劇団スーパー・エキセントリック・シアター第59回本公演『太秦ラプソディ～看板女優と七人の名無し～』主役の栗原功平＆岡山玲奈にインタビュー！「座長の方針でSETは何でも出来る役者を育てる劇団にしてくれている」
第59回本公演「太秦ラプソディ～看板女優と七人の名無し～」について
第59回本公演「太秦ラプソディ～看板女優と七人の名無し～」の見どころを教えてください
栗原）撮影所の大部屋というところは、普段一般の方が見ることが出来ない場所ですよね。
普通は、演じているところを見ているので。
それを斬られ役という大部屋の人たちがいて、その人たちたちに焦点を当てたお話になっています。
シーンだけがカッコいいわけでは無くて、それを支えている人たちのお話なので、そこが見どころですね。
岡山）シーンは、ひとりでは成り立たないじゃないですか。
いかに周りの人たちが重要か。
大部屋の人たちもそうですけど、カメラマンやスタッフさんとか、見えないところで頑張っているかを写しているので、そこは見どころだと思います。
それぞれ、ご自身の役どころを教えてください
岡山）私が演じる『ゆりさ』は、大部屋の女優ではあるんですけど看板女優として大部屋のお仕事も外のお仕事もやらせてもらって人気もある役者です。
大部屋の皆さんが大好きで、殺陣が大好きで、誇りを持って仕事をしている、芯のある女性です。
栗原）元となった福本清三さんという方がいらっしゃるんですけど、その方の生き様をそのまま出来たらなって思ってます。
「5万回斬られた男」の異名を持つ方で、ドキュメンタリーが作られたりする方なので、劇場に来られるお客さんも見ていたりすると思います。
でも、自分なりにそのまま演ればいいかなとも思ってます。
自分も劇団員をずっとやってきてますが、売れている訳ではないですし、アンサンブルなどずっと演ってきていて梲が上がらない人間でもチャンバラが好きで、いつかって信念を持っている人間の生き様を二時間の中で分かってもらえたら嬉しいです。
本公演の題材になっている「大部屋」ですが、劇団も同じようなシチュエーションではないかなと思いますが、劇団SETに所属してみていかがですか？
岡山）これまでのようには出来ていないと思うのですが、私たちの代は若い年齢が多いので私生活も含めてたくさん教えていただいて、たくさん成長できた1年だったと思います。
すごく暖かいです！
家族とは違いますが、また別の居場所が出来ました。
栗原）色々とやることがとにかく多いよね！
岡山）そうですね、すべて糧になっています。
楽しいことばかりではないですが、それも先輩方が経験してきたことなので、それも含めて頑張れています。
皆さんに支えていただいて、ありがとうございます。
栗原）こちらこそ、ありがとうございます。
自分の先輩たちからずっと続いてきたことだからね。
コメディーをやってアクションやってアクロバットもやって、芝居はもちろんですけど、色んな事を経験することができて、それで外の現場でお仕事をしたときに「自分は色んなことが出来るようになっていたんだ」って思えた時に、すごく感謝しました。
まだ2年目だからまだ実感はないかもしれないけど、だけど絶対にこの劇団に入ってよかったなって思える時がくると思うよ。
座長の方針で、スーパー・エキセントリック・シアターは何でも出来る役者を育てる劇団にしてくれているので、本当にありがたいですよね。
入団した当時は「なんてものを作ってくれたんだ！」って思いましたけど、あれもやらされて、これもやらされてって（笑）
でもその時に頑張ったことが今では生きているのでとても助かっています。
岡山さんはコロナ禍で初舞台を迎えていて、これまでならこんなことも伝えられたはずなんだけどと言うものがありますか？
栗原）いまの若い子達はとても器用で、吸収力があるから、玲奈なんかも一つ言ったら三つくらい分かるなので、成長は早いですよ。
僕は本当に不器用だったし、時代なのかなって。
玲奈は、今回の本公演の前に熱海五郎一座の時に剣アクションをやっていて、今回は太秦が舞台だし僕が伝えられる事を教えたんですけど、吸収が早いんで羨ましいです。
逆に栗原さんに教えて欲しいことはありますか？
岡山）教えて欲しいことはたくさんあります！
コメディーについて、本当に教えて欲しいです。
今回ヒロインをやらせてもらって、何個か笑いのポイントをやらせてもらうんですけど、なかなか座長の思っているものに近寄れていないので、何を信じて演ればいいのか・・・。
栗原）それはもう座長でしょ！
小倉さんも言ってたけど「座長の言うとおりに演ればいいんだよ」って、「それだけで面白いんだよ」って。
でもその座長の意図を組むのが難しいんだよね。
僕らは言われた事をそのままストレートに芝居をするから、そういう笑いもあるけど、ちょっと崩さないと出来ない笑いもあるし、まだその引き出しが無いからひたすら見て学ぶしかないよ。
岡山）ありがとうございます。
栗原）座長は俯瞰で見た玲奈を知ってるじゃない。
だから座長は「こうやったら面白くなる」って教えてくれるけど、自分を俯瞰で見た自分を分かってないから「分からない」ってなっちゃうんだよね。
なので、ひたすら自分を探すしかないんじゃないかな。
最後に。劇場に来られる方にメッセージをお願いします
岡山）舞台を観にいくと、表だけを観て、出ている人を観ていると思うんですけど、今回は撮影所が舞台なので演じている人ももちろんですが、まわりのスタッフさんの動きとかも見えるようになっているので、ぜひ真ん中だけではなくて端っこの方とか奥の方ですごい事をしていたりするので、私はそこを観てもらいたいです。
全体を楽しんでもらえるような作品作りをしているので、楽しみにしてもらえたらと思います。
栗原）何も考えずに、笑いに来てください。
もう、それに尽きますね。
こういうマイナスな世の中で、何も考えずにゼロの状態で来ていただいて心動かして笑ってもらって、100になっていただけたらありがたいです。
あとは大部屋俳優の熱量を見てください！
特に岡山さんのヒロインとしてはどこに注目でしょうか？
岡山）私の見せ場はやっぱりラストだと思います。
色々あって最後の殺陣、みんなでやる殺陣が見どころじゃないかなと思います。
色んな感情が全部含まれた『ゆりさ』だけではなくて、からみ※の皆さんも色々あったことを感じながらやる殺陣なので、そこをぜひ見ていただきたいです。
（※からみ：劇構造のうえからはまったく意味のない役で、主演者の強さを強調したり、その動きを引き立たせるため、主役に絡んで立ち回ったりする役）
－－稽古中のお忙しい中、ありがとうございまいた。
劇団スーパー・エキセントリック・シアター第59回本公演 ミュージカル・アクション・コメディー「太秦ラプソディ ～看板女優と七人の名無し～」
脚本
吉高寿男
出演
三宅裕司
小倉久寛
劇団スーパー・エキセントリック・シアター
東京公演
会場
サンシャイン劇場
日程
2021年10月22日(金)～11月7日(日)
※開場は、開演の45分前です。
※未就学児のご入場はご遠慮頂きます。
※車椅子のお客様は、お手数ですがチケットご購入前にチケットスペース(03-3234-9999)お問い合わせまでご連絡下さい。
チケット料金(全席指定・税込)
・S席 8,500円
・A席 7,000円
・こども券 3,500円
※小学生対象。
※保護者同伴の場合のみ購入可能。
※当日、年齢を証明できるものをご持参ください。
・アンダー25当日券 4,000円
※平日公演限定。
※当日、年齢を証明できるものをご持参ください。
※お座席の指定はできません。数に限りがございます。
主催
劇団スーパー・エキセントリック・シアター
ニッポン放送
企画制作
(株)スーパーエキセントリックシアター
(株)アミューズ
(株)アタリ・パフォーマンス
お問合せ
チケットスペース：03-3234-9999
愛知公演
会場
穂の国とよはし芸術劇場PLAT
日程
11月12日(金) 13:00開演
11月13日(土) 18:00開演
※未就学児のご入場はご遠慮頂きます。
※託児サービス・車いすスペースがあります。詳細は穂の国とよはし芸術劇場PLATの公式サイトをご確認下さい。
チケット料金(全席指定・税込)
・S席 7,000円
・S席ペアチケット 12,000円
・A席 5,000円
・B席 3,000円
・U25(B席) 1,500円
・高校生以下(B席) 1,000円
※U25(25歳以下)・高校生以下は一般発売日からプラットチケットセンターにて取扱い。
※1人1枚・枚数限定・座席指定不可・入場時本人確認書類提示。
お問合せ
プラットチケットセンター：0532-39-3090
お客様へのお願い
本公演は政府、東京都、愛知県ならびに関係諸機関により策定された新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインにもとづき、感染拡大防止対策を講じて公演を開催いたします。
・マスクのご着用をお願いいたします。
・劇場入り口にて検温を実施いたしますが、
ご観劇当日発熱、咳などの症状がある場合は
ご来場をお控えくださいますようお願いいたします。
※その他、感染症予防対策の最新情報につきましては、公式サイトをご覧ください。
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