生田斗真主演舞台、初のライブビューイング開催が決定!劇団☆新感線39興行を締めくくる、いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』東京公演がいよいよ開幕

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劇団☆新感線が、旗揚げ39周年に当たる2019年から2020年にかけてを“サンキュー興行”と銘打ち、2019年の3月から4月にかけて大阪、金沢、松本にて、座付き作家の中島かずきによる脚本と、主宰のいのうえひでのり演出にてこの『偽義経冥界歌』を上演しており、約10か月の時を経て、“サンキュー興行”の締めくくりとなる、東京、福岡公演をスタートさせた。

記念すべき公演の主演は、新感線には4回目の参加となる生田斗真。

共演には、りょう、中山優馬、藤原さくら、山内圭哉、早乙女友貴、三宅弘城ら豪華なゲストが顔を揃えた。
さらに、2017年の『メタルマクベス』disc1にて退団以来21年ぶりに劇団公演に参加した橋本さとし、もちろん、粟根まことをはじめとする劇団員らも舞台に立つ。

物語のモチーフは“奥州三代”と“義経黄金伝説”。
源義経の、偽物説、影武者説といったドラマティックなエピソードをベースに、義経が実際に奥州に匿われていたという史実と奥州三代の盛衰の行方を絡めつつ物語は展開。
主人公の偽義経を中心としながらも、まるで群像劇のようなそれぞれの人間ドラマも堪能できる作品であり、新感線ならではの笑いたっぷり、殺陣、アクション満載の王道エンターテインメントになっている。

全国約100館でライブビューイングの開催が決定

この公演にて史上初、生田斗真が主演する舞台のライブビューイングの開催が決定した。
新宿バルト9他、全国映画館 約100館にて上映を予定している。

2020年は東京と福岡のみでの公演となっており、チケットを入手できなかったり、遠方で劇場へ足を運ぶことが出来ない方など、劇場での観劇が難しい人にライブで公演を観ることが出来る貴重な機会となりそうだ。

(中央奥)りょう
(中央)藤原さくら
早乙女友貴
(左から)三宅弘城、橋本さとし、山内圭哉
(左側)粟根まこと

コメント

源九郎義経役:生田斗真

ようやく東京、博多のお客様にみていただける時が来たなと思っています。
かなり完成度の高い状態だと思うので、とにかく存分に楽しんで頂きたいです。
劇団☆新感線史上最大の立ち回りの分量です。
役者がとにかく走る!闘う!飛び回る!ここでしか体感できない興奮を是非味わってほしいです!

今回ライブビューイングの開催が決定したんですよね。
初めての舞台生中継体験です!ドキドキ!噛んだらどうしよう。全国の映画館に集まったお客さんにバレてしまう。。皆さんどの土地のどの映画館にいても気持ちは一つ!オラに力を!一緒に同じ時間を楽しみましょう!

公演時間はそこそこ長いよ。
厠(かわや)はお早めに。

劇団☆新感線主宰・演出:いのうえひでのり

今回は昨年すでに公演をしているので、みんな役の深さやとらえ方などの役が自分の物となってからのスタートとなり、ゼロから作り上げるのとは違う、良い状態から稽古ができました。
そんな中で(橋本)さとしは、(稽古期間含めて)昨年約半年やったよね?!(その経験はどこへ?)という新鮮な間違い方をして、稽古場を笑かせてくれました。

主演の(生田)斗真は、良くできた完璧な子。
あの高校生がよくぞここまで育ってくれたな、と。オールマイティで何でもできる、カンパニーのこともきちんと考えてくれています。
今回はセットが過酷なので、この先の長い公演で体を壊さないことだけが心配です。

『偽義経冥界歌』は“ザ・中島かずき”作品です。
映画「プロメア」で新規のお客さんが増えて、初めて触れる生の中島節を楽しんでもらいたい。
また、2014年の「蒼の乱」以来、東京では6年ぶりの王道“いのうえ歌舞伎”の新作でもあります。
昨年の地方公演で確かな手ごたえを感じましたし、自信をもってお届けできる作品に仕上がっていると思います。

そして、新感線ならでは、老若幅広い世代が入り混じって漫画みたいな芝居をやっているカンパニーはあまりないと思うんです。
39年の歴史があるからこそできる、こんなことばっかり何年もやってきた蓄積が出てるのではないかと思います(笑)

ライブビューイングはIHIステージアラウンド東京の公演では経験していますが、そこ以外では初めてのこと。
信頼するウチの映像チームによる撮影なので、生放送の迫力や劇場と同じ臨場感や時間を共有してもらえると思います。
ぜひこちらも楽しんで欲しいですね。

2020年劇団☆新感線39(サンキュー)興行・春公演 いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』

中島かずき

演出

いのうえひでのり

出演

生田斗真/りょう 中山優馬 藤原さくら/粟根まこと 山内圭哉 早乙女友貴/
三宅弘城/橋本さとし 他

東京公演

公演期間:2020年2月15日(土)~3月24日(火)
会場:TBS赤坂ACTシアター
お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~18:00)

福岡公演

公演期間:2020年4月4日(土)〜28日(火)
会場:博多座
お問合せ:博多座電話予約センター 092-263-5555(10:00〜18:00)※日・祝日受付

公式サイト

http://www.vi-shinkansen.co.jp/niseyoshitsune/

企画

ヴィレッヂ 劇団☆新感線

製作

東京グローブ座 ヴィレッヂ

2020年劇団☆新感線39(サンキュー)興行・春公演 いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』ライブビューイング

日時

2020年3月19日(木) 12:30 / 18:00 公演
※2回上映。映画館によってはどちらかの回のみの上映になります。

会場

新宿バルト9他、全国映画館 約100館にて上映(予定) 
※最新の上映館情報は公式サイトをご参照ください。

チケット料金

4,600円(全席指定・税込み)

先行販売(抽選)

2月22日(土)正午~3月8日(日) ※締切時間 ローソンチケット 23:00/ぴあ 23:59

上映館販売

インターネット:3月18日(水)am0:00より随時
窓口:3月18日(水)劇場OPEN時より
※先行販売で完売した場合、上映館での販売はございません。
※オンライン販売で完売した場合は、窓口販売はございません。
※上演館販売の詳細は各実施館公式サイト等にてご確認ください。

公式サイト

http://www.vi-shinkansen.co.jp/niseyoshitsune/LV/

主催

東京グローブ座 ヴィレッヂ

配給

ヴィレッヂ ティジョイ

あらすじ

日の本の国が、源氏と平氏の勢力で二分されていた時代。
<源頼朝(みなもとのよりとも)/粟根まこと>が鎌倉を拠点に力を蓄えていた一方で、国の北方、“みちのく”と呼ばれる奥州はどちらにも属さず独立自治を貫いていた。
奥州をまとめていたのは奥華(おうが)一族。その都である奥泉は“黄金の都”と噂されており、また奥華の民は死者を木乃伊(ミイラ)にする風習があるため奥泉のはずれにある洞窟には先祖代々の木乃伊が眠っている。

その地元のものが聖なる場所として崇める洞窟で、ある若侍が暴挙を行った。彼の名は<遮那王牛若(しゃなおううしわか)/早乙女友貴>、頼朝の義理の弟で平氏の追っ手から逃れるために奥華によりかくまわれていたのだ。
お目付け役の僧<常陸坊海尊(ひたちぼうかいそん)/山内圭哉>と<奥華次郎泰衡(おうがのじろうやすひら)/中山優馬>の制止を無視して死者を冒涜、とうとう次郎と斬り合いになる。そこに割って入った次郎の兄<奥華玄久郎国衡(おうがのげんくろうくにひら)/生田斗真>だったが、はずみで牛若を死なせてしまう。
僧兵に追われ逃げる玄久郎の前に立ちはだかったのが<武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)/三宅弘城>。玄久郎を錫杖で打ち据えると、奥華の屋敷へ連れていく。

屋敷では奥華の当主<奥華秀衡(おうがのひでひら)/橋本さとし>が待っていた。
次郎をかばうためとはいえ頼朝の挙兵直前だったこともあり、牛若を殺したのは大問題だと頭を抱える一同。
だが「牛若はそこにいる!」と玄久郎を指さす弁慶。弁慶や海尊ら僧たちが口裏を合わせ、さらに奥華の金塊を軍資金として差し出せば、義兄の頼朝は騙せると踏んだのだ。
あまり深く考えず、その提案を受け入れる玄久郎は、ここで元服もし、以降は<源九郎義経(みなもとのくろうよしつね)>を名乗ることとなる。

そうして義経らが頼朝を丸めこみに行っている間、奥泉では先祖代々の木乃伊が並ぶ洞窟内で巫女たちが歌い踊り、酒宴が行われていた。
そこで、秀衡の妻にして次郎の母でもある巫女長(みこおさ)の<黄泉津(よもつ)の方/りょう>は、次郎が正当な後継ぎであると主張。
その企て通りに、次郎に秀衡を殺させる。

そんなことは露知らず義経は進軍を続けていたが、壇之浦にてさらに戦いは激化。
その海辺にひとりの若い女性が現れる。
<静歌(しずか)/藤原さくら>という大陸渡りの歌うたいで、ギターに似た楽器“六絃(ろくしん)”を操り滅んでいく平氏の兵のために哀悼の歌をうたっているのだった。
すっかり心を奪われてしまった義経に乞われて死者を冥界に送る歌を静歌がうたうと、そこに血まみれの秀衡が現れ「妻と弟に諮られ、実の息子に手を下された」と語り、「仇をとって父の無念を晴らしてくれ」と義経に訴える。
この不可思議な現象は、静歌の歌に秘密があると睨んだ義経は彼女を連れて奥華へ向かうことにするが…。

偽りの身分を盾にしつつ、常にポジティブシンキングと機転とで数々の苦難を軽々と乗り越えていく義経。
その目に映るのは日の本の天下の光か、はたまた冥界に広がる闇か…?