<囲み会見&ゲネプロレポ>戸次「この舞台を観て存分に優越感に浸っていただきたい」TEAM NACS戸次重幸、作・演出・出演のソロプロジェクト舞台『MONSTER MATES』本日開幕!

ステージTEAM NACS, アミューズ, レポート, 六本木, 劇場, 舞台


2007年8月:「GHOOOOOST!!」、2009年10月:「ライトフライト」、2014年1月:戸次重幸一人舞台「ONE」、2014年8月「安田顕 ひとり語り2014~ギターの調べとともに。」、2014年8月「Ottey Ottoman WORLD TOUR 2014 in JAPAN『REBIRTH』」以来、TEAM NACSのSOLO PROJECTとしては第6弾、戸次重幸が出演するSOLO PROJECTでは第4弾となる舞台『MONSTER MATES』が、本日8日にEX THEATER ROPPONGIにて上演を開始した。

初日を直前に控え、報道陣の囲み会見とゲネプロの公開を同所にて行った。
全員衣装とスリッパ姿で現れ、カメラマンから「スリッパ姿が写っても大丈夫か?」と質問が飛ぶと、戸次は「これも衣装なので大丈夫です。さすがに衣装でもないのに全員スリッパでは出てこないですよ」と会見前から笑わせた。

当日券について

本日の東京公演を皮切りに、福岡、札幌、大阪公演と続くがすでに前売り券はソールドアウトしている。
ただし、札幌公演以外は当日券が出る予定とのことで、詳細は公式サイトなどを確認して欲しいと話した。

当日券は電話予約を実施。
・お一人様2枚まで
・予定枚数に達し次第終了
・電話予約が予定数に達しなかった場合のみ、劇場にてキャンセル待ち販売終了後、当日券を販売致します。

TEAM NACS Official Site:http://www.teamnacs.com/

囲み会見

今回の舞台は、どのような内容になりますか?

戸次)マンションの一室に男5人が集まりまして、そこで繰り広げられるサスペンスコメディーになります。
ちょっとおどろおどろしいようなお芝居なんですけど、要所要所笑いもあって楽しんでいただける作品になっております。

初日を迎えましたがいかがですか?

戸次)こういう言い方は変かもしれないですけど、本番よりも若干稽古の方が好きなんですよね。
稽古が本当に大好きなもので、稽古51%、本番49%ぐらいの比率なんですよ。
それで、稽古が終わっちゃったんですよ。若干寂しいんですよね。
しかし、お客さんに観てもらってナンボの商売ですから、頑張ってお客さんに楽しんでもらえればと思います。

吉沢)稽古期間はかなり通しの回数が多かったので、戸次さんがそれだけ早い段階から準備されていたので、そういう状況になれてたのかなと思っています。
僕ら含め、スタッフさんもバトンを受け継いで今日を迎えているので楽しみですね。

本郷)たくさん稽古をしてきたので、いよいよ初日を迎えられて嬉しいです。
先輩方皆さん優しいので、毎日楽しく稽古が出来たと思います。

青柳)僕個人としては久しぶりの舞台なので、キャストさんとスタッフさんと努力していい舞台に出来たらなと思います。

前野)えーっと、、、楽しみたいなと思います。
稽古、楽しかったです。本番もそれ以上楽しめたらいいなと思います。

今回の舞台は、ワンシチュエーションという事ですが、ご出演の4人を選んだ理由はあるのでしょうか?

戸次)誤解を恐れずに言うならばですね、笑顔が信用できない4人だったんですね。
僕が視聴者として皆さんの作品を見ていて、本当に笑いたくて笑っているのかなっていう腹黒さを感じてたんですよ。
演技で!演技で感じていて、みんなが持っている役者としての闇という部分が、お声を掛けさせていただいた要因でしたね。

皆さんは、納得されているのでしょうか?

全員)・・・。(無言でうなずく)
(会場爆笑)

戸次)あはは(笑)
この話は何度もしたんですよ。キャストの中でね。
青柳君なんてね、目が泳いでるときあるもんね。
(会場爆笑)

戸次)笑いながら、目が泳いでる時があって、そういう所が凄く魅力的に思えまして、お声掛けさせていただきました。

今回のは「不老不死」がテーマになっていますが、皆さんが不老不死になったら何がしたいですか?

前野)僕は危険なお仕事をやってみたいですね。
分からないですけど、頑張ってNASAとかで働いてみたいですね。
人名が危険な実験とかも積極的に参加して、たぶんギャラも良いと思いますし。

(会場爆笑)

前野)ただ色んな国家権力とか色んなものとかから狙われたりとか、オファーがあったりするとは思うので、そこは色んな人と相談してうまくやっていけたら良いなと思います。

青柳)僕もそうですね、なるべく巨額な富を築けるように工夫したいと思います。

本郷)僕はライオンを倒したいですね。
ライオンを倒した人はたぶん居ないと思うので、ちょっとずつ(ダメージを)蓄積させながら、こっちは何度も蘇りながら倒していきたいと思いました。

戸次)武井壮さんも怪しいですもんね。
本当に倒したことがあるのか怪しいですもんね。

(会場爆笑)

吉沢)じゃあ僕は象を。象を倒したいと思います。

戸次)僕はマスコミの皆さんの力をお借りして、一生エンタメで食っていくと思います。
サーカスに行けば、絶対に盛り上がる事間違いなしじゃないですか。
どんなショーでも出来る訳ですから。

前野)でも、飽きられちゃうんじゃないですか?
「またあれでしょ!死ぬやつでしょ!また生き返るんでしょ!」って。

(会場大爆笑)

戸次)じゃあ国を変えてやりますか!
この驚きは万国共通だと思うんですよ。
エンタメの力を借りて、富を築くってことじゃないですかね。

ポスターのイラストは漫画家の藤田和日郎先生がお書きになったそうですが、ご自分の絵を見ていかがですか?

前野)最初見た時は、僕だけちょっと絵柄が違うなと思ったんですけど、悪役っぽくてカッコよかったですね。
感動しました。

青柳)すごく嬉しかったですし、光栄ですし、そっくりですね。

本郷)とても素敵ですよね。先生が台本を読んで描いてくださったとのことなので、すごく印象的なシーンというかそれぞれのキャラクターを表していて凄いと思いました。

吉沢)僕はこの作品ののセンターに出ているのが嬉しいですね。

戸次)私は以前から親交がございまして、不躾とは思ったのですがお願いをしたら二つ返事で受けて頂きまして、先生の仕事場にどういうコンセプトでとご説明に伺ってきました。
「先生の作品の単行本の表紙のようなイメージでお願いしたいんですよね」ってお伝えしたら、表紙はその巻の内容を投影したデザインになっているものですから、ですので「台本を読んでみないとわからない」との事でしたので読んでいただきまして描いた頂いた経緯がございました。
本当に嬉しいです。光栄でした。

先ほど稽古中は楽しかったと仰られていましたが、どのような雰囲気だったのでしょうか?

戸次)吉沢さんがすごいセリフ量なんですね。これは見どころの一つだと思っているんですけど。
稽古が1月8日から始まったんですけど、去年の年末位から吉沢さんのやられていたお芝居が終わった直後からセリフを入れていてくれたんですよ。
いやマジメだなと思いまして、誰よりもセリフが入っている吉沢さんに我々4人が「これ入れないとヤバイぞ」って雰囲気があって、吉沢さんが引っ張ってくれた感じでしたね。

本番よりも稽古が好きと仰られていましたが、稽古の魅力とはどんなものなのでしょうか?

戸次)稽古は「無」から「有」を生む作業というか、頭の中にしか無かったものが実際に形となって出来てくる一つ一つ階段を上がるように作品が出来ていく過程自体が僕は大好きなんです。
物を作るのが好きで、家でもDIYしているんですけど、そういう精神じゃないでしょうかね。

物作りというもは、やっぱり出来ちゃうと達成感はあるんですけど喪失感もあるじゃないですか。
ですから、そういった意味で僕は稽古が好きだなって言ったんです。
もちろん本番も好きですよ!
お客さんに来ていただいた本番も好きですけども、という話でございます。

戸次さんは作・演出を兼任されていますが、構想はいつ頃からあったのでしょうか?

戸次)初稿を書いたのは3年位前だったんですよ。
今の台本の土台になったのが、2年前くらいですね。
それぐらいのタイミングで藤田先生に台本を読んでいただいて、アドバイスをいただいて書き直したものが今から2年位前ですね。

戸次さんの演出はいかがでしたか?

戸次)すげー怖い質問ですね。

前野)すごく褒めてくれます!
なので嬉しいですね。毎回「あそこ良かった」「最高です!」っていつも褒めてくれるのでずっと気分が良かったですね。

本郷)稽古に入る時に大声で全体に言ってくれた事があって「何かストレスがあったら右手を上げて下さい」って、「そしたら僕が何とかしてノーストレスの稽古場を提供します」ってことを仰ってくださって、それでみんな緊張せずに入ることができました。
ただ(右手を)上げることは無かったです。
だから、それほど細かく全体に気を配ってくれた素敵な稽古場でした。

>戸次)だから怖いんですよ。
いままで手が上がっていないので、本番始まってから上がるんじゃないかって。
(会場爆笑)

戸次)「えー!言ってよ」ってことになりますからね。
「何で言ってくれなかったの?」ってなりますから。
(会場大爆笑)

でも、それくらい皆さんがセリフを入れるのも早かったですし、色んな演出的なアイディアもどんどんくれましたので、本当に僕としてはおんぶにだっこって感じでした。
本当にありがたかったです。このメンバーで良かったなってすでに思っています。

では最後に

戸次)この芝居に出てくるキャラクターは皆さん以下の連中ばかりです。
ですので、作品を観ていただいて、存分に優越感に浸っていただきたいと思います。

TEAM NACS SOLO PROJECT 戸次重幸「MONSTER MATES」

作・演出

戸次重幸

出演

本郷奏多 青柳翔 前野朋哉 戸次重幸 吉沢悠

公演日程

2019年2月8日(金)~3月3日(日)まで

▼東京公演
会場:EX THEATER ROPPONGI
日程:2019年2月8日(金)~2019年2月13日(水)

▼福岡公演
会場:福岡国際会議場メインホール
日程:2019年2月16日(土)~2019年2月17日(日)

▼札幌公演
会場:道新ホール
日程:2019年2月22日(金)~2019年2月24日(日)

▼大阪公演
会場:森ノ宮ピロティホール
日程:2019年3月1日(金)~2019年3月3日(日)

最新情報

TEAM NACS Official Site:http://www.teamnacs.com/

ものがたり

精神科医の坂上寛人(青柳翔)。居候である三波秀和(本郷奏多)。同じマンションに住む、坂上の元患者でもある鮮魚店店主の今野正志(前野朋哉)。
今野の借金の取り立てに現れたヤクザの桐谷憲次(戸次重幸)。
様々な事情で4人が坂上宅に会した時、謎の男・Q(吉沢悠)が突然現れる。

そしてQは三波に告げる。【あなたは不老不死になりました】…。
その一言で、彼らの正常な日常は崩れ始めた。

果たして、Qは何者なのか?
三波は不老不死になってしまったのか?
不老不死をめぐる男たちの醜い争いの結末は…?

これまでのTEAM NACS SOLO PROJECT

以下、TEAM NACS Official Siteより引用

© CREATIVE OFFICE CUE / AMUSE Inc., All Rights Reserved.

「GHOOOOOST!!」

脚本:戸次重幸 演出:福島三郎
出演者:大河内浩、二瓶鮫一、野仲イサオ、音尾琢真、戸次重幸、加藤貴子
公演日程:2007年8月11日~8月30日
【東京公演】紀伊国屋サザンシアター 8月11日(土)~21日(火)
【札幌公演】道新ホール 8月25日(土)~30日(木)
全23ステージ
動員数:12,000人
舞台は葬儀会場。4人の幽霊と1人の男。そして、その男の今は亡き母。恨みつらみの関係がいつしか意外な展開に…!?6人の男女が織り成す、奇想天外な超漫画的ドタバタコメディ芝居。

「ライトフライト」

脚本:戸次重幸 演出:福島三郎
出演者:川原亜矢子 六角慎司 野仲イサオ 蘭香レア 小松彩香 福島カツシゲ 川井“J”竜輔 / 戸次重幸 加藤貴子
公演日程:2009年10月16日~11月23日
【東京公演】サンシャイン劇場 10月16日(金)~25日(日)
【大阪公演】シアター・ドラマシティ 11月12日(木)~15日(日)
【札幌公演】道新ホール 11月19日(木)~23日(祝・月)
全27ステージ
動員数:18,000人
「ニューアサヒスカイエアライン(NASA)」は、東京⇔札幌間限定の新規参入航空会社。その札幌行きの初フライトに居合わせた乗客は、新婚旅行の夫婦、モグリの歯医者、オタク女‥‥ と、まばらな客しか埋まっていない。
明らかにオカマのCAがおかしな搭乗注意を生で呼びかけているなか、挙動不審な機長の歯切れの悪い挨拶、副機長の社歌斉唱などが続く‥‥。
たっぷり不安な乗客のなかに、いかにもハイジャックしそうな男が搭乗してきて、離陸と共に手にしたダーツを武器にハイジャックを試みるが‥‥。
TEAM NACS SOLO PROJECT第2弾は、人間の欲と愛憎渦巻く超コメディ!!

戸次重幸一人舞台「ONE」

作・出演:戸次重幸 演出:福島カツシゲ
公演日程:2014年1月23日~2月23日
【東京公演】新宿 紀伊國屋ホール 1月23日(木)~1月29日(水)
【札幌公演】かでるホール 2月1日(土)~2月2日(日)
【仙台公演】イズミティ21 小ホール 2月4日(火)~2月5日(水)
【新潟公演】新潟県民会館 小ホール 2月8日(土)~2月9日(日)
【名古屋公演】テレピアホール 2月10日(月)~2月11日(火・祝)
【大阪公演】ABCホール 2月13日(木)~2月16日(日)
【福岡公演】イムズホール 2月21日(金)~2月23日(日)
全32ステージ
動員数:12,000人
TEAM NACS SOLO PLOJECT、戸次の第3弾。
雑誌「ダ・ヴィンチ」電子版で執筆した6つの小説と連動した物語を上演。
今までのSOLO PROJECTとは全く違う、オムニバスの一人舞台。

「安田顕 ひとり語り2014~ギターの調べとともに。」

原案:能勢紘也「日傘と剃刀」 脚色・出演:安田顕
演出:マギー 音楽:古澤剛
公演日程:2014年8月2日~9月14日
【小浜(福井)公演】常高寺 8月2日(土)~3日(日)
【各務原(岐阜)公演】村国座 8月4日(月)
【米子(鳥取)公演】ギャラリア大正蔵 8月6日(水)
【京都公演】金剛能楽堂 8月8日(金)~12日(火)
【香南(高知)公演】弁天座 8月13日(水)
【福岡公演】イムズホール 8月15日(金)~17日(日)
【東京公演】シアターサンモール 8月23日(土)~31日(日)
【新潟公演】りゅーとぴあ能楽堂 9月3日(水)
【仙台公演】福祉プラザふれあいホール 9月4日(木)~5日(金)
【盛岡公演】プラザおでって おでってホール 9月6日(土)
【青森公演】県民福祉プラザ県民ホール 9月7日(日)
【札幌公演】生活支援型文化施設コンカリーニョ 9月11日(木)~14日(日)
全42ステージ
動員数:11,000人
活弁士・麻生八咫氏が数十年前、年月をかけて一人芝居で400幾多と演じられた能勢紘也氏原作の「日傘と剃刀」をマギー氏の演出で安田顕が熱演。
古澤 剛氏のギターとともに全42ステージを上演。

「Ottey Ottoman WORLD TOUR 2014 in JAPAN『REBIRTH』」

公演日程:2014年8月20日~9月10日
【札幌公演】cube garden 8月20日(水)~21日(木)
【仙台公演】Rensa 8月26日(火)
【名古屋公演】Electric Lady Land 8月27日(水)
【高松公演】MONSTER 8月30日(土)
【大阪公演】umeda AKASO 9月3日(水)
【福岡公演】BEAT STATION 9月5日(金)
【東京公演】LIQUIDROOM 9月9日(火)~10日(水)
全9ステージ
1970年全米のライブハウスを席巻した伝説の日系人ロックスターが存在したー
彼の名はOttey Ottoman(オッティ・オットマン)。
2011年音尾琢真スーパープロデューサーにより40年の沈黙を破り復活し、初来日!!
ファンを熱狂させたそのライブは、伝説のライブとして今も語り継がれている。
そして、2014年再びあの伝説が蘇った。