<ライブレポ>2人組ロックバンド「toitoitoi」が上野恩賜公園水上音楽堂でワンマンライブ『狼煙 vol.2』を開催!出来立てホヤホヤの新曲も披露!9月には『狼煙 vol.3』を開催発表

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不忍池の覆い尽くす蓮の花が可憐に咲き始めた上野恩賜公園。
2021年7月9日(金)18時から公園内にある水上音楽堂でtoitoitoiのワンマンライブ『狼煙 vol.2』が開催された。

まだ梅雨明けが発表されず、時より雨が降る中、野外ステージではtoitoitoiの奏でる音と屋根に雨が当たる音が相まって、ライブハウスとは違った雰囲気を醸し出していた。

ライブ中盤には、新曲を披露。
そして、9月3日に同所にて『狼煙 vol.3』を開催することを発表。

ムシムシした湿度と、ライブの高揚から熱気で包まれたVol.2、14曲の熱唱でオーディエンスを楽しませた。

toitoitoi ワンマンライブ「狼煙vol.2」

M01:さいなら
M02:小動物

岸川)こんばんは、toitoitoiです!ようこそおいでくださいました。
雨が降っちゃいましたけど、雨音とtoitoitoiの音色と皆様の心の叫びを交錯させて、初夏を感じながら楽しんでいただけたらと思います。
私たちのリズムに合わせて、この雨音が一緒に音楽を奏でてると思えば最高の景色じゃないですか!
toitoitoi ワンマンライブ「狼煙vol.2」始めます!M03:狼煙
M04:ティンキー・ザ・ラスカル
M05:雲の食べ方

岸川)今日はこの上野水上音楽堂でのワンマンライブ「狼煙」シリーズの2回目になります。
正直コロナ禍でみんなの声援が規制される状況だったり、初回はみんなも私たち演者側も戸惑うところもあったりしたと思うんですけど、今回は私たちみんなの声が聞こえているつもりです。
みんな心の中で歌っていてくれているし、心踊らせてくれてるなっていうのも分かるので、実際に立って静かに踊ったりしても大丈夫です。
みなさんで協力する優しい心で、思い思いに楽しんでください。

私は色んなところで色んな人の言葉を耳にして、人の心の移り変わりとか、人の言葉の作り方というか、同じ気持ちから発した言葉でも「あ」と「い」では違うように、同じ気持ちでも体を使ったり感情を使ったりする事で一人ひとり全く変わってしまう人間は何て不器用な生き物なんだろうなって思います。

たぶんね、私が思うのはみんな同じ気持ちなんだと思うよ、本当は。
誰かに優しくしたいだけなんだと思うんですけど、そうはいかない私たち人間。

ここ3日間くらいで新しい歌を作りました。
世界で一番目にみんなに聞いてもらいたいと思います。
まだ名前もない曲。M06:新曲(タイトル未定)
M07:恋するランドセル
M08:対峙
M09:魔法の言葉

岸川)声を出さずにとか指笛しないでとかルールを設けてしまって申し訳ないのですが、私たちも困ってるのよ。
コロナ禍前はみんなで「ウォーウォー」とか一緒に唄ってきたじゃん。
それが出来ないなって思ってたんだけど、Vol.1をやったらグルーヴの神様みたいな人しか客席に居なかったなって思って、全然大丈夫でしたね。
そんなみんなに感化されて私たちも何か新しい楽しみ方を提示しなきゃなって思ったの。
(一度バックステージに戻り、特製ノボリを持って再登場)
何をするかと言ったら私がノボリ持ちながら「ひろがれ・ザ・ワールド」を歌おうとしてる訳よ。

出来ると思う?私は絶対に出来ないと思うの。
それを一生懸命頑張っている姿を見せることで感動できるタイプの人は、それを見て感動してほしい!(笑)

色んな場所で戦っている仲間とか、色んな場所で楽しんでいる仲間とか、そんな気持ちを全部ひっくるめて、私たちは私たちでこの野外会場でライブをすることによってコロナ禍でライブハウスに行きたくても行けない人たちが少しでも安心してライブに来られればいいなと思って、私たちはここで狼煙を掲げさせていただいています。

ここで言うのも何ですけど、私はライブハウスが大好き!
いつかまたライブハウスで会うためにも野外会場でライブをしています。

いつかが来たら絶対、大きな声でみんなと一緒に歌いましょう。
その狼煙をここで掲げている。ね!
そういう約束です。(会場から大きな拍手)

ここに立つことで私たち自身、演者、技術スタッフ、ライブハウス、見るお客さん、皆さんも未来に繋がりますように。
また、いつかが来ますように。
立ち止まっていたら、何も動かないですから。

2021年9月3日、狼煙Vol.3をまたここ上野公園で開催いたします!
前回は春、今回は夏、次回は9月、きっとまだ暑いでしょうね。
色んな四季を感じられるこの公園という独特の場所でtoitoitoiをみんな一緒に作っていけたらなと思います。M10:ひろがれ・ザ・ワールド
M11:熊本さん
M12:キスキスバンバン
M13:日常(お昼寝ver.)
M14:その先

岸川)音楽を愛するみんなのために、またみんなの前に現れます。
ありがとうございました。また音楽を一緒にしましょう。
toitoitoiでした。

セットリスト

M01:さいなら
M02:小動物
M03:狼煙
M04:ティンキー・ザ・ラスカル
M05:雲の食べ方
M06:新曲(タイトル未定)
M07:恋するランドセル
M08:対峙
M09:魔法の言葉
M10:ひろがれ・ザ・ワールド
M11:熊本さん
M12:キスキスバンバン
M13:日常(お昼寝ver.)
M14:その先

LIVE schedule

toitoitoi ワンマンライブ「狼煙vol.3」

日時:2021年9月3日(金) 開場17:00 / 開演18:00
会場:上野公園水上音楽堂(上野恩賜公園野外ステージ)
チケット料金:全席自由 ¥3,600(送料込)
チケット発売:toitoitoiオフィシャル通販サイトにて発売中
http://toitoitoi.official.ec

インタビュー

Vol.2の感想をお聞かせください

ムラコシ)前回のVo.1から約3ヶ月、自分としては前回とは別の緊張がありました。

前回はこの場所が初めてだったので、何とか良いものにしようって思っていたのは確かなんですが、前回から続けて来ていただいているお客様もいらっしゃるので、今回はもっと良いものをっていう気持ちが働いていたのかもしれないです。

岸川)私は新曲をやるのでめちゃくちゃ緊張していたんですけど、でも私はムラコシ君が後ろでどっしりと構えていてくれた感じがしたから結構自由に出来たとは思います。

音の環境が前回より遥かに向上していたり、細かいところまで変えていこうとしてくれているスタッフの皆さんの姿勢を見させていただいたので、私たちもやらなきゃ!って気持ちにはなりました。

そして、お客さんはお客さん、演者は演者、技術さんは技術さんではなく、いま与えられているこの環境は今しか味わえない一体感だと思っていて、「ライブってそれじゃん」みたいなものを今日私は出したかったということが、裏テーマにありました。

なので、新曲を歌うまでのガチガチゾーン、みんなを探るゾーン、静かに雨の音が聞こえる上野公園らしい時間帯があって、「ひろがれ・ザ・ワールド」からのラストまでは、これまでに作られてきた気持ちが通じたうえでの一体感だったのではないかなと、自分では評価してます。

前回のVol.1は、約1年ぶりの有観客ライブ、しかも初めての場所、野外ということで、二人もお客さんも慣れておらず探り探りだった印象がありましたが、今回は2度目ということもあって、お互いに慣れたこともあり、以前のライブハウスでやっていた頃の印象が湧いてきました

岸川)その感想は嬉しいですね。
でもそれは、お客さんの力の賜物です!
だって、お客さんは声を出せないし歌えない中でも楽しんでもらえているのは、とても嬉しいです。
「ひろがれ・ザ・ワールド」はマジで感動しました。

ムラコシ)あのノボリを持ってのパフォーマンスは岸川さん、よく挑戦してくれました。

岸川)そこは前回からのテーマだったので、新しいライブスタイルを研究することが。
前回は本当にみんなで手探りだったんですけど、今回はこっちが投げた玉をみんなが打って返してきてくれた感じです。

みんな拍手で応えてくれたじゃないですか。
あれなんかは新しいなと思って、喋らずともみんなが打ち返し合えるのはスゴいことだなって思いました。
toitoitoiのお客さんはスゴいなって、誇らしくなりました。

ライブハウスでやっていた頃は「もっと声を出して」って煽っていたけど今はそれが出来ず、けれど拍手でも出来るんだよって導いたことで、お客さんも応え方が理解できて、より楽しめたのではないかと思います

岸川)「ひろがれ・ザ・ワールド」の「♪高らかに歌おう」のフレーズだけ手を挙げてくれたりとか、そういう細かくアクションしてくれるお客さんがほんとに多かったです。
未知との遭遇ではないですけど、言葉を発せられない時の音楽の根元というか、音を鳴らして響き合いで会話するのが見えて、自由に踊っている人もいるし拍手している人もいるし、その感じがライブハウスっぽく感じました。

いま、手拍子しか出来ない環境でみんな同じことをするのも若干違和感があったりして。
だから今日の光景が見られたのはとても嬉しかったです。
楽しんでもらえたなって感じました。
次のライブが楽しみになりました。
次はさらにもっと声が出せないことの閉塞感を取っ払えたらいいなって。

次回Vol.3が9月に開催すると発表しましたが、どんなライブにしたいですか?

岸川)企画した当初の勝手なイメージでは、9月には野外でみんなで声を出してワイワイ騒げているんじゃないかなんて期待もあったんですけども、いよいよ違うぞって雰囲気になってきていますよね。

今回も様々な理由からライブに来たくても来られないファンの方も結構いらっしゃって、そのことは伝わってます。
気持ちとか楽しもうぜだけでは乗り越えられないこともあるなって。
だからこそ、そういった人たちともまた一緒に唄える時を見据えて続けていくことで進化させたいと思ってます。

次回は大幅に何か仕込みたいよね。

今よりも進化させるtoitoitoiを信じてほしいと思います。
みんなのおかげでまたひとつ可能性が見えてきたので、9月も一緒に超えていきましょう!

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岸川まき

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