<公開稽古&囲み会見>劇団こどもSET旗揚げ公演「ミュージカル・アクション・コメディー『カジノ・シティをぶっとばせ!!~丁半コマ揃いました~』」
来年、創立40周年を迎える劇団スーパー・エキセントリック・シアターが、40周年企画第1弾として座長・三宅裕司が「劇団こどもSET」を創立した。
未来のエンタメ界を担う新たな才能を発掘、育成すべく、三宅裕司が劇団SETのコンセプトである「ミュージカル・アクション・コメディー」を子供達に余すことなく継承。
子供用に書かれた台本ではなく、これまで劇団SETの俳優たちが演じてきた本公演を、毎年子供達だけで上演する。
今年はオーディションに勝ち抜いた小学1年生から中学3年生の49名が、昨年1万2000人を動員した第55回劇団SET本公演の演目「カジノ・シティをぶっとばせ!!」を上演。
この夏、演出を手掛けた三宅と夏休みを返上して真剣に作品に取り組んだ子供達だけの公演になる。
公開稽古&囲み会見の様子をオフィシャルレポートでご紹介します。
劇団こどもSET旗揚げ公演「ミュージカル・アクション・コメディー『カジノ・シティをぶっとばせ!!~丁半コマ揃いました~』」
スクエア荏原ひらつかホールにて8月22日より3日間上演
劇団こどもSETの劇団員9名とともに登場した三宅は、本番を目前に「僕が一番緊張しているかもしれません」と第一声。
来年劇団SETが40周年を迎えるということもあり、「自分もいつ引退するかわかりません。だから40年やってきたミュージカル・アクション・コメディーを子供達に伝えていきたいと思いました。
そして、この子たちが18歳になった時、全てを身につけた役者になっていればいいなと思い、劇団こどもSETを立ち上げました」、と経緯を語った。
劇団こどもSETは、劇団SETの本公演で大人が演じた台本を次の年に子供達が演じる、という企画。
昨年三宅が演じた京都府知事の清水(きよみず)役の上田弦(うえだげん11歳)は、「大人の役を演じるのは難しい」と言いながらも、「身近にあるもので例えて分かるように説明してくれる」、と三宅の演出を褒めると、「良いコメントだね!」と三宅。早くも絶妙なコンビネーションを見せた。
三宅も、今回の演目のテーマがカジノ法案ということもあり、難しいセリフが多い中で、しっかり覚えた子供達を絶賛。
「劇団の核である“ミュージカル・アクション・コメディー”の中で、一番難しいのは“コメディー(笑い)”の部分。お客さんを笑わせるための間とツッコミの強さ、どうボケるか、というのはお客さんの前じゃないと分からないので、これから子供達はそれを肌で感じると思います」、と旗揚げしたばかりの劇団こどもSETの成長に期待を膨らませた。
また演出について、普段の舞台との違いを聞かれた三宅は「大人の建前と本音を詳しく説明しないと子供達には伝わらない」と子供に説明することの難しさを語る一方で、「大人達が演じた時よりも、子供達の方が面白いと言われたいです」と劇団こどもSETの今後の目標を挙げた。
最後に「大人が上演する劇団SET本公演と、大人と同じ台本を上演する劇団こどもSET、両方を観たら面白いと思います。ぜひ劇場に足を運んでください!」と意気込んだ。
劇団こどもSET旗揚げ公演「ミュージカル・アクション・コメディー『カジノ・シティをぶっとばせ!!~丁半コマ揃いました~』」
監修・演出
三宅裕司
脚本
吉高寿男
出演
劇団こどもSET
公演日程
2018年8月22日(水)~8月24日(金)<全5ステージ>
会場
スクエア荏原 ひらつかホール
料金(税込・全席指定)
前売 大人3,000円 / 子供1,500円
当日 大人3,300円 / 子供1,800円
公式サイト
第56回本公演ミュージカル・アクション・コメディー
『テクニカルハイスクールウォーズ~鉄クズは夜作られる~』
作
吉高寿男
演出
三宅裕司
出演
三宅裕司 小倉久寛
永田耕一、田上ひろし、高橋修、岩永新悟、赤堀二英、西海健二郎、おおたけこういち、安田裕、榊英訓、栗原功平、岩澤晶範、長谷川慎也、森内翔大、辻大樹、時松研斗、浅田壮摩、渋谷渉大流、大城麗生、三谷悦代、杉野なつ美、おぐちえりこ、丸山優子、白土直子、良田麻美、南波有沙、久下恵美、河本千明、山口麻衣加、鎌田麻里名、服部紗弥、立川ユカ子、白井美貴、山城屋理紗、木下桜、小松玲奈、山崎愛華、朝比奈阿紀、伊藤奈々
会場
池袋・サンシャイン劇場
公演日程
2018年10月12日(金)~28日(日)
料金(全席指定・税込)
<S席>7,000円
<A席>6,000円
<S/A子供券>2,000円
※お取扱いはチケットぴあのみ。
※小学1~6年生対象。保護者同伴の場合のみ購入可能。
※当日、年齢を証明できるものをご持参ください。
<アンダー25当日券>3,500円
※中学生~25歳以下対象。
※平日公演限定。
※当日、年齢を証明できるものをご持参ください。
※お座席の指定はできません。数に限りがございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただきます。
※車椅子でご来場のお客様はご購入前にチケットスペース(03-3234-9999)までご連絡下さい。
チケット
好評発売中
■チケットスペース:http://www.ints.co.jp/
03-3234-9999
※オペレーター(月~土10:00~12:00/13:00~18:00)
■チケットぴあ:w.pia.jp/t/thsw/
0570-02-9999(Pコード:486-591)
■ローソンチケット:l-tike.com
0570-000-407(Lコード:32309)
■イープラス:eplus.jp
■チケットホン松竹:0570-000-489
■サンシャイン劇場(窓口販売)
あらすじ
「ヤツラをものづくりで見返してやれ!」
東京、下町にある定時制工業高校は、生徒数の減少で廃校寸前。
同じ学年に16歳から50代の会社員までおり、大半は学力とは無縁のヤンキーたちだ。校長以下教師たちは、そんな生徒たちを見捨てており、廃校の危機を救おうという思いは微塵もない。
この底辺校に、熱血漢の教師が赴任してきたことで、生徒や同僚の教師たちの退屈な日常に変化が訪れるのだが・・・。
かつて世界一と言われ、日本人として誇りが持てた“ものづくり”を今一度喚起する、歌あり、ダンスあり、アクションありのエンターテインメント意欲作!