真矢ミキ主演、5年ぶりの本格舞台復帰!岡本健一、中嶋朋子、近藤芳正の出演発表!舞台『正しいオトナたち』11月より全国3カ所にて上演決定!

ステージ劇場, 宝塚, 舞台, 高田馬場


2014年に堤幸彦が演出した舞台「真田十勇士」以来、実に5年ぶりの本格舞台復帰となる真矢ミキが東京グローブ座にて12月に公演する舞台『正しいオトナたち』に出演することが発表されたのに続き、今回全キャストが発表され、いよいよ本作の全貌が明らかになった。

共演は、岡本健一、中嶋朋子、近藤芳正

アラン:岡本健一

歌手、そして俳優として数々のドラマにおいて圧倒的な存在感で、その表現力は舞台の世界においても遺憾なく発揮され、舞台『岸 リトラル』『ヘンリー五世』で第26回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞している。
この作品で真矢ミキとは2004年の舞台『キャバレー』以来、15年ぶりの共演を果たす。

■コメント
舞台『正しいオトナたち』は先ず、この作品名が色々な思いを物語っているような気がします。
二組の夫婦による、お互いの子供達が起こしたある喧嘩(事故?事件?)が発端になり、その親達がどのように解決して行くのが最善なのかを話し合う室内での会話劇になります。

これはどこの国でもどの時代でも、この日本でもよくあり得る出来事なのですが、そもそもその時その現場に居合わせていない人達の会話には、聞いた話しやイメージで行われてしまい、怒りや悲しみ、愛情や憎悪が渦巻いて、真実が何処にあるのかが全くわからなくなってしまいがちで、そのうちに真実がわかったところでそんなものはどうでもよくなる事が多々あり、そこには勿論、親が子を思う愛は存在しているけれど、思う気持ちや愛し方には家族それぞれの形があり、夫婦間の関係にもそれぞれの形があります。

このそれぞれの形が問題で、当人同士では日常でも他人からしてみれば異常であったり、一つの事に対する意識や考え方、発言の違いにも本人なりの理由があったりで、共感したり遺憾したりして、隠し取り繕いながらも抑えきれずに吐き出してしまうオトナたち。

正しいオトナたちは正しくないのか、正しいのかを考える事すら無意味に感じてしまう位に、白熱してしまうオトナたちの姿を最高に誇るべき演出家上村聡史がどのように私達四人の役者を正しく導いてくれるのか、 濃密な稽古時間を得て、劇場でお客様と共有する時間がたまらなく楽しみです。
深刻な話なのですが かなり笑えて面白いと思います。
劇場でお待ちしております。

アネット:中嶋朋子

言わずと知れた国民的ドラマ「北の国から」に1981年から2002年まで出演。
以降、数々のドラマや舞台に出演しており、確かな演技力で国内外の名だたる演出家からも厚い信頼を得、幅広いフィールドで活躍をみせている。

■コメント
この舞台はみんなの丁々発止といいますか、お互いのリレーションシップがセリフを介して、色々なものを勃発するところが面白いから、共演者の皆さんとはコミュニケーションをどんどん取って行きたいと思います。人の感情ってはたから見ると笑っちゃうことってあると思うんです。自分の中でマグマが煮えたぎったり、嵐が起きたりしても、ちょっと俯瞰から見るとそこまで言わなくても、それ言っちゃうんだとか、こういう可愛いところがあるんだとか、俯瞰でみて色々な発見ができたら面白そうだなと思っています。埋没しちゃうと感情の芝居って大変なので、ちょっと私自身は俯瞰して楽しみたいと思っています。

共演者の方々とご一緒できてすごくワクワクしています。すごい方々が揃っているので、お一人お一人のウィットとか、スキルとかそういったものを堪能できる舞台になると思います。それを大いに楽しんでいただき、何かスポーツ観戦とか、ファイティングを観戦するとか、アグレッシブなものを観に行くという感じで、誰を応援してもしなくても構わないので、ポップコーンを食べながらくらいの気持ちで見ていただけるものになればいいなと思います。

(演出の)上村さんはとても信頼している素晴らしい演出家さんです。多角的にものを見て、色々な表情が出てくるし、セリフ一つとっても色々な解釈の色が見えてくるようにお作りになられるかたなので、開けてみないとわからないという楽しみはすごくあります。どこに彼が楽しみを見出して、この作品をやろうと思ったのかとか、そのへんは後でのお楽しみにしたいという感じで、毎日毎日セッションをする中で、へーこんなところかとか、えーそんなところ掘るんだというところにいい意味で悶絶したいなと思います(笑)。

ミシェル:近藤芳正

三谷幸喜氏作品の舞台に多数出演。
以降、数々のドラマ、映画に出演しており、現在放送中のNHK朝ドラ「なつぞら」東京・新宿編や、28日まで新国立劇場小劇場にて、舞台「骨と十字架」に出演するなど、日本を代表する名バイプレイヤーだ。

■コメント
この四人の絡み合いは今から想像したら楽しそうだなと思います。思いっきり喧嘩できますからね。楽しみにしています!普段の生活ではなかなか出来ないことが出来るので。ここまでの喧嘩はお芝居じゃないとできないですし。普段の僕自身は、まあー穏便に行こうとしますね。自分から波風を立たせにいこうというタイプではないです。

大の大人が喧嘩して、とてつもない姿をみせたりとか、心がぐちゃぐちゃになったりするのは、この舞台では子供のためというところから始まりますけど、私もこういうところで怒ったことがあるとか、黙って我慢したことあるとか、色々な感情がお客様皆さんの中で共通認識を持ってもらえると思います。私もあるあるあるという感じで、夫婦関係の愛だったり、隣人との関係性とか、国を超えた共通認識を持てる芝居だと思うので、そこはすごく面白いなと思います。

台本を読んで思ったんですけど、喧嘩できることは幸せなことだと思いました。相手に関心があったり、相手に愛があったりするからこそ、自分の考え方と違うから怒ったりイライラしたりする。相手に対して愛がないと喧嘩がうまれないですし、ただ黙って帰ればいいだけなのに、それをお互いに言い合うっていうのは愛の詰まったお話だと思います。

今回の舞台は綺麗な女優さんお二人がとてつもない姿を見せますし、キャスト全員の普段見られない姿を見られますよ(笑)。思いっきり喧嘩するとわけがわからなくなると思うので、そのわけのわからない姿を楽しんでもらえればと思います!

ヴェロニック:真矢ミキ

■コメント
今回、私にとってほぼ初めてに近いストレートプレイです。舞台自体も5年ぶりで、久しぶりの怖さもありますが、今はめちゃめちゃ楽しみです。やっぱり大人になって半世紀もすぎるとですね(笑)、だいたい一巡、二巡して何となく人生がわかってきたみたいなところに漂いがちですが、自分を律するためにもこの辺で逃げ場のない4人だけの芝居という環境にどっぷりつかりたいです。映像の瞬発力とは全然違う舞台で、久々に一冊の台本をしっかりと深く頭に入れ込むという作業をこれから苦しみ、楽しみたいと思っています。

今回の舞台『正しいオトナたち』はいかに大人が普段理性と共に隣り合わせで生きているかというところです。前頭葉が理性として止めるのですが、その前頭葉が崩壊していくという、、、どこまで大人ってギリギリに「大人」という言葉で立っていようとしているのか、一回りして理性がポンと取れた時に、果たしてそれは「大人越え」をしている何かが見えるのか、それとも長く生きた経験は一体なんだったんだと感じ、赤子のように戻ってしまうのか、それとも廃人と化して老人となってしまうのか、私はその辺がすごく楽しみです。

理性って我慢なのか、それとも正義なのかみたいなところが見どころだと思います。どこで共演者の皆さんがキレるのか、そしてどこでまた取り戻すのか、そういったことが毎日違うと思うので、日々敏感に感じとって演じていきたいと思います!

舞台『正しいオトナたち』

ヤスミナ・レザ『Le Dieu du carnage』(原題)

出演

真矢ミキ 岡本健一 中嶋朋子 近藤芳正

東京先行公演

公演日:11月28日(木)~11月29日(金)
会場:IMAホール 
主催:テレビ朝日、インプレッション
料金:全席指定9,000円(税込)
一般前売日:2019年9月21日(土)
問い合わせ:Mitt 03-6265-3201(平日12:00-17:00)

名古屋公演

公演日:12月4日(水)
会場:日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
主催:メ~テレ、メ~テレ事業
料金:全席指定9,800円(税込)
一般前売日:2019年9月14日(土)
問い合わせ:メ~テレ事業 052-331-9966(祝日を除く月-金10:00~18:00)

兵庫公演

公演日:12月7日(土)~8日(日)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
主催:兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
料金:全席指定8,500円(税込)
一般前売日:2019年9月22日(日)
問い合わせ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255
(10:00~17:00月曜休/祝日の場合翌日)

東京公演

 
公演日:12月13日(金)~24日(火)
会場:東京グローブ座
主催:テレビ朝日、インプレッション
料金:全席指定S席10,000円(税込)/A席7,500円(税込)
一般前売日:2019年9月21日(土)
問い合わせ:Mitt 03-6265-3201(平日12:00-17:00)

企画・制作

インプレッション

主催・製作

テレビ朝日 インプレッション