日本最大級の気象観測網と全国の会員からのレポートで実現！業界初の『5分天気予報』配信開始＜ウェザーニュース＞

2018-07-26プロダクトアプリ, ウェザーニュース, 天気, 減災・防災

© Weathernews Inc.

株式会社ウェザーニューズは、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」にて、1時間先の天気が5分ごとにわかる業界初『5分天気予報』の提供を開始した。

『5分天気予報』は、雨が降るタイミングなど、天気の変化をきめ細かく把握できるサービスになっている。

今回、AI技術を活用した高解像度な降水分布予測や、ウェザーニュース会員から届く天気報告などを盛り込むことで、業界初となる5分単位での天気予報を可能にしている。
西日本豪雨の被災エリアは、通常より少ない雨量でも災害につながるケースがあり、ボランティア活動や復旧作業時などに雨の降るタイミングを確認し、二次災害防止のために活用してほしいと伝えている。

ピンポイント天気が5分単位でわかる！業界初の『5分天気予報』

この『5分天気予報』は、ウェザーニューズが2008年に提供を開始した天気アプリ「ウェザーニュースタッチ」にある『10分天気予報』のバージョンアップ版になっている。

一般的な天気予報が、最詳でも1時間単位であるのに対し、10分単位で天気がわかるサービスとして開始した『10分天気予報』は、多くの利用者からの支持を受けている人気サービスの1つで、今回提供を開始する『5分天気予報』はさらに細かく、1時間先までの天気を5分単位で確認することができるようになる。

『5分天気予報』の開発には、降水分布を高解像度で解析・予測する、ウェザーニューズ独自の短時間予報解析モデルを組み込むことで実現した。

この予測モデルは、実況解析では、気象庁の実況観測データや衛星画像を取り込み、さらに、独自観測機による観測データや、ウェザーニュース会員から寄せられる実況報告でリアルタイムに評価を行うことで、データ補正を行なっている。

予測においては、降水域の移動ベクトルを抽出し、そのベクトルから3時間先までの降水のシミュレーション予測。

このシミュレーション予測には、既存のモデルで上手く表現されなかった地形効果による雲の発達や衰弱、速度変化が反映されており、また、より予測技術者の思考結果に近づくように、過去数年分の雨雲レーダー画像を学習させた、独自のAI技術を利用している。

予測モデルの導入により、1時間後までの降水分布を250mメッシュ/5分単位で予測でき、予報をより正確に行えるようになっているという。
(従来：30分後までは250mメッシュ、35分後～1時間後は1kmメッシュ)

高解像度な降水分布予測を組み込んだ『5分天気予報』は、ちょっとした外出時にも、どのタイミングで雨が降るのかを把握することができるため、雨に濡れたり、洗濯物を濡らしてしまうなどの失敗を避けるのに役立てることが可能になる。

また、雨の強さが5段階(ポツポツ、パラパラ、サー、ザーザー、ゴォー)で表示されるので、折り畳み傘や長傘、レインブーツなど、雨の降り方に応じた持ち物を決める際の参考にしてほしい。

日本最大級の気象観測網と全国の会員からのレポートにより『5分天気予報』の開発が実現

『5分天気予報』の開発は、AI技術のほか、ウェザーニューズの日本最大の気象観測網と、全国のウェザーニュース会員との気象情報を通じたネットワークがあるからこそ実現することができている。

ウェザーニューズは全国に約1.3万地点の独自の気象観測網を備えるとともに、ユーザーにも小型気象観測機を3.5万台配布し、観測に協力しており、ウェザーニュース会員から届く天気報告は1日18万通にのぼる。

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