岸谷五朗・寺脇康文の演劇ユニット「地球ゴージャス」がブロードウェイに初挑戦!葵わかなと三吉彩花がレズビアンカップルを熱演する「Broadway Musical『The PROM』Produced by 地球ゴージャス」を2021年3月より東京・大阪で上演決定!

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結成25周年を迎えた、岸谷五朗・寺脇康文による演劇ユニット「地球ゴージャス」が、新たなスタートに際し、ユニット初の海外作品を上演

1994年に岸谷五朗と寺脇康文によって結成した演劇ユニット「地球ゴージャス」が今年25周年を迎えた。

記念公演となる「ダイワハウスSpecial 地球ゴージャス二十五周年祝祭公演『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』」を3月10日より東京公演全35ステージ、5月3日からは大阪公演全14ステージ、合わせて49ステージを公演するはずが、新型コロナウイルスの影響により東京公演が8ステージのみの上演、大阪公演に至っては全公演中止になる幻の公演となってしまった。

ここ近年は2年毎に公演されている地球ゴージャスが、来年2021年3月より東京・大阪で2019年のブロードウェイで話題をさらった新作ミュージカル「The PROM」を日本初上演することが決まった。

今年の公演を観ることが出来なかったファンも多く、来年にまた地球ゴージャスの公演が観られることに喜ぶ人も多いだろう。

2018年にブロードウェイで開幕し、2019年にトニー賞にノミネートされ大きな話題に

物語は、LGBTQの高校生エマが、同性のパートナーとプロムに参加することを表明したために、そのことを反対したPTAによりプロム自体が中止となり、インディアナの小さな町は大騒ぎ。これがメディアによって報道されアメリカ中の注目を集めることに。

そこへ、彼女たちを応援するという名目でイメージアップを図るべく、落ち目のブロードウェイの俳優たちがこれに注目し、田舎町に乗り込んできてさらに町は大混乱に陥る。
エマも急に現れた強烈な俳優たちに振り回されますが、やがて自分のアイデンティティを見つけて行く。

本作は現代社会が抱える問題をテーマにしながらも、女子高生カップルが親や教師、学校や社会に立ち向かい、彼女たちの行動によって周囲の人々や世間の目が変わっていき、やがて彼女たちが自らのアイデンティティを確立していくハートフルなストーリー。

この物語は、LGBTQのティーンエイジャーが自分らしい生き方を貫く話。
更に、この「The PROM」のもうひとつの魅力は、ニューヨークの独りよがりなブロードウェイスターたちの成長の物語でもある。
そして、「他人を受け入れる」こと、「寛容であること」の大切さをハッピーな興奮とともに感じることができる素晴らしいミュージカルだ。

2020年12月には、メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンという豪華な顔合わせでNetflixにて映像化され、早くも注目されている。

この「The PROM」を2019年にブロードウェイで観劇した岸谷五朗が作品に惚れ込み、今回の上演となった。

葵わかなと三吉彩花が逆境を乗り越える LGBTQ のカップルを熱演

主人公エマには、NHK連続テレビ小説「わろてんか」にてヒロインを務め、さらにミュージカル「ロミオとジュリエット」ではジュリエット、ミュージカル「アナスタシア」では主演・アーニャ役を演じたミュージカル界期待の星、葵わかな。

その恋人アリッサには、モデルとして同世代の圧倒的な支持を集め、昨年のミュージカル映画での主演も記憶に新しい、三吉彩花。

二人を支えるキャスト陣には豪華キャスティングが実現

今作が初舞台であり演技初挑戦となる日本を代表するトップアーティスト大黒摩季。

日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の受賞歴を持つ国内屈指の実力派女優・草刈民代。

元劇団四季看板女優で退団後もミュージカル界にその存在感を残し続ける保坂知寿が、ブロードウェイスターのD.Dアレンをトリプルキャストで務めます。

さらに、元宝塚劇団月組トップスター霧矢大夢、伸びる歌声が魅力的なLE VELVETSの佐賀龍彦、観客を虜にする歌声と世界観を持つSkoop On SomebodyのボーカリストTAKE。

そして演出を手掛けるのは、地球ゴージャス主宰の岸谷五朗

ミュージカル『ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯』、『キンキーブーツ』、『フラッシュダンス』など近年翻訳作品の演出での評価も高く、満を持して自身のユニット初のブロードウェイミュージカルに挑む。

アメリカではブロードウェイスターたちの傍若無人な行動で劇場を大爆笑に巻き込んだこの作品を、今回の日本公演では、作品のテーマを大切に、地球ゴージャスのお家芸とも言える華やかなエンタテインメントやコメディを盛り込み岸谷がどのように本作を創り上げるのか注目だ。

コメント

葵わかな

今回初めて地球ゴージャスに参加させていただけること、このお話に関われること、とても光栄に思います。
演出の岸谷さんはじめとする共演者のみなさんとお稽古させていただく中で、どんなエネルギーが生まれるのか、今からとてもワクワクしています。

私が演じるエマは、同性愛者の自分自身や恋人の幸せな時間を願って、行動を起こします。
うまくいかずに傷つくこともあるけれど、それでも応援してくれる仲間と出会えたことで、希望を持つ事ができます。

この作品を通してエマの中で一貫していると感じたのは、いつでも自分を誇りに思っているという事です。
そんな風に、かっこいいくらいに優しいエマの思いに寄り添いながら、精一杯務めていきたいです。
公演は来年になりますが、ぜひ観に来ていただけたら嬉しいです。

三吉彩花

お話を伺った時、口が開いたまま暫く瞬きが出来ないくらい嬉しかった事を覚えています。

それも「The PROM」という性の多様性を題材にしたブロードウェイ作品。

プレッシャーを感じておりますが、生き生きとした三吉彩花を皆様にお見せできるように。そして男女という壁にとらわれず、ありのままの自分でいることの素晴らしさを皆様に伝えられるように、チームの力をお借りしながら精進して参ります!是非、楽しみにして頂けたら嬉しいです。

岸谷五朗

今年、10万人のお客様に観劇いただけなかった25周年祝祭公演。
あの無念を心に、地球ゴージャスが満身創痍の中お贈りする新作は初のBroadway Musical!
しかも!2019年度のトニー賞候補作品。
しかも!世界初の海外プロダクション公演。
しかも!Netflix版が完成した直後に日本での舞台公演!

2019年、実際にBroadwayで観劇してから日本で絶対に公演をしたいと思った作品です。
コロナを吹き飛ばすには最高の演目、骨太なテーマに巧みな登場人物。Broadwayならではのコメディーセンスと最上級のダンス・ナンバー!

ゴージャスがゴージャスにBroadwayを料理する、大ミュージカルになるでしょう!
乞うご期待下さい。

寺脇康文

今回のキーワードは、「リベンジ&チャレンジ!」そう、リベンジ。
悔しかった。
25周年祝祭公演が8公演しか出来ず、皆さんとの貴重な共有時間が奪われてしまった!
その想いを胸に、皆さんでリベンジしましょう!

そして、チャレンジ。
地球ゴージャス初のブロードウェイ作品への挑戦!
ゴージャスパワーとの化学反応へチャレンジします!
そして今回も、豪華キャストが集ってくれました。
劇場でお待ちしております。皆さんと共に前へ!

あらすじ

インディアナ州の高校に通うエマ(葵)は、卒業パーティ(プロム)に同性の恋人の同伴を求めたために、プロムが中止になってしまい、そのことを恨むクラスメイトからのいじめにあっていた。

そんな中、ブロードウェイではD.Dアレン(大黒・草刈・保坂)とバリー・グリックマン(岸谷)の新作ミュージカルが酷評される。
かつて人気を誇ったが現在は旬を過ぎている2人はイメージ回復を図るため、同業の友人であるトレント・オリバー(寺脇)と、アンジー・ディクソン(霧矢)とともに、何か人助けができないか、社会運動のネタを探し、SNSでインディアナの田舎に住むレズビアンの高校生エマのことを知る。

校長のホーキンス先生(佐賀・TAKE)はエマの味方だったが、プロム開催についてPTAとの話し合いをしている最中に、ニューヨークからやってきたD.D、バリー、アンジー、トレントが登場し、話し合いはめちゃくちゃになってしまう。

エマの彼女は、実は、PTA会長の娘アリッサ(三吉)だった。
クローゼットな彼女は、プロム事件が話題になりすぎていることでエマを責めるが、エマ自身は有名になりたいわけでもなく、ただアリッサと二人で静かに踊りたいだけだった・・・

Broadway Musical「The PROM」 Produced by 地球ゴージャス

脚本

ボブ・マーティン チャド・ベゲリン

音楽

マシュー・スクラー

作詞

チャド・ベゲリン

日本版脚本・訳詞・演出

岸谷五朗

出演

葵わかな 三吉彩花 大黒摩季・草刈民代・保坂知寿(トリプルキャスト)
霧矢大夢 佐賀龍彦(LE VELVETS)・TAKE(Skoop On Somebody)(ダブルキャスト)
岸谷五朗・寺脇康文 他

東京公演

2021年3~4月 TBS赤坂ACTシアター

大阪公演

2021年5月 フェスティバルホール

公式サイト

https://www.chikyu-gorgeous.jp/the-prom/