新生PARCO劇場オープニングシリーズの一作目を飾る『ピサロ』に宮沢氷魚が出演!35年前に渡辺謙が演じたアタワルパに挑む!
2020年3月13日に渋谷PARCO(2019年11月22日開業予定)の8階にPARCO劇場をグランドオープンし、2021年5月上旬まで14作品のオープニングシリーズ公演を行うことが発表され、佐々木蔵之介、三谷幸喜、大泉洋、宮藤官九郎、古田新太、宮本亞門、立川志の輔、市川猿之助、天海祐希、中井貴一といった豪華キャストが集結する。
そのトップバッターは、渡辺謙が主演の『ピサロ』。
今から35年前の1985年にPARCO劇場で同作を上演しており、当時に渡辺謙が演じたアタワルパ役を宮沢氷魚が挑むことになった。
英国の劇作家ピーター・シェーファーの傑作戯曲『ピサロ(原題:ザ・ロイヤル・ハント・オブ・ザ・サン)』。
太陽を父とする帝国2400万人を従えるインカの王を、粗野な成り上がりのスペイン将軍ピサロとならずもの167人で生け捕りにしてしまうという、インカ帝国征服を主軸にした内容となっており、1985年にPARCO劇場でテレンス・ナップ演出、山崎努主演により上演され、PARCO劇場の功績が語られる時、必ず取り上げられる作品となっている。
ピサロを務める渡辺謙は、1985年PARCO劇場での上演当時、無名だった渡辺は、太陽を父とする帝国2400万人を従えるインカの王アタワルパを、ピサロを演じた山崎努に引けを取らない演技で見事に演じ切り、本作で渡辺謙という名を世に知らしめた。
そして、当時、渡辺謙が演じていたインカ帝国の王アタワルパに宮沢氷魚が挑む。
2018年に上演された三島由紀夫最後の長編小説を舞台化した『豊饒の海』では主人公・松枝清顕の生まれ変わりとして登場する飯沼勲(第二部『奔馬』)を「品格」と「純粋さ」と「熱」をもって、その難役を見事に演じており、今年、現代都市を舞台にしたヒーローの物語の舞台『CITY』では主人公を支える協力者であり物語の要となる役どころを、テレビドラマ『偽装不倫』では、ある事情を抱えながらもヒロインと恋に落ちる役など、多彩な役柄を演じて話題をさらっていた。
宮沢氷魚コメント
来年3月に新しく生まれ変わってオープンするPARCO劇場のオープニング・シリーズ第一弾作品に出演できることは光栄ですし、1985年に渡辺謙さんが演じたアタワルパ 役をいただけることは夢のような気がしますし、今から緊張しています。
本作を読ませていただいて、こんなにとてつもない膨大なボリュームの脚本は初めてでした(笑)。
ですが、全ての台詞に意味があって、言葉に重みがあるので挑戦しがいのある舞台だと思っています。
今回、僕が演じるアタワルパはインカ帝国の王なので、まずは佇まいから堂々としなければと思っています。
まだ稽古前なので、これからどうなっていくのかわかりませんが、自分を“太陽の子”だと信じ、彼を信奉するインカ帝国の民がいるカリスマ性のある役どころの印象があり、どんな王になるのか自分自身ワクワクしています。
演出のウィルさんは、チームづくりを優先して演じやすい空気をつくってくれる。
僕もそういったスタイルが好きなので、みんなが自由に参加できる風通しのいいカンパニーにしてくださると思います。
これから始まる稽古や本番を心待ちにしています。
この作品はフィクションではありますが、歴史上に起きた事実を元にした内容です。
ノンフィクションの要素もあって、観に来てくださった皆さんがある歴史の瞬間に立ちあったような気持ちにもなれると思います。是非劇場に来ていただけるのをお待ちしております。
渡辺謙コメント
「ピサロ」は俳優を一生の仕事としてやっていく覚悟が決まった舞台でした。
俳優として自分が、ここ(旧PARCO劇場)で生まれたんだという実感があるエポックな劇場と戯曲です。
今年60歳という人生の節目に、新生PARCO劇場で再びこの戯曲に立ち向かえることを運命だと感じています。
もう一度Rebornするためにこの作品があるような気がしています。
そして、自分をもう一度更地に戻して、そこから自分の中にあるものを自身に問う旅になる気がします。
PARCO劇場オープニング・シリーズ
PARCOプロデュース『ピサロ』
原題
The Royal Hunt of The Sun
作
ピーター・シェーファー
翻訳
伊丹十三
演出
ウィル・タケット
出演
渡辺謙 宮沢氷魚 他
企画・製作
パルコ
日程
2020年3月13日(金)~4月20日(月)
会場
PARCO劇場
チケット
前売開始:2019年11月23日(土・祝)
13,000円(全席指定・税込)
U-25チケット=6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明証)
お問合せ
パルコステージ 03-3477-5858(月~土 11:00~19:00/日・祝 11:00~15:00)
公式サイト
http://www.parco-play.com/
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