<ゲネプロレポ&囲み取材>劇団SET創立40周年記念・第57回本公演 ミュージカル・アクション・コメディー 『ピースフルタウンへようこそ』小倉「三宅さんは僕が見つけた!」
今年創立40年を迎える劇団スーパー・エキセントリック・シアターの第57回本公演ミュージカル・アクション・コメディー 『ピースフルタウンへようこそ』が本日初日を迎え、前日の10日にサンシャイン劇場にてゲネプロ公開と、主宰の三宅裕司と小倉久寛が囲み取材に応じた。
劇場入口から特別仕様になっており、劇場ロビーには過去の作品ポスターが張られるなど、これまでにない楽しみが溢れている。
同所にて27日(日)まで上演し、その後は愛知公演として「穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール」にて11月8日(金)・9日(土)、兵庫公演として「兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール」にて11月13日(水)・14日(木)まで上演される。
チケットは絶賛発売中で、当日券も出るという。
囲み取材では、いつもの三宅と小倉のやりとりで報道陣を笑わすなど、初日を翌日に控えているが出来はすでに上々のようだ。
囲み取材
今回の舞台の内容はどんなストーリーですか?
三宅)今回は「幸せ」をテーマにしまして、幸福度というものが日本は非常に低いんですよね。
57位だったかな?
(首を傾げる小倉)
三宅)54位だったっけ?
(再び、首を傾げる小倉)
三宅)なんで知らないんだよ!
これだけ経済的には良い生活をしているこの国が、なんで幸福度が低いのかというところから始まりまして、今回のストーリーを作家と一緒に作ってきました。
小倉さんはどうですか?
小倉)どうですかって(笑)
いつもの事ですからね。
三宅)劇団員だしね!
小倉)まぁ、幸せとは何かということをね、皆さんだいたい考えることじゃないですか。
なので笑いながら、心に響いてくだされば良いなと思います。
今年は劇団創立40周年で力が入ると思うんですけど、いかがですか?
三宅)いや、入らないんですよ。(会場と小倉が爆笑)
毎回とにかく面白いものを作ろうと思っていて、逆に力を入れると笑いが失敗したりするんですよね。
なので、いつもの通り作って面白いものが出来ればいいなと思ってます。
小倉)今回は三宅さんと絡む場面が2回ありまして、そこもお客さんに楽しんでいた だいて僕らも楽しめればいいなと思います。
三宅)40周年ということで、小倉とはいつもより多く絡んでいます(笑)
小倉さんはアクションシーンもありますが、練習はたくさんされたんですか?
小倉)ちょっとしましたね。
今日初めて上手くいきましたね。
側転もしてましたね。
小倉)えぇ、そうですね。
三宅)側転してるの?小さくて見えなかった!(会場爆笑)
小倉)周りで若い劇団員がいっぱい動きますんで、その中でちょっと動くとなんか動いているように見えるんですよね。
得してます!
三宅)私は、アク ションが始まったらハケて、終わると出てくる役です。
三宅さんの役どころはどんな感じですか?
三宅)割と裕福な区の区長でございます。
場所は、巷区・青金台というところです。
小倉は、非常にお金が無い町の住人で、志賀内(しがない)と言います。
(小倉がここでネタバレを1つしてしまい、会場は笑いに包まれたが)
小倉)言っちゃいけなかったやつ?
三宅)ダメだよ、これはお客さんに受けるやつだから!
(心配したレポーターが)これは使っても大丈夫ですか?
三宅)大丈夫です。
(と話し、さらに爆笑に包まれた )
三宅)受けるところはもっとありますから!
三宅さん今年は五体満足で舞台に臨めますね
三宅)そうなんですよ!
去年で悪い歳は終わったと思ってたんですけど、1月にスキーで転んで大腿骨骨折ですからね。
ショックでした、本当に。
それでも6月の熱海五郎一座は出来ましたし、今回はもう万全です。
小倉)側から見てても、ここ10年で一番元気です。
三宅)いま「はたからみてても」って言ったんですよ。
「裸を見てても」じゃないですからね。(会場爆笑)
今年で劇団創立40年になりましたけど、いつまで続けますか?
三宅)もうミュージカル・アクション・コメディーが出来る歳じゃないんですけども、若い劇団員もたくさん居るので、まだ何も決めてないですけど、ただ目標は作った方がいいなと思って80歳までは現役で舞台をやることを目標にしてます。
ということは、あと13年ですか?
三宅)そういう計算はしませんよ!(会場爆笑)
小倉)僕は付いていけるところまで付いていきます。
今回の舞台は幸せがテーマですが、お二人が感じている幸せだなってエピソードはありますか?
三宅)僕は大腿骨骨折をして、その後に元気になったことですね。
健康が本当に一番だと思います。
健康の為だったら命 もいらないです!(会場爆笑)
小倉)僕はこの世界に入ったのは、三宅さんみたいに高い志があって入った訳ではなくて、楽しそうだなって思って入っただけなんですよ。
それが40年もそのまま続いているので、この40年が全部幸せだったかなって。
でも僕が思っているのは、僕は三宅さんに拾われたのではなくて、僕が三宅さんを見つけてしがみついてきたんで、僕が見つけたんです。
まだ売れていな40年前の三宅さんを見つけて劇団に入ったんですから。
三宅)こうやって聞くと、色んな劇団を観て回ってきたみたいに聞こえますけど、最初に入った劇場ですからね。
小倉)SETの前に「大江戸新喜劇」と言うもの がありまして三宅さんはそこに居たんですけど、主演の俳優だったんです。
三宅)そうだ!逆にそういう意味ではすごいね。
初めて観た劇団に入りたいと思ったっていうのは、すごい事だよね。
小倉)面白かったし、カッコよかったですよ。
笑いをやっている人っていうと、当時は「笑いをやっている人」って感じの人が多かったんですけど、三宅さんはカッコよかったんです。
三宅)だから、(佐藤)B作さんとか、柄本(明)さんだったら・・・
小倉)(必死に三宅を止めて)そんな~。名前をを出さないでくださいよ~。(会場爆笑)
振り返って、40年続いたことについてお 伺いできますか?
三宅)そうですね、よく続いたなとは思いますよね。
勿論、始めた頃はそんなに続くと思っていませんし、今いる劇団員は40数人いるんですけど、40年間でSETに関わった人って数えたら、大変な数だよね。
入ってすぐに辞めた人もいますしね。
だからそういう意味では、たくさんの人の支えがありながら、影響を受けてくれた人もいるとは思うんですけど、たくさんの人の力でここまで来れたなって思います。
今回で創立40周年で、第57回本公演ということは、年に2公演やったこともあるんですね?
三宅)最初の頃は年に4回新作をやったことがあります。
これには理由がありまして、他にやる ことが無かったんです。(会場爆笑)
では最後に、明日から始まる本公演にむけてメッセージをお願いします。
三宅)ミュージカル・アクション・コメディーというのを始めたきっかけがアングラ演劇のように難しい芝居じゃなくて、みんなが楽しめる誰でも分かるお芝居をやりたいと始めまして、40年の集大成といたしまして、とにかく笑ってダンスがあって楽しいお芝居で、何の先入観も前知識もなく観にきていただいて、嫌なことをすべて忘れて「よし!明日も仕事頑張るぞ」と思ってもらえるようなお芝居ですから、ぜひ劇場に来ていただきたいと思います。
小倉がこれから良いことを言います(笑)
小倉)その通りでございます!
観に来てください。宜しくお願いします。
(ズッコケる三宅)
三宅)思った通りだ(笑)(会場爆笑)
劇団スーパー・エキセントリック・シアター 創立40周年記念・第57回本公演 ミュージカル・アクション・コメディー
『ピースフルタウンへようこそ』
脚本
吉高寿男
演出・出演
三宅裕司
出演
三宅裕司
小倉久寛
劇団スーパー・エキセントリック・シアター
東京公演
会場:サンシャイン劇場
期間:2019年10月11日(金)~27日(日)
料金(全席指定・税込):S席 7,000円、A席 6,000円、こども券 2,000円、アンダー25当日券 3,500円
チケット:
◆チケットスペース http://www.ints.co.jp/
03-3234-9999 (オペレーター対応)
◆チケットぴあ https://w.pia.jp/t/set-40th/
0570-02-9999 (Pコード:494-514)
◆ローソンチケット http://l-tike.com/
0570-000-407 (Lコード:35214)
◆イープラス http://eplus.jp/
◆サンシャイン劇場
窓口販売 (14:00~18:00)
◆チケットホン松竹
0570-000-489 (オペレーター対応 10:00~18:00)
◆LINEチケット https://ticket.line.me/sp/set
主催:ニッポン放送、(株)スーパーエキセントリックシアター
助成:文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会
お問合せ:チケットスペース 03-3234‐9999
愛知公演
会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
期間:2019年11月8日(金)・9日(土)
料金(全席指定・税込):S席 8,000円、A席 6,500円、B席 5,000円、U24(B席) 2,500円、高校生以下(B席) 1,000円
チケット:
◆プラットチケットセンター http://toyohashi-at.jp(24時間受付・要事前登録)
0532-39-3090(10:00~19:00休館日除く)
◆チケットぴあ https://w.pia.jp/t/set-40th/
0570-02-9999(Pコード:495-970)
お問合せ:プラットチケットセンター 0532-39-3090(10:00~19:00 休館日除く)
兵庫公演
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
期間:2019年11月13日(水)・14日(木)
料金(全席指定・税込):A席 7,000円、B席 5,500円
チケット:
◆芸術文化センターチケットオフィス http://www.gcenter-hyogo.jp
0798-68-0255 (10:00~17:00 月曜休み ※祝日の場合翌日)
◆チケットぴあ https://w.pia.jp/t/set-40th/
0570-02-9999 (Pコード:494-663)
◆ローソンチケット http://l-tike.com
0570-000-407 (オペレーター対応)
0570-084-005 (Lコード:55407)
◆イープラス http://eplus.jp
お問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255
企画・制作
(株)スーパーエキセントリックシアター
(株)アミューズ
(株)アタリ・パフォーマンス