<インタビュー>夏八木「”私が生きている”という事を覚えていてほしいという欲が出て応募しました」、小宮孝泰プロデュースvol.8『亀と観覧車』6月22日より下北沢・小劇場「楽園」にて上演
純愛か、背徳か。
ホテルの清掃員をしながら夜間高校に通う涼子は、ある日、小説家の南馬と出会う。「ヘンな人」でしかなかったその存在が、涼子の人生を静かに、そして大きく動かしていく―。
青春ミステリの奇才が原点に戻って描き上げた傑作長篇。
樋口有介の小説「亀と観覧車」を小宮孝泰プロデュースvol.8として、6月22日から7月1日まで全14ステージを下北沢の小劇場「楽園」にて上演。
オーディションを勝ち抜き、今作が初舞台となる夏八木映美子と、劇団スーパー・エキセントリック・シアターの安川里奈がWキャストでヒロインを演じる。
脚本・演出は、劇団B級遊撃隊主宰であり、『ぬけがら』で第50回岸田國士戯曲賞を受賞した佃典彦が手掛ける。
稽古中盤に差し掛かった某日、稽古場にてインタビューを行った。
インタビュー
小宮さんと佃さんのご関係は長いんですか?
小宮)そうですね、だいぶ前から知っているんですけど、結構仲良くなったのは、星屑の会という舞台で「クレイジーホスト」で共演してからですね。
あれは何年前だっけ?
インタビュアー)星屑の会「クレイジーホスト」は97年に本多劇場で上演されてます。
小宮)あー、じゃあ古いね。
佃)21年前だね。
小宮)それ以来、懇意にしていただいて、それまでは演劇人なので知っていましたけど、共演してからは役者としても仲良くさせていただいてます。
普段喋るとこんな感じなんだけど、書くものがどうも不条理系だなと思ってます。
今回の小宮孝泰プロデュースvol.8で「亀と観覧車」を選ばれたのはどうしてですか?
小宮)年齢を重ねていくと男優も女優もそうですけど、役柄が狭まっていくわけですよ。
役者をやっているからには、自分でやりたい役を自分で探した方がいいだろうと思って、本を読むときもそのようなことを思いながら読むわけですけど、この『亀と観覧車』はピンと引っかかったんですね。
書評は割と読むようにしているんですけど、学園ミステリー作家の「南馬(なんま)」という役をやってみたいなと思って、もう一度本を読み直して、やっぱりやってみたいなって感じたんです。
佃さんに頼むときに、僕らは星屑の会では水谷龍二という座付き作家が居ますけど、この作品はエロもあり残酷もありの話なので、普通の人に書いてもらうのは無理だなと思って、異常な世界も描ける方が良いなと思って、佃さんにお願いしました。
あまり尋常じゃない世界も描いてもらえるので、佃さんに本を読んでもらって「どう?芝居書ける?」って聞いたら、「書けますよ」っていうことだったので、始まっていきました。
佃さんは、小宮さんからこの話を伺った時は、どのような感想をお持ちでしたか?
佃)小宮さんから「小説を送るから読んでくれる?」って感じだったですよね。
小宮)最初はなるべく多くの情報を与えないで、とりあえず読んでって事だったんじゃないかな。
佃)小宮さんが僕に台本を書いてくれって話は珍しいなと思って、まずは。
でも、送られてきた小説を読んで「あーなるほどな」とは思いました。
どこの分野かなと言ったら、僕の分野だなと。
小宮)あははは
佃)小宮さんが「南馬」をやりたいって言うのもよく分かったし、どうやったら芝居になるかなというのも、本を読んですぐ頭の中でグルグルっと回転させて、すぐに出来ました。
「この原作で」って話で原作を読んだ時に、頭の中で構成が中々組立たない時もあって、そういう時は書き始めても面白いものが出来るかどうかっていうのは、書きながらでも不安なんだけど、今回みたいに小説を読み終わった後に組立って早めに浮かんだので、次に小宮さんと会った時には「こうしてみようか」みたいな話はしたもんね。
小宮)そうだったね。
本当のことを言えば、映像でやりたいくらいだったんですよ。
でも映像はお金が掛かるから、いきなりやるのはまずムリだろうなと。
しかも、1回やってないと信ぴょう性も無いし、だったら舞台だなと思ったわけです。
でもこの作品のロケーションが色々あるし、沖縄にも行ったりするし、小説だから登場人物もある程度多いし、自分の舞台は小劇場公演にしかならないし、佃さんに「どうします」って相談したら、「だったら女子高生のヒロイン以外は小宮さんが演じればいいじゃないですか」って言って、僕の想像もしていなかったアイディアを投げかけらたので「あー!そうくるか」って。
今の話、佃さんが頭の中ですぐに浮かんだのって初めて聞きましたけど、今回驚いたのは、自分のプロデュースで新作をやるのって何だかんだ言ったって不安なんですよね。
小説は渡してありましたけど、大概稽古初日に台本は書けてないんですよ。
今回は稽古が始まる2週間前に「もう書けました」ってメールが届いてビックリしたんです。
ここから書き直しがあるんだよなって読んでいったら、「あれ?出来てる!」って。
しかも、小説に無い世界も過不足なく描かれていて、ナチュラルな芝居にもなっていて、凄いなと思いました。
ヒロインオーデションが開催されて、要綱の中には「ヒロインは、女子高校生です。劇中に恋人との入浴シーンがあります。裸にはなりませんが、一部肌の露出が想定されます。ご了承のうえ、お申し込みください。原作をご一読してからのご応募をお勧めいたします。」とありました。
その上で、応募したキッカケを教えてください
夏八木)4月に祖母が亡くなって、自分で映画を撮ろうと思っていたんですけど、いや、直接皆さんに「私が生きている」という事を覚えていてほしいという欲が出てきまして、何かしなきゃ何かしなきゃと模索をしていた時にインターネットでこのオーディションの事を見つけまして、「これだ!」と思ってすぐに応募しました。
安川)私は、事務所からオーディションを受けてみないかと話をいただきました。
この小説が舞台でどんなものになるんだろうって、可哀そうな話なので結構不安だったんです。
オーディションを受けてみないかって言われたときにセクシーな要素などは抵抗なかったですか?
安川)特になかったです。
なんでもやってみたいとやってみたいって感じなので、でも実際に脱げって言われたらアレなのかな(笑)
小宮)小説は読んで面白いと思ったの?
安川)小説は、めっちゃ闇深いなと思いました。
エロいなって思いました。
SET制作スタッフ)SETは女性が肌を露出する作品をやると座長(劇団SET座長・三宅裕司)が心配するんですよ。
以前に、新藤兼人監督の『午後の遺言状』で劇団員の瀬尾智美が出演してヌードになった時は、座長がものすごく心配して「そんなことをやって大丈夫なのか?」って。
うちの女優にセクシーなシーンがあるっていうと、物凄く心配するんです。
一同)へぇー!
SET制作スタッフ)これまでですと、先ほどの瀬尾智美と、篠山紀信さんに撮っていただいたのが今村明美、松坂桃李さん主演の舞台「娼年」に出演した良田麻美だけですね。
安川)じゃあ劇団としても貴重な体験ですね。
夏八木さんは今回が初舞台になりますか?
夏八木)はい、初めてです。
演技をするのも初めてです。
大学で映画を作る方はしていたんですけど。
書く授業はいっぱいあって、今回の小説を読んだ時に「これ、どうするんだろう?」って思いました。
登場人物がいっぱいなので、沖縄に行ったりあっちに行ったり、人は死ぬし、どうなっちゃうんだろう思っていたのが、舞台の上演時間にキュッとまとまって、あんなに、こんなに面白く書けちゃうんだって言うのは、自分で書くことも勉強していたので、すごく勉強になるなと思ってずっと読み返してどこがどうなっているんだって照らし合わせながらやってます。
小宮)佃さんはシナリオも書いているから、そっちの書き方も出来てるのかもしれないね。
まるで演劇チックでもないし。
安川さん、二人芝居は初めてですか?これまで稽古をしてきて如何ですか?
安川)二人芝居は初めてになります。
二人芝居はあのー、、、助け合いですね。
会話でしかないので、いままでやってきたものと全く違うものに挑戦している感じはします。
SETの大人数でのエンターテイメントとは違うし、コメディーっぽいところもあるんですけど、人間関係をお芝居しながら作っている感じがします。
Wキャストでヒロインをしていない回は黒子で出ているんですけど、黒子でずっとステージに出ている方が集中してやれると思うんですよ。
『※絢爛~』の時もそうだったんですけど。
だから黒子の方が緊張しそうだなって思ってて。
(※:SET LABO「絢爛とか爛漫とか」)
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佃)黒子はずーっとお客さんからは見えていて、明かりもしょんぼりは付いてると思うから、実は黒子の人が最初っから最後まで一度も引っ込むことなく居るかもしれないよ。
安川)私は、目の前で起こっていることをずっと見ていそうで。
佃)やることを忘れて?
安川)そうなんですよ。
佃)それはダメだよ!(笑)
小宮)稽古中に困るのは、黒子の時に黒子の役で見ていればいいんだけども、ただの傍観者として見てるから「お前、ここに居ないじゃん」って事があるんですよ。
安川)色々と道具を出したりとか、役目があるんですけど、見入っちゃうんです。
本当に申し訳ない(笑)
小宮)稽古場で座る位置も違ってるじゃん。
一同)爆笑小宮)僕は色んな役をやることになるんですけど、君たち(夏八木、安川)からは二人だけでやっているって感じはしてるの?
相手が変わった感じはするの?
すごくガサツな人間と、そうじゃない人間が出てくるじゃない。
安川)そうですね、シーンごとに全然違う空気はしますけど。
小宮)二人のみって感じはしないんじゃないの?
役によって、会話がしやすい奴とそうじゃない奴がいるじゃない。
安川)私たち(安川・夏八木)が演じる役も小宮さんが代わる事によって表現が変わっているので、お互いに変化してますね。
小宮)佃さんは最初から演出の仕方として、ある程度の"画"が出来ていたみたいで、女子高生役の2人が違うキャラクターだというのを知っているので、最初から違う演出をしているんですよ。
これから寄せたりする作業があるのかもしれないけど、いきなり違ったので僕はビックリしたんですけど。
だんだん2パターンに分けていくのではなくて、最初から分けてやっていたから、それによって僕の対応も変わってきますからね。
演出を始めるときから、Wキャストの2人はそれぞれに演出していくことを決めていたのですか?
佃)本を書いている時点で、小宮さんにこっちで着替えてもらって、カーテンの向こう側だけがリアルな地獄があるってのは何となく浮かんでましたけど、"画"は浮かんでるとかそういう感じではないです。
小宮)でも、サジェクションをよくするじゃないですか。「はい、沖縄、海。叫んでみて!」ってどんどん指示を出すじゃないですか。
あれは、"画"が浮かんでなくても思いつくってこと?
佃)案外、その場の思いつき。
でも思いつくのは、僕が思いつくのではなくて、思いつかせてくれる感じ。
この人こうしたら面白そうだなとかって。
安川は動かずに座っての方が良い感じかなとかっていうのは、僕が思いつくというよりは、思いつかせてくれる感じではありますね。
お相手をしている小宮さんは、それぞれの女優さんをどのように受け止めていらっしゃいますか?
小宮)えー!そんなに飲みにも行かないから分からないけど。
いまやってて、明らかに違うと思うのは、まずひとつは声なんですよ。
(安川は)舞台をやっているから、出てるんですよ。
(夏八木は)声が小っちゃいです。
でも逆に、僕が素人みたいに小さい声を出せと言われても、もう出せないんですよ。
そんな声がどんなだったか分からないんですよ。
地声がもうこんな感じですから。
(夏八木は)それがまだあるんですよ。
何もないが故に、まだそれがあるんですよね。
だけど、ワークショップをやったときに流石に小劇場とはいえ小さすぎるなって思う事もありますけど、いまは声が出るようにはなってきて。
それが、そのまんまの近さでなるべくリアルな声でいければ一番いいんじゃないなか思ってます。
映画は作っているんだけど、役者を扱ったことがないから、本を先読みしちゃったりしてるから「まだまだそっちじゃない」って止めたりして。
安川さんとは、昨日ちょっと即興でやるところが2~30秒あったんですよ。
パッとやったらパパっと返ってくるんですよ。
すぐに出来ちゃうんですよ。
そしたら演出に「んー、出来過ぎちゃうからつまらない」って言われちゃって。
それだとこの二人でやるだろうって事がわかっちゃうって。
要するにすぐに出来ちゃうのは楽になるじゃないですか。
楽にやると役と違うところになっちゃうんだよね。
自分になっちゃうじゃないですか。
そこは敢えてずらしていかないといけないみたいなところはあるんですね。
安川さんはハキハキしてるし、夏八木さんはおとなしいし。
一緒にお風呂のシーンをやってますけど、こっち(安川)の方が元気があるのかなとか想像したり(笑)
一同)(笑)
小宮)(夏八木は)まだシャイなところが残ってる。
(安川は)別な意味でシャイじゃないっていうことじゃないですよ!(笑)
安川)(笑)
小宮)基本的に伝えているんですけど、役者やっててベテランでも心してない人も居るんですけど、セリフをしゃべる事が大事な訳では無くて、聞くことの方が大事なんですよ。
自分のセリフは相手のためにあるんです。相手のセリフを受けて自分がしゃべるんです。
会話しろってことなんです。
自分のセリフを上手に言う事なんてどうでもいいんですよ。
大先輩から教わって自分自身も感じているんですけど、その場で生きて会話をしていれば自然となるわけですし。
それが楽過ぎるといけないから負荷を掛けてなきゃいけないけど。
演出家の佃さんからはこの二人はどのように映っていますか?
佃)そーですねー、、、まず背丈が違う。
夏八木・安川)(爆笑)
小宮)これって意外と重要なことなんですよね。
佃)やっぱり背丈が違う、、、それぐらいかな。
夏八木・安川)(爆笑)佃)俳優さんの体の形とか、動きの速さ、腕を動かすときにどんな風に動かすのだろうとか、まずそこに僕は意識が行くので。
二人は好対照なので、演出をしていても面白いし、小宮さんの様子を見ているのが面白くて。
小宮さんは1日に必ず2回やる訳じゃないですか。Wキャストだから倍やるでしょ。
小宮さんは受けの役だから、相手役が違うと芝居も違ってくるじゃない。
それを見ていてね、一番楽しい。
小宮孝泰プロデュースでSETに制作をお願いしている経緯を教えてください?
小宮)2003年に僕のひとり芝居『接見』を下北沢OFFOFFシアターでやってた時に、SET制作の鈴木さんがいらして「お手伝いしましょうか?」って言われたのが最初のキッカケですね。
ひとり芝居だからフットワークが軽くてやり易いとか、SETの制作の流れで僕のやつは喜劇といってもお芝居の流れが入っているのでやり易いと思ったのもあるんでしょうね。
その後に行った『線路は続くよどこまでも』は全面的に制作で入ってもらって、それが2008年か。
それからは僕がやるやつで、制作の時間が許す限りはやっていただいてます。
どうしても僕が6月とか11月にやりたいって言ったら、11月はSETの本公演があるから出来ないって言われちゃうんですよ。
僕ひとりが制作している部分については、8割がたお手伝いいただいている形です。
小説『亀と観覧車』の読者が「映像化されれば面白いと思うし名作になる気がします」と感想が書かれていて、色んな制限がある舞台では難しいことが多いのではないかと思ったのですが、如何ですか?
小宮)舞台の魅力の一つは、何も無いから何でもありなんですよ。
だから逆に映像でやるよりは、すぐに北極でもどこでも飛べちゃうし、イマジネーションに掛かってますね。
その人がそういう風にやっていると、そう見えてきちゃうんです。
本当のロケの方が圧倒的に迫力があって違いますからね、それは舞台とは永遠に差が埋まらないですけども、どちらにも魅力はあるし、始まってしまえば役者のものですから。
なるべくお客さんは役者に身をゆだねて、心の闇を想像しなければならなくて、お客さんも一緒に参加して想像力を働かせないといけないです。
この芝居を観る方は、少しは疲れますね。考えなければいけないから。
“画"を自分で作らないといけないから。
そこが舞台の魅力であり醍醐味でもあります。
最後に見どころをお聞かせください
小宮)僕は色んな役をやっていくんですけど、これまで一人芝居で色んな役をやってきましたから経験はあるんですけど、今回も面白さを感じています。
僕が元々やりたいのは南馬先生がやりたい訳で、あとヒロインのお母さんがとても重要な役なので、その人間の内面もガンといくくらいに掘り下げて演じないといけないです。
Wキャストで二人相手が居るから、それぞれ稽古場でも雰囲気違うし、観て頂ける方はできたら2パターン観た方が面白いと思います。
演者が違うだけでは無くて、演出も違ったりしますから、観て頂けたら嬉しいです。
安川)ヒロイン役ということで、誰かに恋をしてる役が初めてなので、本当に挑戦なんですよ。
大学からお芝居をやらせてもらっていますが、おばあちゃんの役とかキツネとか、少年とかそういうのばかりだったので、自分に近くて1対1の会話で密度の濃い時間にしたいと思っています。
劇団にいる自分とは違うお芝居と存在で居れたらと思っております。
夏八木)見どころは全部です!(笑)
全部だと思います。
黒子であっても必要ですし、小宮さんの全部のキャラクターも必要ですし、どの場面も落としてはいけなくて、人間としても涼子(すずこ)っていう女の子は一体どうなっていくんだろう、南馬先生ってなんでこの人と一緒に居るんだろうとか、不思議な感じを味わっていただけたらなと思います。
私がここに参加していること自体が、ドラえもんみたいにちょっと浮足立ってる存在で、微妙にちょっと浮いている感じで、佃さんと皆さんに下に引っ張り下ろしてもらってる感じです。
涼子ちゃんがおバカなのか頭が良いのか分からない感じで、アホなことを言ってたと思ったら急に「人生って・・・」って語りだして、この子って何なんだろうなって急に心理を付くんですけど、自分で演じてセリフを言ってもハッとしてしまって、そうやって生きていかなきゃなって思う所もあります。
オーディションを受けるキッカケで、「私が生きているという事を覚えていてほしい」と言ってましたが、この舞台が終わった時、自分はどのように変わっていると思いますか?
夏八木)物理的に何ですけど、この前母に「なんかゲッソリしてない?」って言われて(笑)
終わったらもしかしたら、もっとゲッソリしてるかもしれないです(笑)
小宮)終わったら声が大きくなってるんじゃないの?
夏八木)それはあるかもしれないですね。喉が強くなってるかもしれないです。
小宮)家でうるさいって言われるんじゃないの?
「お前、うるさいよ最近」って(笑)
一同)(笑)
佃さん、お願いします
佃)見どころは、涼子がWキャストで二人居ることと、それと何役もやる小宮さんが全部受けきる。
その辺りが面白いと思うので、Aチーム・Bチーム、出来れば両方観て頂きたいなぁって思います。
小宮)いま気が付いたんですけど、これまで自分で制作してメインキャストをしてる作品で、頭のシーンもラストシーンも僕のセリフじゃないって作品が初めてなんですよ。
だから二人には頑張っていただきたい。
頭もラストも二人に委ねているので、お願いします。
小宮孝泰プロデュースvol.8「亀と観覧車」
原作
樋口有介(中央公論新社)
脚本・演出
佃 典彦( 劇団B 級遊撃隊 主宰)
劇場
小劇場「楽園」(下北沢)
出演
小宮孝泰
夏八木映美子(Wキャスト:A)
安川里奈[劇団スーパー・エキセントリック・シアター](Wキャスト:B)
公演日程
2018 年6月22日(金)~7月1日(日)
6月22日(金)19:30A
6月23日(土)14:00B/18:00A
6月24日(日)14:00B
6月25日(月)19:30A
6月26日(火)19:30B
6月27日(水)14:00A/19:30A
6月28日(木)14:00B/19:30B
6月29日(金)19:30A
6月30日(土)14:00A/18:00B
7月1日(日)14:00B
※開場は開演の30分前。
※未就学児入場不可。
料金
前売3,800円
当日4,000円
通し券6,000円(日時指定・自由席)
プレイガイド
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SETインフォメーション 03-6433-1669(平日11時~18時)