<ゲネプロレポ>生瀬勝久×池田成志×古田新太による演劇界の最強ユニット“ねずみの三銃士”の最新作『獣道一直線!!!』が本日開幕!全国7カ所で公演

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演劇界の最強ユニット、生瀬勝久、池田成志、古田新太が“今、一番やりたい芝居を、自分たちの企画で上演したい!”思いで結成された“ねずみの三銃士”による企画公演で2004年「鈍獣」、2009年「印獣」、2014年「万獣こわい」に続く第4弾。

ねずみの三銃士発案のネタをベースに、宮藤官九郎が新作を書き下ろし、河原雅彦の演出、お楽しみのゲスト俳優を迎え毎回PARCO劇場で上演を企てて来た大人気シリーズがねずみ年である今年、新生PARCO劇場のオープニング・シリーズとして6年ぶりに“ねずみの三銃士”第4回企画公演『獣道一直線!!!』として還って来た。

今回のゲストは、2014年『怪談・にせ皿屋敷』以来2度目の舞台出演となる山本美月。

数多くの話題作に出演し、存在感ある演技を発揮する個性派・池谷のぶえ。

そして、第一回から脚本を手掛ける宮藤官九郎も今回出演として初参加と、演劇界を率引するねずみの三銃士に、一筋縄ではいかない個性豊かなゲストを迎えた。

公開ゲネプロ

初日前日となる10月5日(月)にPARCO劇場にて公開ゲネプロが報道陣向けに行われた。

あらすじ

一面識もない独身男性3人が殺害された。

殺害方法も三者三様。無関係と思われた3つの事件。
被害者の共通点は、大金を持っていて、婚活サイトに登録していた。
そして同じメーカーのED治療薬を飲んでいた。

事件に関心を持ったドキュメンタリー作家が取材を続ける中で浮かび上がってきた1人の女性の存在。

『苗田松子』
3人の被害者は、苗田松子と名乗る女と、関係を持っていた。

なぜこんな女に騙されるのか。男たちは耄碌(もうろく)していたとしか思えない。
しかし、苗田松子を取材するうちに自身も事件の闇に取り込まれ…。

「獣道一直線!!!」 キャスト&演出家 初日前の意気込み

脚本:宮藤官九郎

6年ぶり4回目、俳優としては初出場の宮藤です。
関という、ドキュメンタリー作家の役で出演しています。

自分で書いたストーリーを、全く知らないテイで取材するという演技が、こんなに難しいとは思っていませんでした。
「お前が書いたんちゃうんけ」と一瞬でも思われたら負けですので。

なおかつ、三銃士と池谷のぶえさんが全力でふざけ倒す中、全く面白いことを言わずに笑いを取らなきゃいけない。
難しい。
でも、山本美月さんの夫という、自分以外の作家は絶対に書いてくれない役なので、楽しんで演れるよう、とにかく免疫力を高めていきたいです。

演出:河原雅彦

僕はいつだってこんな芝居を観たいと思っていて、今回もただただそんな気の違った芝居になりました。
ねずみの三銃士が結成されて16年・・・いまだに自分たちで作るしかないですよね。
他に誰も作ってくれませんから。

注意事項としては、替えのマスクをご持参されるといいかも。
きっと幕間で交換したくなるので。
それぐらいご自身の飛沫でマスクが濡れると思います。
演出してる僕が何度もそうなりましたもの。
思わず笑っちゃうとこ多くて。

生瀬勝久

私事ですが、この春、実現出来なかった舞台があり、忸怩たる思いで過ごしていました。
今回の芝居も、どうなるのかとても心配な毎日でしたが、ようやく初日を迎えられそうです。
出演者、スタッフ一同、お客様に「ああ、やっぱり生の舞台が良いね!」と言っていただけるよう、精一杯創りました。
劇場でお待ちしております

池田成志

いよいよ「獣道一直線!!!」初日です。
このコロナ禍の中、演劇というものの価値が各人各位で変容したり、向上したり、下降している中、我々は敢えてというか、寧ろ必要以上にいつもの、スタイルでお送りします。

PARCO劇場はじめ各地でやります劇場の感染対策等は、しっかりやっておりますゆえ、ご心配は重々承知ごもっともでございますが、2、3時間の間、やな事忘れに来ませんか?
…でもどうしよう、もっとやな気持ちにさせちゃったら?
ヨロシクです。

古田新太

開幕直前を迎えて、鋭意努力中でございます。

宮藤くんのホンは、表は愉快だけれど裏は忙しく、ずっと着替えてます。
短いコントの目白押しです。
全体的には少し怖いお話になると思うのですが、それまでにはお客様には下品なお笑いを楽しんでいただくべく、工夫しております。

おいらは工夫という言葉が大嫌いなのです。
工夫をして良くなった試しがありません。
ですからなるべく思い付きでやろうと思っていますが、工夫をせざるを得ません。

なぜならば、工夫をしないと上手くいかない構造になっているからです。
頼んだ人間としては、よくもまあ、こんな面倒くさいホンを書きやがるものだと。
それを演出のリーダーがきっちりやろうとするから、我々アクターは大変です。
今回の裏のテーマは、「俳優って大変ね」です。それを少しでも感じていただけましたら幸いです。

山本美月

何事もなく皆で無事に初日を迎えられそうで安心しています。
稽古が始まったばかりの時は、6年ぶり人生2回目の舞台、久しぶり過ぎて右も左も分からない状態だったので、毎日緊張ばかりしていましたが、みなさん優しく丁寧に、色んな事を教えていただけました。日々勉強の毎日です。
本番も、精一杯頑張ります。

たくさん笑えて面白いけど、ちょっとこわい素敵な舞台を是非多くの方に楽しんでいただけたらと思います。
劇場でお待ちしてます。

池谷のぶえ

1作品にお1人出演してたら充分の、演劇魔人が集うねずみの三銃士…に加え、演出の河原さん、脚本・初共演の宮藤さん、舞台で初共演の美月ちゃんと、刺激的な作品づくりの日々でした。

このような時期に舞台ができること、それもこんなにぶっ飛んだ作品ができることに感謝です。

実際のとある事件が元になっているのでそうした見方もできますが、全く違う見方もできると思います。
個人的にはなぜだか泣けてきます。
ぜひ皆さまの楽しみ方でご覧ください。

PARCO劇場オープニング・シリーズ “ねずみの三銃士”第4回企画公演「獣道一直線!!!」

宮藤官九郎

演出

河原雅彦

出演

生瀬勝久 池田成志 古田新太 
山本美月 池谷のぶえ 宮藤官九郎

企画

ねずみの三銃士

プロデュース

株式会社パルコ

東京公演

会場:PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)
日程:2020年10月6日(火)~11月1日(日) 

入場料金=10,000円(全席指定・税込)
U‐25 チケット 6,000 円(観劇時 25 歳以下対象、要身分証明証、前売販売のみ、当日指定席券引換)
※未就学児の入場はご遠慮ください。

チケット詳細:近日公開
一般発売日:9月12日(土)
お問合せ=パルコステージ03-3477-5858(時間短縮営業中) https://stage.parco.jp

長野公演

会場:まつもと市民芸術館
期間:2020年11月5日(木)~8日(火)
主催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団 サンライズプロモーション北陸
お問い合わせ:サンライズプロモーション北陸 025-246-3939(火〜金12:00〜16:00/土10:00〜15:00)

北海道公演

会場:カナモトホール(札幌市民ホール)
期間:2020年11月13日(金)~15日(日・祝)
主催:サンライズプロモーション東京
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(月〜金12:00〜18:00)

京都公演

会場:ロームシアター京都 メインホール
期間:2020年11月19日(木)~23日(月・祝)
主催:サンライズプロモーション大阪
共催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)
お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(月〜土11:00〜16:00)

福岡公演

会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール
期間:2020年11月27日(金)~29日(日)
主催:ピクニック
お問い合わせ:ピクニック・チケットセンター 03-3539-8330(平日12:00〜15:00)

高知公演

テレビ高知開局50周年 記念公演
会場:高知県立県民文化ホール オレンジホール
期間:2020年12月3日(木)~6日(日)
主催:テレビ高知 高知県民文化ホール サンライズプロンモーション東京 パルコ
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(月〜金12:00〜18:00)

沖縄公演

浦添市市制50周年記念事業・PARCO-CITY 1st Anniversary
期間:2020年12月11日(金)~13日(日)
会場:アイム・ユニバース てだこホール
主催:ピクニック
お問い合わせ:ピーエムエージェンシー 098-898-1331(平日12:00〜15:00)

過去企画公演

パルコ・プロデュース “ねずみの三銃士”

「鈍獣」/2004 年

作:宮藤官九郎 演出:河原雅彦
出演:生瀬勝久・池田成志・古田新太 / 西田尚美・乙葉・野波麻帆
2004年7月31日-8月22日 PARCO劇場 他 大阪、神戸、広島、福岡にて上演

「印獣」/2009 年

作:宮藤官九郎 演出:河原雅彦
出演:三田佳子 / 生瀬勝久・池田成志・古田新太 / 岡田義徳・上地春奈
2009年10月13日-11月15日 PARCO劇場 他 札幌、新潟、名古屋、大阪、福岡 にて上演

「万獣こわい」/2014 年

作:宮藤官九郎 演出:河原雅彦
出演:生瀬勝久・池田成志・古田新太 / 小池栄子・夏帆・小松和重
2014年3月15日-4月8日 PARCO劇場 他 札幌、仙台、新潟、松本、名古屋、大阪、福岡、沖縄 にて上演