Act Against AIDS 2017「THE VARIETY 25」岸谷五朗も寺脇康文も三浦春馬も大黒摩季もピコ太郎もふなっしーも高橋優も西川貴教もみんなでコラボ!

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Act Against AIDS 2017 「THE VARIETY 25」
~絶好調俳優大熱唱!本物聴かせますミュージシャン!~

世界エイズデーの12月1日に合わせて行われるAct Against AIDS「THE VARIETY」(AAA / アクトアゲインストエイズ)が、今年で26年目25回目の開催を日本武道館にて行った。
ミュージシャンや俳優など、17組の豪華アーティストが集結し、3時間に及ぶ一夜限りのエンターテインメントショーをこの日集まった9000人に披露した。

このAct Against AIDSは、「THE VARIETY」を主催する岸谷五朗が1990年10月より放送を開始したTBSラジオ「岸谷五朗の東京RADIO CLUB」に「実は私、エイズなんです」と15歳の少女から手紙が届いたことから始める。

その頃は「エイズ=死」との図式で捉えられており、握手しただけで感染するとの間違った情報が伝わっており、誤った情報が差別を生むとし「エイズには知るワクチン」とスローガンを掲げ、1993年12月1日に第1回目の「Act Against AIDS ‘93. GORO KISHITANI PRESENTS “THE VARIETY”」を国立代々木競技場第一体育館にて開催。
以降、今日まで26年続くエイズのチャリティーイベントになっている。

岸谷五朗、寺脇康文、三浦春馬によるMC陣の会見

開演前に、岸谷五朗、寺脇康文、三浦春馬によるMC陣の会見が行われた。

岸谷五朗

26年目、25回目のアクトアゲインストエイズです。
チャリティーが大変なのは、続けることです。
続けられるというのは、一番大変なことだなと思っています。
何度か大変なこともあったのですが、今年も素晴らしいスタッフとキャストに恵まれてまたこの武道館で大きなチャリティーが出来ます。
目に見えるチャリティーをやっていこうということで、きちんとした寄付をしてラオスで小児病棟が建ちました。
そこでたくさんの子供たちがエイズと戦う子供たちを救うことが出来ています。
HIVは27年前から今でもそうですが、啓蒙啓発が大事です。
このチャリティーは、みんなで必死に汗をかいて頑張っています。
よろしくお願いいたします。

寺脇康文

今回が25回目という事で25年経ったんだなと、私も55歳になるもんだと思います。
僕と五朗ちゃんの跡を継いで春馬が入ってくれて、子供たちが健康に生きるためにチャリティーが出来ています。
チャリティーは「出来ることを出来る範囲で出来るだけやる」ということで、自分が無理してやってもしょうがないので、僕らにはショーを見せることを1年に1回やって、それが一部ですけれども子供たちの命を救えるという事で、これからも出来る範囲でやっていきたいと思います。 

三浦春馬

今年もAAAに参加させていただきます。
今年も現地・ラオスへ視察に行かせて頂きました。
現地スタッフ、そして患者として病院に集まってくる子供たちの笑顔を目の当たりにしているので、少しでも現地で働いている皆さんの思いを、武道館に集まってくださるお客様に、イベントで楽しんでいただくと共に、彼らの頑張りを少しでも広められたらと思っております。

「THE VARIETY」チームの2016年度収益金は1286万9308円
これまでの収益金は2億7937万2382円にのぼる

イベント中盤、毎年恒例となっているAAA報告のコーナーでは、お客様からいただいたチケット代でどのような活動ができたのかを報告している。
収益金は国内外のHIV感染者・患者への支援やエイズ基礎知識の啓発資料の制作費などにあてられ、昨年のAAAチケット収入で1286万9308円。
25年間24ステージのトータルで、2億7937万2382円の収益金が集まったと報告。

三浦春馬から昨年の収益金の使い道として、過去の収益金で購入した車のメンテナンス、心電図モニターの購入、持続陽圧呼吸療法用器機の購入、現地スタッフの育成費用に充てられたと伝えた。

収益金で購入した車はこれまでに5.5万キロを走行しており、ラオスは悪路が多く自力で病院に通えない患者の送迎や、訪問介護に利用している。

「THE VARIETY」チームが寄付をしている特定非営利活動法人「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」は、ラオスで「ラオ・フレンズ小児病院」を設立・運営を行っており、寄付金が病院のスタッフ育成費用としても使われている。
2017年夏に行った代表の赤尾和美さんへのインタビューでは、医療機器など目に見える「形あるもの」に限らず、形として見えない「人材育成費」にも使えることがとてもありがたいと話していた。
「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」の方針として、現地スタッフのみで病院を運営していくこととしており、そのための教育にも力を入れていると、三浦から報告があった。
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三浦春馬は今年もラオスの施設、ラオ・フレンズ小児病院を訪問

そして、4年前に三浦が行ったラオス視察の際に出会った少女トンシーちゃんと、今年9月に三浦が現地で再会。
三浦と共に元気に手を振る様子の映像で紹介した。

岸谷五朗は「衛生的でキレイな病院が運営出来ているのは、皆さんが購入してくれたチケット1枚1枚のお陰です。本当にありがとうございます」とお礼の言葉を述べた。

また、現在ツアーを行っている関係で今回のイベントには参加出来なかったポルノグラフィーは、ツアー先でAAAグッツのマグカップやキーホルダーを販売しており、その収益金を「THE VARIETY」チームに寄付を行っているという。

「THE VARIETY」ならではのコラボレーション!

高橋優 x 三浦春馬

三浦春馬が主演するドラマ「オトナ高校」の主題歌を歌う高橋優が三浦春馬と一緒に『ルポルタージュ』を熱唱。
最近の高橋の音楽とは違ったテイストの曲になっており、高橋はドラマスタッフから「ゴリゴリの高橋さんでお願いします」と依頼があったことを明かす。
デビュー当時はこのテイストの曲が多く、久しぶりに作ったと話した。

西川貴教 vs 岸谷五朗・寺脇康文・三浦春馬

西川貴教はこの日限りのスペシャルメドレーを披露。
『WHITE BREATH』『WILD RUSH』『HIGH PRESSURE』『HOT LIMIT』のヒット曲を一気に歌い続けた。

西川が花道に移動し『HOT LIMIT』を歌い出すと、花道の下から扇風機を持った真顔の3人が登場!
西川に向かって風を浴びせ始めた。
まんざらでもない様子の西川は全身で風を浴びながら最後まで熱唱した。

歌い終わると「(扇風機が)近いです!それでなくても口の中が渇くんです。止めてもらいたい!」と3人にクレームを入れていた。

エンディングは恒例の『一人じゃないから』をオールキャストで

オールキャストがステージに登場し、「THE VARIETY」のエンディング曲『一人じゃないから』を歌う。

最後にMCの3人が挨拶。
岸谷は「皆さまのチケット1枚1枚が大きな大きな寄付になっています。ありがとうございます」と伝えると、三浦は「皆さんが会場にお越し頂いた事実が現地スタッフの自信、技術向上、そして何より子供たちの笑顔につながっています。本当にありがとうございました」と話した。
最後に寺脇が「出来ることを出来る範囲で無理せずチャリティーをやっていこうと思います。皆さんもお付き合いくださいね~!」と話し、約3時間に渡るスペシャルな時間を〆た。


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