【会見&ゲネプロ写真】本日いよいよ開幕!ももいろクローバーZの高城れにがパルコ・プロデュースで初の単独舞台出演&初座長『最高の家出』高城は「逃げることが決して悪いことではない」とコメント

ステージPARCO, 劇場, 新宿, 舞台

ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』や映画『サマーフィルムにのって』の脚本などを手掛ける三浦直之(劇団ロロ)がパルコ・プロデュース公演に初登場!

2009年に劇団ロロを立ち上げ、古今東西のポップカルチャーをサンプリングしながら描く世界観が演劇ファンのみならず、ジャンルを超えて注目されている三浦直之。
近年では、ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』、映画『サマーフィルムにのって』の脚本や、舞台 KERA CROSS『SLAPSTICKS』の演出を担うなど活動の幅を広げ、演劇表現の新たな地平を切り開いてきた三浦が、書き下ろし最新作にてパルコ・プロデュース公演に初登場。今作では演出も担った。

今回主演を務めるのは、2023年に結成15周年を迎えたももいろクローバーZのメンバーで、今回、単独での舞台初出演となる高城れに

活躍の幅を広げている高木が今作で初の単独舞台出演&初座長を務めるパルコ・プロデュース2024『最高の家出』が本日2月4日(日)紀伊國屋ホールでの開幕を前に、報道陣への会見とゲネプロ公開があった。

高城は「家出は逃げるとか悪い印象があると思うが決して逃げることが悪いことではない」などと、今作への思いや意気込みを話している。

初日前会見

本日初日を迎える今のお気持ちはいかがですか?

三浦直之(ロロ)

この『最高の家出』は2年以上前から準備してきた、こうやって今日初日を迎えられることは本当に嬉しいです。
客席が埋まってたくさんの人たちに見てもらえるのを、本当に楽しみにしています。

高城れに(ももいろクローバーZ)

こうしてみんなで初日を迎えられてとっても幸せな気持ちです。
約1ヶ月間の稽古期間だったんですけど、私個人としては本当に初めてのことだらけでしたけど素敵な仲間にたくさん支えてもらいながら、今日迎えることができました。
私は三浦さんの紡ぐ言葉がすごく大好きなので、その言葉を今日からしっかりと皆さんに届けられるように頑張りたいなと思います。

祷キララ

初日はいつもドキドキするんですけど、稽古がすごく楽しくて、三浦さんの描くキャラクター、全キャラクターが全員等しく愛おしくって、すごく楽しい作品に なってるんじゃないかなっていう風に思います。
ですのでこれからお客さんに来て見てもらうのも楽しみですし、この作品を見に行くこととか、この作品を見たことが、 お客さんにとってなんか1つの楽しみになってもらえたらいいなっていう風に思います。
長い公演なので、支え合いながら最後まで駆け抜けたいです。

東島京

この稽古期間は本当に初めてがすごく多くて、この劇場も初めてですし、キャストの皆様も初めてですし、このストレートプレイっていうのも僕は初めてで未知な事が多かったんですけど、本当に皆さんに支えてもらいながらここまで来れたので、全員を信じて取り組もうと思います。

板橋駿谷

自分は三浦直之と一緒にロロという団体に所属してるんですけども、ロロが今年で15周年なのですが旗揚げした時からパルコプロデュースでロロをいつかやってみたいんだっていう話をして、今ここに立てる幸せ。
そしてこれだけ豪華なメンバーと一緒にやれることがこんな嬉しいことはない。
ただただ楽しいものを届けられるように頑張りたいと思います。以上です。

尾上寛之

板橋駿谷くんが明るい雰囲気を作ってくれて、あの稽古がすごく楽しかったんです。
毎日稽古に行くのがすごく楽しみで。
そうやって楽しんで作った作品というのは、とってもいいものになると僕は信じています。
早くこの熱量と思いをお客様に届けたいなと思っています。

いよいよ本日初日を迎えられますが、稽古場で大変だったこと、楽しかったことなどお伺いできますでしょうか。

三浦直之(ロロ)

この作品は日常とはちょっと掛け離れた世界の物語なので、その世界観っていうのをどういう風に立ち上げていくかっていうのが、脚本を書いた段階からすごく難しいなって思ってました。
稽古しながら試行錯誤しながらだったんですけど『不思議な人たちが不思議な世界で暮らす』その世界観がちゃんとお客さんに届けばこれはちょっといい作品になるっていう風に思いました。
その世界観を作り上げてくれるっていうのはほんとに俳優たちなのだなっていうのを、あの稽古見ながら何度も感じました。

高城れに(ももいろクローバーZ)

ほんとに日々勉強することばかりで、皆さんがアドバイスをくれたりだとか、特にキララちゃんと一緒のシーンが多いので「ここはこうした方がいいんじゃない」とか、「ここのシーンはもうちょっとこのタイミングの方がうまくいきそうな気がする」とか、そういうお芝居のことを真剣に話し合うって改めてなんか楽しいなって思いました。
芝居とはまた別のことになってしまうんですけど、シーンで迷った時に三浦さんの考えてる姿が可愛くて、今なんかこのシーンについて考えてるからどんな演出が飛び出てくるんだろう?とか、どんな言葉が飛び出てくるんだろうとか、そういうのがすごく楽しいなと思いました。

主演の高木さんは歌やダンスなど普段グループとして活躍されている中で、今回の作品で単独初主演をされます。
稽古を通して、どのような変化が見られましたでしょうか?

三浦直之(ロロ)

高城さんはセリフ入りもめちゃめちゃ早くて、このお芝居は本当に2時間ずっと出っぱなんですけど。
結構セリフが多いんですけど、セリフだけじゃなくて段取りの入れとかもやっぱりめちゃめちゃ早いんですよね。
ちょっと修正するとすぐにちゃんとそれが修正できてるっていう対応の速さが驚きました。
高城さんは今回僕と初めてだしきっと初めてのことで最初不安になることも多かったと思うんですけど、登場人物「ほうき」というキャラクターもその日常生活にちょっと疲れて家出をして色んな悩みとか不安を抱えながら最初出てくるんですよね。
それがだんだん、物語を通じて笑えるようになってい行くんですけど、そのほうきが笑う瞬間と高城さんが笑う瞬間がぴったり重なる瞬間を感じることが稽古の中ですごく増えていって、笑ってくれたっていうのを稽古を見ながら何回も感動ししたんですよね。
高城さんの笑顔は見ててめちゃめちゃ感動するから、この本番通じてたくさん笑ってもらえたらなっていう風に思っています。

今回のタイトルが『最高の家出』にちなんで『最高の◯◯』を教えていただけますでしょうか。

高城れに(ももいろクローバーZ)

私は最高の食べ物っていうので、ココイチのカレーで、ほんとにココイチのカレーが大好きで、この稽古期間中は事あるごとにココイチのカレーを食べてお稽古頑張ろうとか。
お休みの日とかも店舗に行ってみて食べたりだとか、ほんとにこの稽古中はカレーと共に過ごしてきました。
カレーをたくさん食べて力をつけてこのお稽古を楽しむことができたので、 そうですね最高のココイチです。

祷キララ

私が忘れられないのが、昔地方公演で高知県に行った時のわら焼きのカツオがほんとに美味しくって、 そこに行かないと食べられない最高の魚だと思って。
今回も高知公演がありますよので最高の魚をもう1度食べたいです。
この間行った時はまだ未成年だったのでお酒飲めなかったんですけど、今回は最高の魚と最高のお酒で。
それを楽しみに地方公演全部頑張ろうと思います。

上映を楽しみにしている皆様に一言お願いします

高城れに(ももいろクローバーZ)

観る人によって感じ方も違うと思うので、この舞台が皆さんにとっての家出だと思って、たくさんいろんなものを吸収していただけたらいいなと思います。
家出って逃げるとかそういう印象があると思うんですけど、なんか決して逃げることが悪いことではなくて、その逃げた先で誰と出会ってどんなもの持って帰れるかっていう、それが多分皆さんこの作品を見てどんなことを思うのかななんて楽しみながら、私たちも精一杯伝えていきたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

あらすじ

結婚生活に疑問を感じ、家出をした立花箒たちばなほうき(高城れに)。

道中、無一文になり途方に暮れていたところ、出会った藤沢港ふじさわみなと(東島京)に「住み込みの働き手を探している劇場がある」と聞き、劇場を訪れる。そこで与えられたのは、舞台上に作られた“模造街”で、ある役を演じる仕事だった。
この劇場ではたった1人の観客のために、7ヵ月間をかけてひとつの物語を上演しているのだが、港が家出したせいで、箒は代役を務めるハメに。

舞台の主演蒔時アハハまきときあはは(祷キララ)は「相手役が変わるならやらない」とゴネるが、物語の幕は上がり、箒とアハハはチグハグな関係のまま芝居を続ける。
演劇と現実の区別がつかなくなった男、眠りを忘れて働き続ける裏方、舞台上だけ雄弁な言葉を失った俳優。箒は奇妙で愉快な面々に振り回されながら、次第に劇場での暮らしに心地よさを覚え、アハハとの友情を深めていく。

そんなある日、劇場に箒の夫・向田淡路むこうだあわじ(尾上寛之)が現れ、さらに港も戻ってきて、“模造街”の秩序が崩れはじめる…。

舞台上と舞台裏、それぞれの”家出”が重なり合って生まれる、ファンタスティック迷走ストーリー!

パルコ・プロデュース2024『最高の家出』

作・演出

三浦直之(ロロ)

出演

高城れに(ももいろクローバーZ) 祷キララ 東島京 板橋駿谷 亀島一徳 篠崎大悟 島田桃子 重岡漠 尾上寛之

東京公演

会場

紀伊國屋ホール

公演日程

2024年2月4日(日)~24日(土)

入場料金(全席指定・税込)

一般:9,000 円
U-18 チケット:2,500 円
U-30 チケット:4,500 円
※未就学児入場不可

高知公演

日程:2024年3月6日(水)18:30開演
会場:高知県立県民文化ホール オレンジホール
入場料金(全席指定・税込):9,000円 
U-25チケット:4,500円
※未就学児入場不可
主催:デューク ピクニック

大阪公演

日程:2024年3月9日(土)12:30開演 / 17:00開演
会場:森ノ宮ピロティホール
入場料金(全席指定・税込):9,500円 
U-22チケット=3,800 円
※未就学児入場不可
主催:サンライズプロモーション大阪

香川公演

日程:2024年3月14日(木)18:30開演
会場:レクザムホール(香川県県民ホール) 小ホール
入場料金(全席指定・税込):9,000円
U-25チケット:4,500円
※未就学児入場不可
主催:デューク ピクニック

宮城公演

日程:2024年3月20日(水祝)15:00開演
会場:電力ホール
入場料金(全席指定・税込):9,000円 
U-25 チケット:4,500 円
※未就学児入場不可
主催:キョードー東北

北九州公演

2024年3月23日(土)12:00開演
会場:J:COM北九州芸術劇場 中劇場
入場料金(全席指定・税込):9,000円
U-25チケット:4,500円
※未就学児入場不可
主催:ピクニック

STAFF

美術=杉山 至
照明=おざわあつし
音響=池田野歩
衣裳=伊賀大介
ヘアメイク=大宝みゆき
ステージング=中村 蓉
演出助手=中村未希
舞台監督=林 和宏
宣伝=る・ひまわり
宣伝美術=arca , GEEK PICTURES
宣伝写真=フジイセイヤ
レタッチャー=安藤瑠美
宣伝衣裳=伊賀大介
宣伝ヘアメイク=竹内美紀代(高城れに), 大宝みゆき
宣伝映像=矢崎隼人 

企画・製作

株式会社パルコ

LINKS

公式HP:https://stage.parco.jp/program/iede
ハッシュタグ:#最高の家出