真ん中にカメラを置くことで、真ん中にお客さんの視点がある、という形です。
そのお客さんの存在を役者も感じながら話が進んでいく、また、一方的でアクションは起こせないという制約などを考え、当時ちょうど「終末医療」について勉強していたことも重なり、この物語を作りました。
映像作品でもありますが、本作を“演劇”たらしめる要素とは?
昨年は、無観客配信やアーカイブの配信など、私自身も色んな演劇の配信を観ましたが、あくまでも舞台演劇を記録した映像であって、これまでいつも実際に客席で体験していた「生」の作品とはやはり違うなとも思いました。
どうやったら映像配信でもより演劇に近い臨場感を与えられるか…と考える中で、「お客さんが好きなところを観ることができる」「色々な人たちが一堂に集まって、個人個人の心の中でドラマを楽しむ」というのが演劇の魅力だと思いましたが、それに近いことを、360度カメラを体験した時に感じました。
それがこの【VR演劇】の、もっとも演劇らしい部分のひとつかなと思います。
完成した作品を観ていかがでしたか?
「終末医療」という重たいテーマであり、ズシリとも来るのですが、広田(淳一)くんの脚本によって軽やかな人間ドラマに昇華されていて、良い意味で他人事のようにも感じられ、その距離感がVRにとても合っていたと思います。
終末医療というテーマについては、広田くんと何度もやり取りしながら作り上げました。
日本では終末期の患者さんなどが、自分で死、すなわち生き方を選べない状況もある…という難しい現状があり、それに対して問題提起というか、自分が将来そうなった時にどうするんだろう、とも考えていますが。
それを「当事者の話にしたい」という思いが広田くんと私の中にありました。
今後【VR演劇】でやってみたいことは?
たくさんあります。お客さんが能動的に動くことでアクションやドラマが変わっていったり、例えばVRグローブを使ったりなど、もっとインタラクティブ(双方向)なものが作れたら、より演劇として面白くなるなと思っています。
「VR演劇元年」が2020年に始まったと感じています。
演劇の豊かな発展につながっていくと思いますし、いちアーティストとしてとても面白い表現だと感じています。
これをどんどんブラッシュアップさせ、ここから新しいものが生まれていくのだと思います。
ぜひ、怖がらずに試していただけたら嬉しいです。
「自分のカメラワーク」で物語を楽しむ
VR(ヴァーチャルリアリティ)技術を用いたこの作品は、360度自由に観られるので、「自分のカメラワーク」で物語を楽しむことができます。
さらに、対応デバイスは、専用のヘッドマウントディスプレイをはじめ、PC・タブレット・スマートフォンなど、幅広く対応可能です。
デバイスを整えてこれ以上ない臨場感に没入するもよし、演劇を観たことはないけれど、気軽にお手元のスマートフォンでお試し視聴するもよし、と、入り口も楽しみ方も、従来型の演劇よりずっと幅広いところも特長です。
これまでシーエイティプロデュースは、STAGE GATE VRシアターと銘打って、vol.1『Defiled-ディファイルド-』、vol.2『Equal-イコール-』と、リーディングスタイルの演劇とVR作品を制作してきました。
そしてこの度、これまでの演劇制作・VR作品制作の蓄積を生かしながら、まったく新しいVR演劇を誕生させます。
劇場での上演を収録するのではなく、「収録のための収録」を劇場で行うことで、360度の視点をはじめとする桁違いの臨場感を生み出します。
出演者は、内海啓貴、斉藤直樹、加藤良輔、輝有子、渋谷飛鳥、瀧本弦音、木原悠翔。
「僕はまだ死んでない」の主人公・直人は、脳卒中で倒れ、自分の意思で動かせるのは眼球と瞼だけ、という状態。直人を取り囲むのは、父、兄貴分の幼馴染、担当医、離婚の話し合いが進んでいた妻。もしも、自分の大事な人が、もしくは自分自身が、倒れて生死の境をさ迷う状態になったら…。そのとき人は、何を想い、何を選択するのか。
目を背けがちで話題には上がりにくい、けれど誰もがいつかは迎える「人生の最期」について、エンターテイメントとして、ときにコメディタッチに描いて観客を惹き込み、構えることなく思いを巡らすことのできる作品です。
あらすじ
僕は病室にいた。
父と、僕の友人が何やら話をしている。が、体がぴくりとも動かない。一体僕に何が起こった?
医師らしき声も聞こえる。「現状、一命を取り留めていることがすでに大きな幸運なんです」
…なるほど。そういうことなのか。
デザイナーとしての会社務めを半年前に辞め、油絵に打ち込んで夢だった画家への道を歩み始めた矢先だった。
脳卒中で倒れ、自分の意志で動かせるのは眼球と瞼だけ。
「やってられるか、バカ野郎!」とたった一言伝えるのに5分以上かかる。
そして病室には、
飄々と振る舞い軽口も叩く父、慎一郎。
兄貴分の幼馴染で、親身になって回復を願っている碧。
離婚の話し合いが進み、新たな生活に踏み出し始めていた妻、朱音。
そして、担当医である青山。
「良く死ぬことも含めての良く生きること」
直人と、直人を取り巻く人々それぞれに、胸に去来する想いがあり…。
VR演劇「僕はまだ死んでない」
原案・演出
ウォーリー木下
脚本
広田淳一
音楽
吉田能
出演
白井直人役:内海啓貴 白井慎一郎役:斉藤直樹 児玉碧役:加藤良輔
青山樹里役:輝有子 白井朱音役:渋谷飛鳥 白井直人(幼少期)役:瀧本弦音 児玉碧(幼少期)役:木原悠翔
配信チケット販売
1月17日(日)18:00~3月31日(水)23:59 ※期間中何回でも購入可。
閲覧可能期間
2月1日(月)18:00~4月7日(水)23:59
※最終閲覧は4月7日(水)23:59までとなります。
閲覧期限
7日間
配信チケット価格
3,500円(税込)
チケット販売窓口
Blinky
販売期間:2月1日(月) 18:00~3月31日(水) 23:59
購入先:https://blinky.jp/contents/20210112_122256.html
視聴期間:購入から7日間
ぴあ
販売期間:1月17日(日) 18:00~3月31日(水)22:00
購入先:https://w.pia.jp/t/madashindenai/
視聴期間:シリアルコード登録から7日間
シリアルコード登録:https://serial.blinky.jp/cat/top.html
楽天チケット
販売期間:1月17日(日) 18:00 ~3月31日(水) 22:00
購入先:http://r-t.jp/bmsn
視聴期間:シリアルコード登録から7日間
シリアルコード登録:https://serial.blinky.jp/cat/top.html
チケットペイ
販売期間:1月17日(日) 18:00 ~3月31日(水)22:00
購入先:https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=31632
視聴期間:シリアルコード登録から7日間
シリアルコード登録:https://serial.blinky.jp/cat/top.html
イープラス
販売期間:1月22日(金) 18:00 ~3月31日(水)22:00
購入先:https://eplus.jp/stagegatevrtheater/
視聴期間:シリアルコード登録から7日間
シリアルコード登録:https://serial.blinky.jp/cat/top.html
スタッフ
美術:石原 敬
照明:島田美希
音響:けんのき敦
衣裳:ゴウダアツコ
ヘアメイク:鎌田直樹
演出助手:相原雪月花
舞台監督:清水浩志
撮影・技術協力:アルファコード/水野拓宏、齋藤浩太郎、岡田将典、中岡正博、韮澤貴翔、野村 譲誉、三村信貴、平野巧二郎、與古田信也、橋本百恵、島田淳平、大塚剛司、高坂茂樹、野沢勇人
演出部:櫻井健太郎、馬渕早希
照明:クリエイティブ・アート・スィンク/折登谷早希、伊藤安佑
音響:オフィス新音/立石智史
衣裳:上野沙織
ヘアメイク:杉山えみ、岩田知世
大道具:株式会社俳優座劇場/井戸元洋
小道具:高津装飾美術株式会社/西村大志
運搬:クリエイティブ・アート・スィンク/浅野 猛
舞台製作:クリエイティブ・アート・スィンク/加賀谷吉之輔
医療監修協力:帝京大学医学部整形外科学講座 塚田 圭輔 先生、帝京大学医学部附属病院 脳神経外科 中里一郎 先生
宣伝:ディップス・プラネット
宣伝美術:ycoment/菅原麻衣子
Webデザイン:メテオデザイン
宣伝・舞台写真:岡 千里
制作:山本涼子、平林和子
プロデューサー:江口剛史
企画・製作
シーエイティプロデュース