<出演者コメント>大地真央主演、長野博、高木雄也出演の舞台『クイーン・エリザベス~輝ける王冠と秘められし愛~』5月26日まで絶賛上演中
16世紀イギリスの女王エリザベス一世の半生を大地真央を主演に迎え待望の舞台化!
16世紀イギリスの女王エリザべス一世の半生を舞台化した『クイーン・エリザベス~輝ける王冠と秘められし愛~』が、大地真央を主演に迎え日生劇場で5月26日まで上演している。
密かに心を寄せる男性がありつつも、あえて結婚をせずに国を統治する道を選び、熾烈な権力争いや大国からの侵攻に苦悩しながらも、凛々しく女王として成長していくエリザベス女王の姿を、女優としての円熟期を迎えた大地真央が演じる。
脚本は、『マリー・アントワネット』や『カエサル』などの大劇場での歴史劇で人物と時代を生き生きと描いてきた齋藤雅文が新たに書き下ろし、演出にあたるのは、『ガブリエル・シャネル』や『紫式部ものがたり』で大地真央の魅力を存分に引き出してきた新国立劇場の前芸術監督・宮田慶子が担う。
エリザベス一世の人生を今までにない切り口で描く、新たな作品が誕生
今まで数多くの映画、ドラマ、舞台でその人生を描かれてきたエリザベス一世は史実を追うだけでもたくさんのエピソードがあり、大変魅力にあふれているが、今回は史実の羅列による歴史劇ではなく、人間ドラマとしてストーリーを構築し、彼女を取り巻く人々の渦の中でその人生を描いていく。
天からの使命を受け女性ながら王となったエリザベスが、自分の人生とどう折り合いをつけ、何を選択してその生涯を歩んでいったのか。
またそのことを理解しつつ彼女を支えた男たちの生きざまを丹念に描くことで、エリザベスをはじめとする登場人物たちの心のドラマとして作品を作り上げている。
現代的な意味で世界で一番初めに自立した女性ともいえるエリザベスの生き様は、仕事とプライベートの両立に悩む私たちと無関係な遠い過去の出来事ではなく、ひとりの人間として悩みや孤独に苦悩しながらも乗り越えていく姿が共感を呼ぶ作品に。
今までにない切り口によってエリザベスの人生の本質に迫る新しい舞台を作り上げるために集結した充実したキャスト陣、そして日本の演劇界を代表するスタッフを配した舞台が幕を開けた。
書き下ろしの新作に相応しい、舞台初共演の豪華出演陣が集結!!
エリザベスが密かに心を寄せる寵臣レスター伯役には、2 年ぶりに舞台出演となる長野博。
レスター伯亡き後に彼女の心の隙間を埋めるエセックス伯役には、ストレートプレイは2度目の髙木雄也が出演。
さらに、父の代からエリザベスを見守り、彼女の片腕となって支え続ける国務長官のウィリアム・セシル役でベテラン実力派俳優の西岡德馬。
エリザベスの良き話し相手でもある女官ベス役を元宝塚男役スターの樹里咲穂が演じる。
制作発表コメント
先日、都内にて制作発表が行われ、主演女優の大地真央、V6の長野博、Hey!Say!JUMPの髙木雄也が登壇した。
大地真央(エリザベス一世 役)
21歳からというのは忘れてください。
若い時代から大変な大人まで、ぐらいで(笑)
今来ているドレスは衣裳ではなく私のパジャマです(笑)
衣裳については、ポスターにあるような甲冑姿にもなりますし、ドレス衣裳も沢山着ます。
ただ、当時は質素が美徳とされた時代でもあり、年齢は重ねているのに同じ衣裳を着ているというようなこともあります。
令和の時代が始まってすぐの舞台で君主の役をいただけて、大変感謝しています。
まだ稽古は始まったばかりなのですが、雰囲気はとても和やかで、これから一つずつ役を積み上げて、強さだけでなく、女性としても魅力的な新しいエリザベス像を作りあげたいと思います。
実際にこんなセリフがあるのですが、エリザベスはイケメン好みだったそうで、もちろんセリフで”イケメン”とは言いませんけれども、長野さん、髙木さんのお二人に思い思われる役ということで、恋にも生きて参ります。
長野博(レスター伯 役)
大地さんは本当に気さくにお話くださって、僕が言うのもおこがましいですが、素の大地さんがとてもかわいらしくて(笑)。
稽古場では結構ボケて和ませてくださる方で、僕の登場シーンについてスタッフとお話をしていたら、「フライングで上から?」なんて冗談を仰ったりしてくれます(笑)
(松竹の副社長から)フレッシュな顔ぶれと仰っていただけたので、フレッシュかどうかはさておき、その気持ちを忘れずにご期待に応えたいと思っています。
(稽古中美味しいお店に誘うのかの質問に)むしろ大地さんの方から僕たちをお誘いくださって、まずはついて行きます(笑)
甘いものもお好きなようで、チョコレートの話でひとしきり盛り上がりました。
どんなものがお好きなのかを少しずつ知って、いつか大地さんに喜んでいただけるお店にお誘いできたらいいですね。
髙木雄也(エセックス伯 役)
僕自身が舞台は2作目で、その2作目にして大地さんをはじめとする実力派の皆さんとの共演ということで、大変緊張していますし、いろいろな方々に応援していただいています。
先日この作品に出るというお話しをしたら、鶴瓶師匠からも「お前、あの大地さんと舞台やるんか?」と(笑)。
平成をジャンプして、令和に一発目の舞台を迎えるので、新しい時代も頑張っていきます。
宮田慶子(演出)
クイーン・エリザベスと聞いて、大変興奮いたしました。
彼女は働く女性の先駆者とも言える人で、リーダーがころころ変わるような時代に、40年以上君主として政治を担った女性なのです。
そのときにすぐ思い浮かんだのは大地さんで、この人しかいない、と脚本の齋藤さんと台本の打ち合わせを始めました。
大地さんはこの役で、稽古場でもとにかく様々な表情を見せてくださいます。それも見どころです。
大地さんにはエリザベス21歳の時から40年間を演じていただきます。
エリザベスとは幼馴染でずっと彼女を支え、またほのかな恋心も抱きつつ既婚者なので叶わないという忠臣レスター役に長野さん。
そのレスター伯が早逝し、その後エリザベスに寄りそうエセックス伯役に髙木さんをお願いすることになりました。
クイーン・エリザベス~輝ける王冠と秘められし愛~
脚本
齋藤 雅文
演出
宮田 慶子
日程
5月5日(日)~5月26日(日)
会場
日生劇場
CAST
エリザベス一世:大地 真央
ロバート・デヴァルー(エセックス伯):髙木 雄也
ベス:樹里 咲穂
トマス・ハワード:廣田 高志
ヘンリー・ケアリー:増澤 ノゾム
斧を研ぐ男:藤川 三郎
フランシス・ベーコン:粟野 史浩
トマス・パリー:平尾 仁
ニコラス・ベーコン:佐渡 稔
ウィリアム・セシル:西岡 德馬
ロバート・ダドリー(レスター伯):長野 博
STAFF
美術:伊藤雅子
照明:中川隆一
衣裳:半田悦子
ヘアメイク:嶋田ちあき(大地真央)、川端富生
音響:小寺 仁
選曲:塩﨑裕司
作・編曲:中尾博行
音楽監修:室田尚子
擬闘:渥美 博
振付:青木美保
演出助手:髙野 玲
舞台監督:瀬﨑将孝
製作
松竹株式会社