「三春滝桜」だけじゃない!魅力満載の福島県三春町に行ってみた

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シリーズ「お出掛けした気分♪」

ウェザーニュースタッチ「さくらch.」
(c)Weathernews Inc.
ウェザーニュースが提供しているアプリ、ウェザーニュースタッチ「さくらch.」を見たら、この週末に三春滝桜が満開を迎えるとの事で、撮影旅行に出向くことにした。

「三春滝桜」を見に行ったが、結果的に、まだ一部ではあると思うが「三春町」の魅力を存分に知る事が出来た。

2017年4月22日(土) 朝6:30 出発。
以前に一度だけ三春滝桜へは行ったことがあり、その際に現地付近で大渋滞に巻き込まれたため、今回は早めに家を出て渋滞回避を目論んだ。

途中で休憩をしつつ、磐越自動車道の郡山東ICに付いたのが10時頃。
ここまで高速道路の渋滞は無かった。
信号待ちをしていると、他県ナンバーの車が多い事に気付く。みな目的地は三春滝桜のようだ。

三春滝桜に向かう先々で満開を迎えている桜の木々を見ることが出来た。
庭にあるものや並木になっているものなど、これだけでも十分ではないかと思えるほど立派に咲きまくっていた。

ではここで「三春滝桜」とはどんな桜なのか、ちょっとおさらいしておこう。

三春滝桜とは

福島県田村郡三春町にある、エドヒガン系の紅枝垂桜(ベニシダレザクラ)。
大正11年10月12日、根尾谷の淡墨ザクラ・山高神代ザクラなどとともに国の天然記念物の指定を受けた名木です。

日本を代表する桜の巨木で、日本三大桜の一つに数えられ、岐阜県の淡墨桜とともに東西の横綱に位置づけられています。

樹齢は1,000年以上といわれ、樹高は13.5m、根回りは11.3m、枝張りは幹から北へ5.5m、東へ11.0m、南へ14.5m、西へ14.0mの巨木で、近くから見た姿は圧巻です。

国天然記念物(大正11年10月12日、内務省告示第270号)指定名称「三春滝ザクラ」

天然記念物に同時に指定された5本の桜により「日本五大桜」、あるいは、うち3本により「日本三大桜」と呼ばれています。

日本三大桜

「三春滝ザクラ」、「根尾谷の淡墨ザクラ」(岐阜県本巣市)、「山高神代ザクラ」(山梨県北杜市)

日本五大桜

上記のほかに「狩宿の下馬ザクラ」(静岡県富士宮市)、「石戸蒲ザクラ」(埼玉県北本市)

三春滝桜とは – 三春町ホームページ」より引用

魅力その1:「三春町立中郷小学校」の桜

滝桜に向かっている途中で桜並木が目に入った。
ここまで来れば滝桜まではあと少しだし、急ぐ旅でもないのでバイクをUターンさせて並木に向う。
丘を登り、桜並木を潜ると学校らしきものが見えた。
どこか懐かしい風景だった。
桜並木を外から見たらこんな感じでした↓

校庭の前には三春ダム(さくら湖)が広がり、そして長さ218mの「春田大橋」がそびえ立ったいる。

なお、この橋の主塔のは「三春」の「春」の字をイメージして造られたとある。

都心に住んでいると桜の満開は卒業式の後かつ、入学式の前になりがちで、写真に良くある「校門と桜と新入生の構図」が撮れるかと心配することもあるが、ここでは入学式を過ぎてもまだ咲いておらず、あの写真はごく一部の地域のものなんだと感じた瞬間でした。

黄昏ていたらあっと言う間に時間が過ぎてしまった。
せっかく早く家を出た意味が無くなってしまうので、名残惜しいが後にした。
 
 

魅力その2:「三春滝桜」

会場に近づくと、想定通りの大渋滞。時間は11時頃のこと。
車は「滝桜大駐車場」に止めることになるが、バイクは手前の駐輪場に止めることが出来たので、若干短く済んだ。

三春滝桜に到着。全景はこんな感じ。
サークルで囲われているのが「三春滝桜」です。
菜の花の黄色、桜のピンク、空の青と、雲の白。素敵なコントラストでした。

傾斜に植わっており、滝桜を見終わると菜の花を感じつつ丘の上にある桜へと向かうルートが定番らしい。
写真手前の芝生では、座ったり寝そべったりと休憩できるスペースも十分にある。

また、「滝桜大駐車場」から「滝桜」へ向かう道沿いには出店がありスイーツやお土産を買う事が出来る。

滝桜に近づくと↓
丘の上の桜たち↓
撮影をしていると「どっから来たの?」と、近所に住んでいるというお婆ちゃん。
「先週まではまばらに咲いてたんだよ。この1週間で一気咲いたんだから。いい時に来たね~。いっぱい写真撮って帰ってよ」とニコニコしながら声を掛けていただいた。

丘の上から見た滝桜↓

三春滝桜観桜料

300円 (駐車場:無料)
三春滝桜観桜料は、滝桜の保護、管理及び周辺地域の環境保全並びに街の観光振興を図るために利用するそうです。

魅力その3:お土産はぜひ「三春三角油揚」を!

出店で名物の「三春三角油揚」が売られていた。
油揚げ好きとしては、触手が動かないわけがない。
即購入。

見た目にまず驚いた!厚さが4cm位あっただろうか。厚揚げにも見えるが列記とした油揚げだった。
三春三角油揚の両面を焼いた後、片面に「三春ぴーまん味噌」を塗り、この面をもう一度焼く。
それがこれ↑。料金250円。

一口かじると、表面パリパリ、中はパフパフ。
美味い!

(c)有限会社 大畑屋食品
そして感動したのが、「三春三角油揚」に塗られた「三春ぴーまん味噌」だった。

油揚げを焼いた物に味噌を塗ったり、ネギを挟んだりしたものは食べたことがあったが、ピーマンを油揚げのマッチングさせたものは初めての体験。
しかしまぁ、なんて美味しいんでしょう!

ピーマンは三春町の名産地らしく商品開発されたのであろうが、こんなにも油揚げと良い相性だとは思わなかった。
あっという間に1個ペロリと頂いた。
お土産でも売られていたので、自宅用に購入したのは言うまでもない。

出店していた「TO-FU Cafe おおはたや」さんでは、通販も行っているようなので気になった方は是非ともご覧ください。
商品 – TO-FU Cafe おおはたや

魅力その4:「三春ダム(さくら湖)」

巨大構造物を好む者として是非とも立ち寄ってみたいのが「三春ダム(さくら湖)」。
桜と水辺の相性は良い。それがダムならば尚良し。(筆者主観)

三春ダム(さくら湖)

■型式: 重力式コンクリートダム
■堤高: 65m
■総貯水容量: 42,800,000㎥
■竣工: 平成10年


春田大橋が見える↓

施設の周りにもたくさんの桜があって、堤頂長を歩いた後に見ると心も身体もホッと安らぎました。

三春町の魅力にふれて

一般的に「梅・桃・桜の花が一度に咲き、三つの春が同時に来るから三春と呼ばれるようになった」と言われています。
しかし、現在の三春の気候で、こうした状況に逢えるのはまれなことです。

三春の歴史概要 – 三春町ホームページ」より引用

このように三春町ホームページには書かれていますが、伺った時には滝桜の丘の上でまだ梅の花が咲いて香りを漂わせていました。
もちろん桃の花も咲いていました。そして滝桜も。
今年は珍しかったのでしょうか、町の名前の通り「三春」を感じることが出来ました。

今日、滝桜が散り始めになったとの情報がありました。
どうやら一番の最盛期に伺えたようです。
このページを見て頂き、これから滝桜を見に行こうと思った方はいないかもしれません。
是非来年、滝桜をご覧になってみてください。
そして滝桜だけではなく、三春町の春をたくさん感じて頂けたら本望です。
 
 

上記2点の写真は、前回訪問時のもの
2012年4月29日18時~19時頃撮影
筆者は日中に伺いましたが、夜になるとライトアップが行われています。
■実施期間: 平成29年4月15日(土)~23日(日)
■点灯時間: 18:00~21:00

また、滝桜だけではなく、三春町内の8ヶ所でもライトアップが行われています。
福聚寺の枝垂れ桜(御免町)
常楽院の枝垂れ桜(四軒丁)
王子神社の桜(大町)
八十内公園の枝垂れ桜(桜ケ丘)
浪岡邸の枝垂れ桜(南町)
田村大元神社山門の枝垂れ桜(山中)
桜谷の枝垂れ桜(大町)
法蔵寺の枝垂れ桜(荒町)
■実施期間: 平成29年4月15日(土)~23日(日)
■点灯時間: 18:00~22:00

春が溢れた三春町。3つだけではなくたくさんの春がある三春町。
春を思う存分体感してください!

ここまでお読みいただいた方に朗報

会場までお車で向かわれる方、「無料シャトルバス」が絶対にお勧めです。
会場近くの「滝桜大駐車場」付近は大渋滞でなかなか進みません。
特に引船三春ICから向かわれる道路の渋滞は激しいです。

渋滞が予想される期間は、三春町運動公園から滝桜まで「無料シャトルバス」を運行しますので、ご利用ください。
郡山東ICもしくは引船三春ICから国道288号線を通り、県道144号線に入るとすぐに「町営運動公園」があります。
お車の方は、運動公園へ車をとめ、シャトルバスへ乗り換えて滝桜へお越しください。

一般車両の案内ルートとは別の車両規制が行われているルートを運行しますので、渋滞がなくスムーズに滝桜まで行くことができます。
■2017年の場合
【運行日】平成29年4月15日(土曜)・16日(日曜)・22日(土曜)・23日(日曜)
【運行時間】午前8時~午後9時30分
【料金】無料
【乗車場所】三春町運動公園(三春町大字貝山字泉沢100)
開花状況により日程が変更になります。向かわれる際は必ず最新情報をご確認下さい。

現地付近は車両規制を行っており、一般車両が入る事が出来ない道路があります。
カーナビの誘導ではなく、現地の案内板ならびに係員の指示に従い走行してください。
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