柚希礼音「『REON JACK3』の公演発表の際、ファンの皆様が喜んでくださり本当にありがたい」、”今そしてこれから”を語る一問一答

ミュージックアミューズ, ライブ, 地球ゴージャス, 宝塚, 柚希礼音


地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15『ZEROTOPIA』(7月6~15日まで大阪公演)に出演中で、福岡公演の千秋楽を終えた翌日帰京し、柚希礼音が自身のコンサート『REON JACK3』のマスコミ向け合同取材会を開催。

約4か月後に行われる本番に向けての事や、これまでに出演したミュージカル公演を振り返るなど、柚希礼音が感じている"今そしてこれから"を語った。
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マスコミ向け合同取材会

前回の『REON JACK2』を行った後にご本人が「満足度が高く暫くやらなくていいかな」と仰っていて、今回の『REON JACK3』をやろうと思ったキッカケを教えてください

『REON JACK2』で宝塚現役時代からの『REONコンサート』でやりたかったことが全て叶い、燃え尽き症候群になり「次は浮かばないな」「暫くは無理だな」と思っていたんです。
様々な作品や女優として色々と挑戦させていただいていますが、やっぱりコンサートはより自分自身を表現する場なので、また違うと思っています。

『REON JACK2』の時はダンスコーナーのタンゴやバレエのパートで分けて、素晴らしい方々にゲストとして出演していただいたので、今回はその方々にも、もっと出ていただきたいと思っていて、現在構成を考えているところです。

『REON JACK3』は、『REON JACK2』の進化型になるのでしょうか?

『REON JACK2』は後半までMCをはさまず、一気にお見せする形だったのですが、今回はさらにお客様の心と心のキャッチボールが出来たらと思っておりますので、カッコイイ場面も見せつつ、ほっこりする場面をどう入れようか相談中です。
ファンの方々が『REON JACK』をする時に喜んでくださり、私自身もとても大好きなコンサートなので、たくさん挑戦しながらも、お客様と通い合う空間になればと思っています。 

『REON JACK2』の後に、『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』や『マタ・ハリ』、地球ゴージャス『ZEROTOPIA』など様々経験をされて新たなファンも増えているかと思いますが、『REON JACK3』では宝塚時代のファンの方も新たなファンの方も楽しめる内容になるのでしょうか?

もちろん『REON JACK3』から観て頂いても、楽しんでいただけるものにしたいと思っております。
宝塚を退団後、色々なミュージカルで役を通して挑戦し、女優として一歩一歩歩いてきたところを皆さまが応援してくださっているので、『REON JACK』は"柚希礼音"というものを表現する場だと思っていて、今の色んな柚希礼音というものを思いっきり表現できたらなと思っています。

お芝居をしている柚希礼音さんと、コンサートをしている柚希礼音さんで、シンクロしているところはありますか?

コンサートは構成や衣装、セットや振付など全てに携わるので、自分がいま何をしたいのか考える時間が多くなり、自分自身と向き合うので、そこが大きく違うなと思います。

役だと、その役が何を言いたいかを演出の方々ととことん話しますが、コンサートは自分自身から発するものなので、また今回も色んな所にこだわって思いの詰まったものになればと思っています。

『REON JACK3』は、どのような内容になりそうでしょうか?

これだけ素晴らしい方々に出て頂けるので、やりたい事がいっぱいあります。
大貫勇輔さんは『REON JACK2』に続いてまた出演していただけるのが本当にありがたいと思います。
前回は二人でしっかりと踊る場面が無かったので、二人で思い切り踊りたいなと頭の中で浮かんでいるのを今から詰めていく状態です。

『REON JACK1』から出て頂いているクリスティアン・ロペスさんとは、今回はまた違った雰囲気のタンゴをやれたらと思っています。

YOSHIEさんは、『REON JACK2』の福岡公演に出て頂き、YOSHIEさんのダンスに挑戦しましたので今回はどうしようか思案中です。

自分自身も様々なダンスを踊ってみたいので、色んなものに挑戦したいなと思っています。

『REON JACK2』より

『REON JACK3』では、現在ご出演中の地球ゴージャス『ZEROTOPIA』で一緒に出演している大村俊介(SHUN)さんをはじめ、丹羽麻由美さんや砂塚健斗さんが出演されるので、早い段階から息が合うのではないですか?

SHUN先生は、宝塚の時から振付をしてくださっていて、『REON JACK1』からずっと携わってくださっているので、別枠みたいな感じですけど(笑)

お客様の心情もよく分かってくださっていますし、私自身の事も分かってくださっていて、それでいて、いまどういうものをお客様が求めているのかも感じて下さるので、とてもありがたいです。
挑戦しながら、「こういうものも観たかった」って考えてくださるので、とても心強いです。

そして現在出演している『ZEROTOPIA』から丹羽麻由美さんや砂塚健斗くんに出て頂くのですけど、『ZEROTOPIA』のお稽古中に素敵だなと思って、あの二人に出てほしいとお願いしました。

『REON JACK3』での挑戦を一言で言うと?

挑戦だらけになってしまうと思うのですが、片意地を張った辛い調整ではなく、楽しんでやる挑戦、それでいて周りにいる愛溢れるお客様との通い合いを感じることが出来たらと思っています。

ダンサー柚希礼音としては、いまどのように進化されていますか?

ミュージカルをやっていると、『REON JACK』ほど踊る事がなかなか無いので、普段はレッスンに通っています。
現在出演中の『ZEROTOPIA』が終わると、ダンサーの体を作り直さねばと思っています。
日々、ずっと踊り続けている方々と対等に踊るためには、ダンサー気質にならないといけないですね。

宝塚の時は、お芝居とショーがあったので常に踊っていたのですが、その機会が減った今『REON JACK』でいっぱい踊るのは、見て下さる方にとっても自分自身にとっても満足感のある、充実感のあるものになればいいなと思っています。

リフトされることは慣れましたか?

申し訳なさでいっぱいです(笑)
「重いからゴメンゴメン」って言って遠慮している方が重いという事が分かったので、「すみません、すみません。でもやります!」って勢いでやってました(笑)
今回も大いにやりたいと思います。

『REON JACK2』より

『REON JACK2』からこれまでの1年半を振り返るといかがですか?

『REON JACK2』が終わって、『ビリー・エリオット』からが更に退団後から変わったなと感じました。
『ビリー・エリオット』の時に「こうじゃないといけない」ってことが無いなということが実感としてあり、作品のテーマ性もそうでしたし、自分自身も今までにやるような役とちょっと違ったところに挑戦することで沢山の事を学び、何か吹っ切れた感が『ビリー・エリオット』ですでにありました。

その後『マタ・ハリ』でますます殻が破れた感じがしています。
マタ・ハリという役との出会いが、宝塚でいう『スカーレット・ピンパーネル』のショーヴランに出会った時のような感じがしていて、とても怖いものであったり、正直、お客様の前でこの役を演じることによってどう思われるかなという自分も居たのですけど、一生懸命挑んだ結果にはお客様も納得していただけるんだと思い、色んなものを怖がらず挑戦しようと思う事が出来ました。

そして、出演中の地球ゴージャスでは、これまでとは全然違う役でして。
過去に色々と背負った女性役を演じさせていただきながら、新たに勉強をさせていただいてます。

『REON JACK3』では、一歩一歩踏み出した自分が、今の"柚希礼音"としてどういうことをしたいか考えるのが楽しいです。

これまでにライブコンサートをたくさんされてきて、ご自身の強みは何だと思いますか?

宝塚の時にずっと男役"柚希礼音"を作って、とにかくカッコよく居たいと思っていたところで、スペシャル・ライブ「REON!!」(2012年)を行った時に、カッコイイだけではなく、もっと自分自身を知っていただくために、カッコ悪いところ、ちょっと恥ずかしいところを出してみては?ということになり。

そこで、「カッコ悪くて嫌」とファンの皆さんに思われるかもしないけど、勇気をもってしたことによって、そこからまた第二の柚希礼音が始まったような、今まで「カッコ良くないといけない」と思っていたけど、隠してきた「そうじゃないところ」も見せることによって自分もすごく楽になりましたし、ファンの皆さまも、もう一歩踏み込んで応援してくださるようになりました。

それにより、色んな自分を出すことによって役の柚希礼音と全然違う柚希礼音をコンサートで見せることが出来るようになりました。
退団後も、女性としてどのようなコンサートをやるか悩んで、『REON JACK』でしか見られない柚希礼音をどう見せていくか、ファンの皆様に何を求められているか、たくさん考える時間が自分とファンの皆さまと向き合っている時間だと思うので、コンサートの本番だけではなく、たくさん考える時間が役とは違っています。
コンサートをたくさん経験することによって、自分プロデュース出来てきたかなと思っています。

現役の時も3度のコンサートを経験させていただき、『REON JACK』シリーズも今回で3回目で、節目を迎えると思っています
もちろんこれからもコンサートはやり続けたい気持ちもありますが、今は、『REON JACK3』で燃え尽きようと思っています。

※柚希礼音コンサートの経歴
2012年 スペシャル・ライブ「REON!!」(シアタードラマシティ、日本青年館)
2013年 スペシャル・ライブ「REON!!II」(東京国際フォーラム、博多座)
2014年 柚希礼音スーパー・リサイタル「REON in BUDOKAN~LEGEND~」(日本武道館)
2016年 柚希礼音ソロコンサート「REON JACK」(梅田芸術劇場、東京国際フォーラム)
2017年 柚希礼音ソロコンサート「REON JACK2」(梅田芸術劇場、パシフィコ横浜、福岡市民会館)

来年は20周年になりますね

宝塚の初舞台から20周年なのですが、途中で女優1年生みたいに戻ったので、あまり20周年の感じがしないのですけど、でも節目の年を迎えるにあたり、こうして続けてこられたのは応援して下さる皆様が温かくどんな時も見守って下さったお陰だなと改めて思っています。

来年は日頃の感謝を込めて皆さまに喜んでもらえるようなことをやってみたり、自分自身にとって「ちょっと無理かもしれない」と思ったことにあえて挑戦したいと思っています。
ぜひとも、楽しみにしていただけたらと思います。

最後に、ファンの皆さまにメッセージをお願いします

『REON JACK3』が出来るのは、『REON JACK1』『REON JACK2』と、たくさんの方が観て応援してくださったお陰だなと思っています。
『REON JACK3』の公演発表をした時に、ファンの皆さまが喜んでくださったのを感じると、本当にありがたいなと思っています。

様々な作品に挑戦して女優として一歩一歩歩んでいる私自身を応援してくださるなか、『REON JACK』でしか観れない、『REON JACK』ではこういうものが観たいというお声も私自身に届いているので、私にとってもファンの皆さまにとっても幸せな空間になればいいなと思っていますので、楽しみにしていてください。

『REON JACK2』より

柚希礼音ソロコンサート 『REON JACK3』

Official site

http://www.reonjack3.com

出演者

柚希礼音 
大貫勇輔 大村俊介(SHUN) YOSHIE クリスティアン・ロペス 

ダンサー:
井出恵理子 周平 砂塚健斗 丹羽麻由美 and more

バンドメンバー:
NAOTO(Violin&Band Master)
楠瀬タクヤ(Drums)
二家本亮介(Bass)
山本陽介(Guitar)
野崎泰弘(Keyboards)
足立賢明(Manipulator) 
MARU(Chorus)

クリエイティブスタッフ

音楽プロデューサー:本間昭光
ステージング:大村俊介(SHUN)

スケジュール

■<東京公演>東京国際フォーラムホールC 
2018年10月19日(金)~10月21日(日)
S席:10,000円/A席:7,500円/B席:5,500円
主催:アミューズ/梅田芸術劇場/TBS/WOWOW

■<大阪公演>梅田芸術劇場メインホール 
2018年11月8日(木)~11月11日(日)
S席:10,000円/A席:7,500円/B席:5,500円
主催:アミューズ/梅田芸術劇場/WOWOW

チケット一般発売

2018年8月4日(土)10:00~

LINKS

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Twitter:@YuzukiReonstaff
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