友人の誕生日に集まったゲイの男たちの、一夜のパーティーで起こる会話劇。安田顕主演『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』メインビジュアル解禁
友人の誕生日に集まったゲイの男たちの、一夜のパーティーで起こる会話劇。
そこにストレートの友人が一人やってくることによって場の雰囲気は緊張感を持ち始め、徐々にあぶり出されていく社会のLGBTの現実と、登場人物たちのアイデンティティやプライド。
楽しいはずのパーティーは男たちをどこに向かわせるのか。
今年のトニー賞で演劇リバイバル作品賞を受賞した『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~』の日本人キャストによる上演が決定し、TEAM NACSの安田顕が主演を務める。
この作品が、安田のBunkamuraシアターコクーンで初主演作になる。
LGBTを正面から扱った伝説の傑作舞台を、新訳と白井晃の新演出で上演
日本国内では『真夜中のパーティー』の名で知られるこの作品は、1968年にオフ・ブロードウェイで初演され、ゲイであることを自覚する男たちによる、誕生日パーティーでの一夜を描いた舞台。
初日公演での評判が評判を呼ぶ形で、会場も大きな劇場に移し、その後1000回以上の公演を重ねた傑作となっている。
ゲイ同士のそれぞれのやりとりや、自分たちが周囲からどう思われているのか、自分自身がゲイであることをどう受け止めているのかなど、LGBTが今ほど認められていない時代の観客たちに詳らかにし、当時の世相、カルチャー、LGBTを巡る議論などにも一石を投じていた。
初演から50周年を迎えて行われた昨年のブロードウェイでのリバイバル上演ではハリウッドスターなどの豪華キャストで話題沸騰。
日本でも83年から数多くの上演が行われてきており、遂に新たな訳と、白井晃による新演出によって、まったく新しい作品として上演することになった。
そして本作の主人公マイケル役には、テレビ、映画でも個性派俳優の一人としてすっかりお馴染みとなったTEAM NACSの安田顕を主演に迎え、新たな訳に、白井晃による新演出。
これまでにない『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』になりそうだ。
『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~』
原作
マート・クローリー
演出
白井晃
出演
安田顕
馬場徹 川久保拓司 富田健太郎
浅利陽介 太田基裕 渡部豪太
大谷亮平 鈴木浩介
一般発売直前先行
受付期間:3/24(火)正午12:00~3/29(日)23:59
※本受付は先着順ではございません。インターネットによる抽選受付となります。
※お1人様1公演につき、4枚までのお申込みが可能です。
複数回お申込みがあった場合は、最後のお申込みのみ有効となります。
東京公演
日程:2020年7月18日(土)~7月28日(火)会場:Bunkamuraシアターコクーン
チケット発売日:2020年4月4日(土)
チケット料金:S席12,000円/A席11,000円/コクーンシート6,000円(全席指定・税込)
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00-18:00)
仙台公演
日程:2020年8月8日(土)~8月9日(日)会場:東京エレクトロンホール宮城
チケット発売日:2020年4月4日(土)
チケット料金:S席11,000円/A席9,000円(全席指定・税込)
主催:キョードー東北 / サンライズプロモーション東京
お問い合わせ:キョードー東北 022-217-7788
札幌公演
日程:2020年8月15日(土)~8月16日(日)会場:カナモトホール(札幌市民ホール)
チケット発売日:2020年4月4日(土)
チケット料金:S席11,000円/A席9,000円(全席指定・税込)
主催:北海道新聞社/道新スポーツ/エフエム北海道/道新文化事業社/サンライズプロモーション東京
お問い合わせ:道新プレイガイド 0570-00-3871
大阪公演
日程:2020年8月21日(金)~8月23日(日)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
チケット発売日:2020年4月4日(土)
チケット料金:12,000円(全席指定・税込)
主催:リバティ・コンサーツ / サンライズプロモーション東京
お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888
東京凱旋
日程:2020年8月27日(木)~8月30日(日)会場:なかのZERO大ホール
チケット発売日:2020年4月4日(土)
チケット料金:S席12,000円/A席11,000円(全席指定・税込)
主催:ミックスゾーン/ テレビ朝日 / サンライズプロモーション東京
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00-18:00)
企画・制作
ミックスゾーン
製作
ミックスゾーン / テレビ朝日 / サンライズプロモーション東京
LINKS
公式サイト:https://www.bib-stage.jp
Twitter:@bib_stage
あらすじ
真夏のニューヨーク。
アッパー・イーストサイドにあるマイケルのアパートでは、ゲイ仲間のハロルドの誕生日を祝う準備が進められていた。
次第に仲間たちが集まりパーティーが始まろうとしている時、マイケルの大学時代の友人、アランがやってくる。
唯一のストレートであるアランの存在はマイケルたちの感情に変化をもたらし、雰囲気が徐々に険悪になりつつある中、パーティーの主役であるハロルドが現れる。
パーティーは更に荒れ、マイケルは強引に「告白ゲーム」を始める。
それは、心から愛している、または愛していたと思う相手に電話をかけ、直接「愛している」と告げると言うものだった。
これをきっかけに、それぞれの過去や本音が暴露されていく。
果たして、それぞれは誰に電話をかけ、どんな告白をするのか。
そして、マイケルにゲイであることを隠していると責められるアランは一体誰に告白の電話をかけるのか。
やがてパーティーの宴が終わったあと、男たちはどこへ向かうのか…。
作品について
1968年オフ・ブロードウェイで初演され、1000回を超える公演を重ねたワンシチュエーションの傑作会話劇。
70年には舞台版と同じキャストによってウイリアム・フリードキン監督が映画化。
ハリウッド作品としては初めて 同性愛者を真正面から描いた作品と言われる。
日本国内では故・青井陽治氏の翻訳・演出で83年に初演され、様々な俳優陣によって上演されている。
初演から50年を経た2018年、オフ・ブロードウエイではなくオン・ブロードウエイで、全員がLGBTであることを公言しているキャストたちにより4月から8月にかけて期間限定の上演が行われた。
出演したのは、人気ハリウッド スターやブロードウェイのスターの9人。
主役のマイケルには、『ビッグ・バン・セオリー』のム・パーソンズ、ハロルドには映画『スター・トレック』シリーズのMr.スポック役でお馴染みのザッカリー・クイント。
他にマット・ボマー(『ホワイトカラー』)、アンドルー・レイノルズ(『ガールズ/GIRLS』)、チャーリー・カーバ―(『デスパレートな妻たち』)、ロビン・デ・ジーザス(ミュージカル『ウィキッド』)、ブライアン・ハッチソン(ミュージカル『マン&ボーイ』)、マイケル・ベンジャミン・ワシントン(『アンブレイカブル・キミー・シュミット』)、タック・ワトキンス(『デスパレートな妻たち』)といった錚々たるキャストが結集した。
15週間の限定上演にもかかわらず、連日スーザン・サランドンやジェシカ・ラングなどのハリウッドスターが観劇に来場、三大ネットワークのトークショー番組ではキャストたちが連日出演するなど、大変な話題となった。
翌19年には、米国の主要な演劇賞である第73回トニー賞において、「ノーマーク」とされながら演劇リバイバル作品賞を見事受賞。
原作のマート・クローリーがトロフィーを手に、この50余年のLGBTを取り巻く環境の変化に涙しながらスピーチを行った。