浅草九劇賞を受賞した劇団フルタ丸の最新作『寂しい時だけでいいから』5月30日より浅草九劇にて上演

ステージ劇場, 浅草, 舞台


2008年に「星の戯曲賞」オリジナル戯曲賞 準グランプリ受賞。
2012年、2016年と2度の演劇動画15分一本勝負「クォータースターコンテスト」で浅草九劇賞を受賞するなど、数々の賞を受賞している劇団フルタ丸。

2018年本公演は、深夜の住宅展示場で起きる異色のホームドラマで、日替わり出演者によるオリジナルストーリーを展開する『寂しい時だけでいいから』が5月30日より浅草九劇にて上演される。

劇団フルタ丸代表 フルタジュンの想い

この物語はキョリ感の物語である。
私達は選択肢が増えた今、選ぶ権利と自由の中で生きている。
多チャンネル化していくメディアしかり。エンターテイメントはとっくの昔に戦国時代に突入してしまっている。いつも見るとは限らない。いつ見てくれても構わない。
その時、あなたの何かを救えるのならば、選んで見て欲しい。

そんなエンタメのみならず、人との関係性さえどんどん多様化している。
家族、友達、恋人。そこにあるのは、一昔前とはまるで違うキョリ感の肯定であり倫理観。
そして、日々、キョリ感も倫理観も揺れ続けて変化を止まない。

現代を映す姿勢の一つに、寂しい時だけでいいからというスタンスがある。
レンタルフレンドやレンタル恋人といった、つかの間のニセモノへの需要。
一昔前なら一笑に付されていたかもしれない。
それは、諦めにも似た一歩引いた地点からの希望、期待とも言える。
これは卑怯なのかもしれない。

しかしながら、この絶妙なキョリ感は求められている。
私達はそんなキョリ感を保ちながら、何かに期待して今日という日を生きている。
この物語は、そんなスキマを埋めうる現代版「マッチ売りの少女」かもしれないし、
全てはつゆと消えてしまうけど、それを捕まえようともがくファンタジーである。

劇団フルタ丸 2018年本公演『寂しい時だけでいいから』


作・演出

フルタジュン

出演

宮内勇輝
真帆
篠原友紀
工藤優太
清水洋介
フルタジュン

日替わり出演者

日替わり出演者

5月30日(水)松尾英太郎(劇団スパイスガーデン)
5月31日(木)里村孝雄
6月1日(金)大勝かおり
6月2日(土)インコさん(実弾生活)
6月3日(日)西川智宏(ラビット番長/演劇制作体V-NET)
※出演者ごとのオリジナルストーリーが展開します。

日時

2018年5月30日(水)~6月3日(日)【全7ステージ】
 5月30日(水)19:30
 5月31日(木)19:30
 6月 1日(金)14:00★ / 19:30
 6月 2日(土)13:00 / 18:00
 6月 3日(日)13:00
 ※受付開始は開演の40分前・開場は開演の30分前

会場

 
浅草九劇

チケット料金

  
前売券 3,500円
当日券 3,800円 

★平日マチネ割 3,000円(前売当日共通)
学生割引 2,500円(学生証提示)
※日時指定・税込/全席自由
※未就学児の入場不可
※発売開始:4月1日(日)0:00

あらすじ

理想のマイホームが並ぶ住宅展示場。
人々の賑わいが消えて、偶像の街に夜が訪れる。
今夜も孤独な警備員は展示場を歩く。
マッチでも擦ったように、誰もいないはずの家に明かりが灯る。
覗くと絵に描いたような家族の姿があった。
目の前で繰り広げられる怒涛のホームドラマ。
男は息をのみながら気付いてしまう。
自分がピースとしてハマるポジションが空いていることに。

劇団フルタ丸 略歴

2002年 明治大学文学部文学科演劇学専攻にて、代表のフルタジュンがクラスの仲間を集 めて結成。

2005年 第5回公演『六本木大学』で学内劇場「アートスタジオ」の動員最高記録を達成。

2008年 下北沢に拠点を構えてホームグラウンドとする。

2012年 10周年記念公演『うつくしい革命』で動員数が1000人を突破。

2013年 1時間の中篇作品を上演する「60ミニッツ」企画が始動。
    『フルカラーの夏』で、フルタの故郷である岐阜県美濃市への凱旋公演を果たす。
    アグレッシブな演出に挑むチャレンジング興行シリーズを開始。
    『匿名家族』(2013)『パラレル』(2013)『共演NG』(2014)の三部作にて完結。

2015年 劇団活動の原点に立ち返る「劇団メンバーだけの本公演」シリーズを開始。
    フルタが母校「明治大学シェイクスピアプロジェクト」でワークショップ講師を務める。
    下北沢カレーフェスティバル2015とのコラボ公演『食卓のピエロ』を上演。
    「カレーを食べながら観る演劇」として話題となる。

2016年 劇団トークライブ「遠足前夜」を始動。
    サントリー x SFF x 劇団フルタ丸によるコラボ公演『下北コロッケ』を上演。
    東京と岐阜の本公演ツアー『ビッグマウス症候群』を上演。

2017年 劇団結成15周年記念公演『ノーマークだった6人』を上演。

2018年 海外展開を目標とした「FURUTAMARU.」シリーズを開始。

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