<インタビュー>4月1日よりIHIステージアラウンド東京で上演される『ウエスト・サイド・ストーリー』 Season3にs**t kingzのOguriがベルナルド役で出演!「自分らしさ、シッキンらしさをいかに出してやろうか」
世界初演、360度シアター版として2019年8月19日~10月27日まで来日キャスト版を、11月6日~2020年1月13日までがSeason1、2月1日~3月10日までがSeason2、そして4月1日~5月31日までSeason3を上演するブロード・ウェイミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』。
日本キャスト版では、トニー役とマリア役にSeason1で宮野真守、蒼井翔太、北乃きい、笹本玲奈。
Season2では、村上虹郎、森崎ウィン、宮澤エマ、田村芽実。
また、Season3に浦井健治、柿澤勇人、桜井玲香、伊原六花といった、錚々たるメンバーが集結している。
そして、三浦大知のバックダンサーを務め、最近では新曲で一緒に振付を行なったり、2019年11月に放送されたFNS「27時間テレビ~にほんのスポーツは強いっ!~」に出演し、メイン企画の一つとなるダンス企画“グランドフィナーレ”の演出・振付を担当。
昨年12⽉に⼤阪・東京で開催したダンスライブはチケットが即⽇完売するなど日に日に勢いを増しているs**t kingz(シットキングス、通称:シッキン)メンバーのOguriがSeason3のベルナルド役で出演することになった。
シッキンでは、ダンスコンテスト「BODY ROCK」で、2010年、2011年と連続優勝。
世界各国からオファーが殺到し、これまで20カ国以上を訪問するなど、実力派の彼らの中から、ミュージカルへも踏み入れたOguriの心境とは?
単独インタビューを行い、意気込みなどを伺った。
インタビュー
IHIステージアラウンド東京で上演されている『ウエスト・サイド・ストーリー』はご覧になられていますか?
Oguri)はい、海外キャスト版、日本キャスト版のSeason1、Season2とすべて観ています。
実際に劇場に行ってみて、客席が回る体験が初めてだったので凄いなって思いました!
あと、映画の『ウエスト・サイド・ストーリー』で持っていたイメージとこの点は舞台と同じだなとか、逆にこの場面は違って見えるんだとか新鮮でした。
『ウエスト・サイド・ストーリー』の世界に入り込めた感じがしました。
IHIステージアラウンド東京は、日本で唯一の360度シアターですが、客席が回る以外にどんな凄さを感じましたか?
Oguri)感覚的にはディズニーランドのアトラクションに乗っているような感じでした。
そしてキャストの方がセットを渡り歩いて行く感じ、客席の回転と同じスピードでキャストが歩いてセットが変わっていくのが、普通の舞台と違ってとても面白かったです。
この舞台はどうやって作られてリハーサルをしているんだろうって思いましたね。
スピード感を合わせることだったり、作り込んでいく状況に大変なんだろうなって思ったりしました。
シッキンの舞台であれば、ステージの移動をすることはないと思いますが、この劇場は4つのステージを行き来していますので、役者さんが覚えるのが大変そうですよね。
Oguri)まだ全然想像がつかないですけど、一度見学をさせていただいた時に中に入らせてもらってステージや裏の通り道を見たのですが、セットも細かいところまで拘って作られているし、映画の世界に丸々入ってしまったような感覚でした。
いま自分が住んでいる街の中を渡り歩いているのと同じだと思ったら、特別大変そうとは思わず、普通の移動距離じゃないですか。
だからとてもワクワクしています。
ちゃんと覚えられるか不安ですけど(笑)
Season1の中河内雅貴さんと水田航生さん、Season2の渡辺大輔さんと廣瀬友祐さん、そしてSeason3の有澤樟太郎さんと、実質的には「ベルナルド」役が6人いることになります。
この点で意識することはありますでしょうか?
Oguri)錚々たるメンバーがベルナルド役をやられているので、だったら自分の武器はなんだろう?と考えたら、やっぱりダンスしかないので「6人の中だったらダンスはダントツだよね!」って言わせないといけないですね。
その上で自分は何を見せられるか?
もちろんダンスは絶対的に頑張るんですけど、プラスαとして自分の中でチャレンジであるお芝居や歌をどれだけ他の「ベルナルド」と肩を並べられるかが課題です。
出来ることなら皆さんを越えていきたいって思っています。
Oguriさんがご出演されると決まった時、メンバーの方はどんな反応をされていましたか?
Oguri)自分が思っている以上に「スゴイじゃん!」って言ってもらえました。
自分自身、受かった時には嬉しかったんですけど、いまいち実感が湧かなくて、周りの反応で凄いことなんだって改めて感じました。
シッキンの舞台と今回のような外部の舞台で、ご本人の中で変えていることなどはありますか?
Oguri)そうですね、変えている部分というのはあまりないですけど、シッキンでいる時は逆にどれだけ“シッキンらしさ”を捨てられるか。
シッキンの中で踊れば絶対にシッキンなので、シッキンぽくない感じを出せるかって思っています。
外部の時はその逆で、どれだけ“シッキンらしさ”を出せるのかですね。
今回の舞台は振付の方がいらっしゃるからそもそもの踊りでシッキンらしくはならないんですけど、その中で“自分らしさ”、“シッキンらしさ”を出してやろうかっていう気持ちがあります。
もともとOguriさんは俳優をやってみたいという気持ちはあったのですか?
Oguri)憧れとしてありましたね。
表現することが好きなので、それがダンスという形でずっとやっていたんですけど、お芝居なども観てると「とても楽しそうだな」とか「気持ち良さそうだな」って思ったりして、やってみたいって思ってました。
歌は子供の頃から好きだったので上手い下手は置いておいて(笑)、あんな風に歌えたら気持ちいいだろうなって。
なのでそういう意味では、ミュージカルは総合的に素敵だなって思っていました。
『ウエスト・サイド・ストーリー』は“ザ・ミュージカル”で歌も沢山歌われると思いますが、先ほど上手い下手はとおっしゃっていましたが、自信はどうですか?
Oguri)自信は、前はあったんですよ。
カラオケも大好きだし、たまに褒められるし、「なんかいけんじゃね」みたいな(笑)
でもいざボイトレに通ったら全然ダメなんだなって痛感して、もちろんなんですけど(笑)
声の出し方が根本から違っていて、でももう30年間ずっと勝手なやり方で出していたのでへんなクセがついてしまっていて、直すのがとても大変でした。
今はあまり人とカラオケに行きたくないって思っちゃうくらいですね。
現時点で歌に関しては不安はあるんですけど、楽しんでこれを機に成長できたらいいなと思っています。
『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3は本番がまるまる2ヶ月ありますが、喉のケアはどのようにしていきますか?
Oguri)そうなんですよ!これまで喉のケアは全然したことがなくて。
お酒も大好きで、お酒を飲んで大声ではしゃいで、次の日に声がガラガラなんて日もしょっちゅうあるので、気をつけないとですね。
まわりのキャストはプロフェッショナルな方々ばかりなので、ケアの方法などは教わりたいなって思っています。
来日キャスト版からSeason1、2ときてSeason3は最後になりますね。
Oguri)Season3は最後を締めくくるものなので、最後にふさわしいものにしたいとSeason3のキャストの皆さんは思っているので、今までの作品があったからこそ出来ることが絶対にあると思います。
今までに無い色をどれだけ出して「最後はすごかった」と言ってもらえるよう僕も思っているし、みんなもそうだと思うので、その意識で良いものを作ろうと思います。
お客様にその思いが伝わればうれしいですね。
Oguriさんのファンの方に観てもらいたいポイントはありますか?
Oguri)ダンスについてはきっと「そうでしょう」っていう思いで観てもらえると思います(笑)
もちろん僕はそれを越えていこうと思っています。
そしてベルナルドはこれまで自分が見せたことがないタイプの役柄だったりするので、ドキッとしてもらえたら嬉しいなって思います。
これまでに舞台やミュージカルに出たことはありますが、『ウエスト・サイド・ストーリー』は大好きな作品で、王道のミュージカル作品に出させてもらって、大きなカンパニーの中でちゃんとした役を担うのは初めてなので、それが『ウエスト・サイド・ストーリー』だということに運命を感じています。
憧れていた作品なので、出させてもらえるからには映画版(1961年公開)でベルナルド役を演じたジョージ・チャキリスがこの作品で注目されたように、僕も同じように飛躍してやろうと思っています。
皆さん、ぜひ劇場にお越しください。お待ちしています!
<日本キャスト版>ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」Season3
原案
ジェローム・ロビンス
脚本
アーサー・ローレンツ
音楽
レナード・バーンスタイン
作詞
スティーブン・ソンドハイム
オリジナルプロダクション・演出・振付
ジェローム・ロビンス
ステージアラウンド版オリジナルSTAFF
【演出】デイヴィッド・セイント
【振付リステージング】フリオ・モンへ
【セットデザイン】アナ・ルイゾス
【照明デザイン】ケン・ビリングトン
【プロジェクションデザイン】59プロダクションズ
【衣裳デザイン】リサ・ジニー
【音響デザイン】山本浩一(エス・シー・アライアンス)
【エグゼクティブ・プロデューサー】ケヴィン・マッコロム (Alchemation)、ロビン・デ・レヴィータ (Imagine Nation)、吉井久美子 (John Gore Organization)
日本キャスト版STAFF
【翻訳・訳詞】竜 真知子
【演出補】フリオ・モンヘ
【振付指導】大澄賢也
【歌唱指導】山口正義
【音楽監督・指揮】井田勝大
【指揮】木村康人、永原裕哉
【演出助手】河合範子
【舞台監督】和田健汰(キーストーンズ)
【技術監督】小林清隆(キーストーンズ)
【制作】ゴーチ・ブラザーズ
『ウエスト・サイド・ストーリー』 Season3 出演者
トニー:浦井健治/柿澤勇人(Wキャスト)
マリア:桜井玲香/伊原六花(Wキャスト)
アニータ:ソニン/夢咲ねね(Wキャスト)
リフ:加藤和樹/木村達成(Wキャスト)
ベルナルド:Oguri/有澤樟太郎(Wキャスト)
シュランク:中村まこと
クラプキ:コング桑田
グラッドハンド:やついいちろう/槙尾ユウスケ(かもめんたる)(Wキャスト)
ドク:モロ師岡
【The Jets & The Sharks】
穴沢裕介 大村真佑 工藤広夢 後藤健流 斎藤准一郎 笹岡征矢 高原紳輔 田極 翼 東間一貴 富永雄翔 根岸澄宜 橋田 康 畠山翔太 前原雅樹 宮河愛一郎 淺越葉菜 伊藤かの子 井上真由子 内田百合香 大泰司桃子 今野晶乃 酒井比那 鈴木さあや 田中里佳 笘篠ひとみ 矢吹世奈 山崎朱菜 脇坂美帆
日程
2020/4/1(水)~5/31(日) 全78回公演※◇はSPウィークデーナイト
会場
IHIステージアラウンド東京
チケット一般発売
発売中
チケット料金
全席指定 15,000円(税込)
☆アンダー18シート 8,500円(当日引換券/観劇時18歳以下対象/要身分証明書)
SPウィークデーナイト 14,000円
※☆はステージアラウンドFCのみでのお取り扱いとなります。
プレイガイド
・TBSオンラインチケット:https://www.e-tix.jp/tbs/tbsonline/tbsonline.html#wss360_3
・ローソンチケット:https://l-tike.com/play/mevent/?mid=452695
・イープラス:https://eplus.jp/sf/play/musical/wss360
・チケットぴあ:https://t.pia.jp/pia/events/wss360/
・ディスクガレージ:https://www.diskgarage.com/wss360_3/
主催
TBS / ディスクガレージ / ローソンエンタテインメント / 電通 / BS-TBS
後援
TBSラジオ
企画・製作
TBS
LINKS
Official site:https://www.tbs.co.jp/stagearound/wss360_3/
ステージアラウンドTwitter:@STAGE_AROUND
s**t kingz プロフィール
shoji・kazuki・NOPPO・Oguri の4⼈で構成される世界が注⽬するダンスパーフォーマンスグループ。
4⼈が出場したアメリカ最⼤のダンスコンテスト「BODY ROCK」では、2010年、2011年と連続優勝。
世界各国からオファーが殺到し、これまで20カ国以上を訪問。
その活躍から、NHK「あさイチ」、日本テレビ「スッキリ」、フジテレビ「めざましテレビ」では特集が組まれ、TBS「音楽の日」、テレビ朝日「関ジャム」、フジテレビ「MUSIC FAIR」には、バックダンサーではなくアーティストとして出演。
そんな中、2019年11月2~3日に放送のFNS「27時間テレビ~にほんのスポーツは強いっ!~」に出演、メイン企画の一つとなるダンス企画“グランドフィナーレ”の演出・振付を担当し、3ヶ⽉間に渡る⼤プロジェクトを牽引。
オリジナルの舞台公演は毎回⼤好評で、2018年秋の第4作⽬となる「The Library」では、全国7都市・全30公演が⾏われ約25000⼈を動員。
2019年12⽉17~21⽇にかけて⼤阪・東京で⾏われた、シットキングス史上最も踊りまくりのダンスライブ「メリーオドリマXʼmas」は⼀般発売後即⽇完売と勢いを増している。
更に2020年には、過去最大規模となる新作舞台の全国ツアーが情報解禁されており、今後の詳細続報に注目が集まる。
また、AAA、BoA、EXO、E-girls、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、SHINee、SUPER JUNIOR、関ジャニ∞、ジャニーズWEST、東⽅神起、三浦⼤知など、多くのアーティストの振付を約200曲以上⼿がけており、常に日本のエンターテインメントシーンの最先端で活躍しつづけている。
(公式サイトより)
Oguri プロフィール
ロック・ジャズ・タップなど幅広いジャンルをカバー。
スキルだけでなく、見るものを惹きつけるグルーブが魅力のダンサー。
またダンスの枠にとらわれず、表現力を活かした演劇の舞台でも活躍し好評を博す。
ジーン・ケリーやフレッド・アステアをこよなく愛するビール好き。
BIOGRAPHY:
ミュージカル「JAM TOWN」(錦織一清(少年隊)演出)に出演。
「Shibuya Street Dance Week 2016」(東京都協力)にて、映画「LA LA LAND」の振付アシスタントを務めるJillian Meyersらと共に若手ダンサーによるステージを演出。
劇団「Blue Print」主宰公演「RAT BOY」にゲスト出演。
森永製菓「おっとっと」35周年記念プロジェクトにて、関ジャニ∞・村上信五扮する”TAKATSU-KING”出演のPVの振付・演出
LINKS
official site:https://shitkingz.jp/
twitter:@stkgz_official
instagram:stkgz_official
blog:s**t kingzオフィシャルブログ