初舞台の成田凌と葵わかながダブル主演!前田敦子、柄本時生など豪華俳優陣が集結!蜷川幸雄の指名で野田秀樹によって産み落とされた『パンドラの鐘』が杉原邦生の手で蘇る!6月より東京・大阪にて上演決定
20世紀最後の超大作『パンドラの鐘』が世紀を超えて蘇る
1999年に蜷川幸雄のご指名で野田秀樹によって産み落とされた『パンドラの鐘』。
当時ともに世界の舞台で戦った日本の演劇界の二大巨頭、蜷川と野田によって、Bunkamuraシアターコクーンと世田谷パブリックシアターの二館で同時期に上演され、蜷川は“岩”、野田は“紙”と、同じ作品ながら全く違ったモチーフとアプローチで作品を創り上げ、世紀の競演は一大センセーションを巻き起こした。
さらに蜷川版には、大竹しのぶ、勝村政信、生瀬勝久、松重 豊、一方の野田版には、堤 真一、天海祐希、古田新太、松尾スズキなどが出演し、豪華出演陣の対決も大きな話題を呼んだ。
そして、現役のまま惜しまれつつ2016年にこの世を去った前芸術監督・蜷川幸雄の七回忌を迎える今年、“NINAGAWA MEMORIAL”と題し、初演以来23年ぶりにBunkamuraシアターコクーンにて上演が決定した。
蜷川作品より多大な影響を受け、アングラ、シェイクスピア、海外戯曲、歌舞伎まで様々なジャンルの作品を手掛けている、新世代の演劇界を担う気鋭の若手演出家、杉原邦生の手によって、記念すべき公演として再び現代に蘇る。
成田 凌、葵 わかな、前田敦子、南 果歩、白石加代子ら確かな演技力を持つ豪華俳優陣が集結
勝村政信、堤 真一の怪演が話題となった葬式屋のミズヲ役を演じるのは、今作が初の舞台出演にして、初主演となる成田 凌。
2014年の俳優デビュー以降、多くの映像作品に出演し、主演作も数多い成田の初めての挑戦に期待が高まる。
そして、大竹しのぶ、天海祐希の演じた古代の女王・ヒメ女役を演じるのは、多くの映像作品に出演しながら、舞台にも定期的に出演を続けている葵 わかな。
フレッシュながら、その存在感と演技力の光るこの二人が、17年放送のNHK連続テレビ小説『わろてんか』以来の共演で、ダブル主演を務める。
さらに、オズの婚約者・タマキに前田敦子。
古代の国の重臣・ハンニバル役に玉置玲央。
カナクギ教授の助手・オズ役に大鶴佐助。
オズと同じくカナクギ教授の助手・イマイチ役に柄本時生。
考古学者のカナクギ教授/ヒメ女の兄・狂王の二役に片岡亀蔵。
ピンカートン未亡人役に南 果歩。
ヒメ女の乳母・ヒイバア役に白石加代子と、若手からベテランまで、確かな演技力をもつ豪華な俳優陣が集結した。
―—賭けをしましょう。あなたの服に触れず、その乳房に触れた日のように、いつか未来が、この鐘に触れずに、あなたの魂に触れることができるかどうか。滅びる前の日に、この地を救った古代の心が、ふわふわと立ちのぼる煙のように、いつの日か遠い日にむけて、届いていくのか。ヒメ女、古代の心は、どちらに賭けます? 俺は、届くに賭けますよ。
古代から現代へ、遥かなる時空を超えて壮大なスケールで描かれたこの作品は、「挑戦に満ちた非常に面白い本」と蜷川が語った通り、日本の歴史のTABOOに真っ向から挑んだ衝撃作。
今もなお色褪せないメッセージを、現代を生きる人々にお届けする。
あらすじ
太平洋戦争開戦前夜の長崎。
ピンカートン財団による古代遺跡の発掘作業が行われている。
考古学者カナクギ教授の助手オズは、土深く埋もれていた数々の発掘物から、遠く忘れ去られていた古代王国の姿を、鮮やかによみがえらせていく。
王の葬儀が行われている古代王国。
兄の狂王を幽閉し、妹ヒメ女が王位を継ごうとしているのだ。
従者たちは、棺桶と一緒に葬式屋も埋葬してしまおうとするが、ヒメ女はその中の一人ミズヲに魅かれ、命を助ける。
ヒメ女の王国は栄え、各国からの略奪品が運び込まれている。
あるとき、ミズヲは異国の都市で掘り出した巨大な鐘を、ヒメ女のもとへ持ち帰るが…。
決して覗いてはならなかった「パンドラの鐘」に記された、王国滅亡の秘密とは?
そして、古代の閃光の中に浮かび上がった<未来>の行方とは…?
COCOON PRODUCTION 2022 NINAGAWA MEMORIAL『パンドラの鐘』
作
野田秀樹
演出
杉原邦生
出演
成田 凌 葵 わかな
前田敦子 玉置玲央 大鶴佐助
森田真和 亀島一徳 山口航太 武居 卓
柄本時生 片岡亀蔵 南 果歩 白石加代子 ほか
東京公演
会場:Bunkamuraシアターコクーン
公演期間:2022年6月6日(月)~28日(火) 全25回公演チケット発売日:2022年4月17日(日) AM10:00~
チケット料金(税込):S席11,000円 A席9,000円 コクーンシート5,500円(全席指定)
U25(25歳以下当日引換券)3,500円
※詳細はホームページをご覧ください。
※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上、ご購入ください。
※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。
主催:Bunkamura
大阪公演
会場:森ノ宮ピロティホール
公演期間:2022年7月2日(土)~5日(火) 全5回公演チケット発売日:2022年5月22日(日) AM10:00~
チケット料金(税込):11,500円(全席指定)
主催:サンライズプロモーション大阪
企画・製作
Bunkamura