<制作発表レポ>新田真剣佑、三浦春馬からのコメントに「前作を超えるような作品にしたいなというか、しないといけないなと今思いました」地球ゴージャス25周年祝祭公演『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』
1995年、岸谷五朗と寺脇康文によって旗揚げされた演劇ユニット「地球ゴージャス」が来年25周年となり、3月より舞浜アンフィシアターにて、5月より大阪・フェスティバルホールにて上演される地球ゴージャス25周年祝祭公演『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』の制作発表が6日、都内にて行われた。
2009年に地球ゴージャス10作目の公演として上演された「星の大地に降る涙」の再演となるが、岸谷五朗と寺脇康文以外のキャストを全部入れ替え、さらに脚本を書き直し、楽曲も半分以上が新しくなるという。
制作発表には主要キャストである新田真剣佑、笹本玲奈、松本利夫、湖月わたる、愛加あゆ、島ゆいか、森公美子、そして岸谷五朗・寺脇康文が登壇した。
制作発表
吉田明世がMCを務め、まずは地球ゴージャスのこれまでと、地球ゴージャス二十五周年祝祭公演「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」のスポットが会場に流れた。
その後、MCに促され新田真剣佑、笹本玲奈、松本利夫、湖月わたる、愛加あゆ、島ゆいか、森公美子、そして岸谷五朗・寺脇康文のペアの順で登壇。
この製作発表には、登壇者それぞれのファンクラブで募集していたファンが集まっており、ファン向けに写真撮影タイムが設けられた。そして挨拶。
まずは、作・演出の岸谷五朗から。
トド役:岸谷五朗
本日は、地球ゴージャスのためにお集まりいただきまして、ありがとうございます。
25周年祝祭公演です。
寺脇康文さんと二人ぼっちの地球ゴージャスを25年続けようという決意があった訳でもございません。
また、この先30周年35周年を祝おうという意気込みも無く、その時代に合ったひとつひとつの作品を愛して丁寧に作り上げてきたその結果が、この25周年の祝祭公演になっています。
こうやって重ねてきたことで25周年を迎えられることを我々は嬉しく思っております。
これも一重に今日もいらっしゃっていただいておりますが、劇場に足を運んで下さいますお客様のお陰、そして演劇を応援してくださいますマスコミの皆さまに支えられてここまで来れました。
本当にありがとうございます。
そして何よりも一緒に苦楽を共にしてくれているスタッフ、そして今回25周年、この素晴らしいスペシャルな役者の皆さんが集まってくれました。
みんなそれぞれの分野で活躍している35名、特殊な能力を持った俳優たちが35名集まってくれました。岸谷)今とても幸せです。
この公演は新たに書き上げてミュージカルとして蘇ります。
是非、ご期待頂きたいと思います。ありがとうございます。
ザージャ役:寺脇康文
先程、五朗ちゃんも言いましたけど、25年ということで私と岸谷五朗さんの銀婚式を迎えることになりまして、25年経ってもなんでこんなにラブラブなのか?と言うくらい、いつも二人で昼飲みをしている、そんなオヤジでございます。
今回は銀婚式記念ということで、舞浜アンフィシアター公演、そして大阪・フェスティバルホール公演、そしてハワイの・・・ハワイではやらないか。
岸谷)やらないよ!
寺脇)行きたいけどね!行かないですね。そういう楽しい公演をさせて頂けるという事で、お祭りムードなんですが、作品としては前作を超えるものを作る意気込みで頑張っていきます。
1月から稽古なんですけど、さっき流れたVTRを見ると「あぁやるのか!」って実感が湧いてきて、そして今日キャストの皆さんとお会いして一段とエネルギーがみなぎってくる感じです。
どんな作品に仕上がるのか、我々(岸谷・寺脇)以外はフレッシュなので色んな化学反応が起こると思います。
ご期待ください!
シャチ役:新田真剣佑
いま、シャチ役って紹介されてビックリしちゃった!
ゾワっとしちゃった!
寺脇)シャチ役って知らなかったの?(笑)
新田)いや、改めて聞くと!
キャストの皆さんに囲まれたんですよ、今日初めて。なので緊張しています。
僕は日本に来る前にこの作品を観て、衝撃を受けました。
三浦春馬さんが演じていたシャチを観て。
その頃から地球ゴージャスに出たいなっていう夢はあったんですけど、それが2年前(ZEROTOPIA)に叶って、まだ仕事を始めていない頃に自分が観た作品の再演で主演をさせていただくことがとても幸せです。
まだ実感はありませんが、素晴らしい作品にしたいと思います。
ステラ役:笹本玲奈
私は20年ちょっと、たくさんのミュージカルに出演させていただいてきたんですけど、日本人が作った日本で作られたミュージカルに出演するのは、実は初めてでして、こういう機会をいただけてとても嬉しく思っておりますし、25年の歴史のある、そしてすごく人気のあるこの地球ゴージャスに参加出来ることが本当に幸せです。
地球ゴージャスに参加した役者さんの友達からは、皆さん口を揃えて「本当に地球ゴージャスに出て良かった」「すごく楽しかった」「お稽古場から楽しくて千秋楽を迎えるのが辛かった」と話を聞いておりまして、私も千秋楽を迎えるのがすでに寂しいです。まだ始まっていないのですが。
それぐらいゴージャスの皆さんとご一緒出来ることを嬉しく思っております。
今回はたくさんオリジナル曲があると聞きましたので、心を込めて最後まで演じたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
カイジ役:松本利夫
思い起こすと約10年前、この「星の大地に降る涙」の舞台がありまして、その時にEXILEとしては「愛すべき未来へ」という楽曲を主題歌に使っていただいて、その時の製作発表で登壇したのはHIROさんとATSUSHIだったんですけど、まさか10年後に自分がキャストとしてこの舞台に携わることが光栄ですし、感謝の気持ちでいっぱいです。
自分はパフォーマンスの方なので、舞台で歌う事が初めてなので、、、歌いますよね?(と、岸谷を見る)
岸谷)歌う歌う!歌うよ!
松本)たぶんですけど「愛すべき未来へ」も歌いますよね?
岸谷)歌いますね。ATSUSHIが歌っていた歌を。
寺脇)ハモりますよ!
松本)ハモりますよね。
岸谷)マイクのスイッチは切っておくけどね。(会場爆笑)
松本)初めての体験を今回色々とさせていただくことになるかと思いますけども、精一杯頑張ります。
メリュー役:湖月わたる
今回、地球ゴージャス25周年という記念の公演で、客席から感動を受けたこの作品に出演させて頂きますことを、またこんな素晴らしい皆さんとご一緒させて頂きますことを大変光栄に思っております。
メリュー役は、寺脇さん演じるザージャの・・・寺脇)ワイフ!
湖月)妻でございます!
観に来てくださったお客様が恥ずかしくなるくらい、ヤケドしちゃうくらい、羨ましくなるくらい、熱々ラブラブな夫婦愛をお届けしようと思います。
そして今回、宝塚の後輩の愛加あゆさんとは初共演になります。
共に激しくも大胆に踊るシーンや、お互いに愛する人を思っているシーンもありますので、一緒に力を合わせて頑張りたいと思います。
カンパニーの皆さんと、最高のステージをお届けしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
アンジュリ役:愛加あゆ
地球ゴージャスさんの「星の大地に降る涙」を観させていただいた際に、心震えるダイナミックな作品で感動したことを覚えています。
地球ゴージャスさんの舞台は、芝居・歌・ダンス・笑いあり涙あり、そしてお客様と一体になれる、日本が誇る素晴らしいエンターテイメントの集団の方々だと思っております。
その一員になれたことを本当に嬉しく、今から楽しみです。
夢に見ていたこの舞台に立てるというこの気持ちをお客様にちゃんとお届け出来るように精一杯努めたいと思っています。
私が演じるアンジュリ役は、岸谷さんの・・・
岸谷)ワイフ!
愛加)ワイフ(笑)
ワイフになりたいというとても光栄な役でございます。
素晴らしい方々と精一杯頑張りたいと思います。
シーナ役:島ゆいか
私は今まで観た舞台の中で、一番大好きな作品がこの「星の大地に降る涙」でして、いまこの場に立てていることを、そして参加させて頂けることが本当に嬉しくて、感動と緊張とやる気で満ち溢れています。
こんなに素晴らしいキャストの皆さんとご一緒させていただくので、諸先輩方から多くを学びつつ、シーナを精一杯演じようと思います。
長老役:森公美子
長老役の森公美子でございます。
「星の大地に降る涙」では本物の長老でございます。
私、今年還暦を迎えましたので、本物の長老になって皆さんを牛耳って参りたいなと思います。
まずは皆さんの食からということで、いつも稽古場にはかなり大量の油の強いものが用意されておりますので、皆さん覚悟するように!
地球ゴージャスという本当に素晴らしい作品「X day」から「海盗セブン」、そして3作目となる「星の大地に降る涙」をやらせて頂けると連絡をいただいた時に「他に何もやらないでいいからこれをやらせてください」とマネージャーに掛け合ったくらいに、これをどうしてもやりたいと思ったんですね。
何となく役名が残ってたんですけど、トドじゃないかな、シャチじゃないかなってどっちかだと思ってたんですけど、それじゃなかったので良かったと思います(笑)
皆さん、是非観にいらしてください。絶対に素晴らしい作品になるのは間違いないです。