<桜開花予想2019>全国トップで長崎で桜が開花!熊本3月20日、佐賀市・松山市・東京23区は21日予想。今月末は満開に<ウェザーニュース>

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長崎地方気象台は20日、長崎市の敷地内にある標本木の桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表。今年全国トップでの開花となる。
全国700か所のお花見名所では、舞鶴公園(福岡県)の桜が19日に全国トップで開花している。

そして、株式会社ウェザーニューズは19日、2019年の「第六回桜開花予想」を発表しました。

桜のつぼみは例年より遅いペースで生長しているが、今週は関東を含む広範囲で20℃前後の暖かさとなる見込みで、この暖かさにより、ソメイヨシノの名所と主要都市では20日に熊本(熊本城)・福岡市、21日に佐賀(神野公園)・東京(靖国神社)・佐賀市・松山市・東京23区と続々開花していくと予想。
開花時期は、全国的に例年並(過去5年平均)となる所が多い見込み。

昨年相次いだ気象災害の影響を調査した結果、近畿は桜へのダメージがほかの地域よりも目立ったが、取材結果などから影響は限定的で、地域全体の見栄えが劣るほどではないとみているとのこと。
※ウェザーニューズの桜開花日の定義:1本の木の開花日では、木に“1輪以上”の花が初めて咲いた日を開花日としている。
なお、ピーク開始日は、その都市の桜の2割が開花(1輪)する日と定義している。(気象庁の気象官署とは異なる)

また、例年の開花日は、2014~2018年の過去5年の平均で算出しており、これは近年の桜の開花日が早まる傾向を反映したためです。
そして、例年の開花日と予想開花日の差が、±2日の場合は「例年並」、±3~4日は「やや早い」・「やや遅い」、±5日以上は「早い」・「遅い」と表記しています。

スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」の『さくらCh.』オープン

全国のお花見名所700カ所の最新見解は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やウェブサイト「ウェザーニュース」の『さくらCh.』から閲覧が可能で、全国のつぼみ調査の結果を取り込んで予想している。
ウェザーニュース「さくらCh.」

ウェザーニューズは、近年の統計データを分析

桜の開花予想を算出する際、過去の統計は分析の基本データとなり、通常は桜の開花予想には過去30~50年程度の長期間のデータを使用するが、昨今の平均気温の上昇傾向により、長期の統計データでは、正確な開花予想の算出が難しくなってきている。

そこでウェザーニューズでは、気温が上昇傾向にある過去20年の統計データを基本データとして使用し、各地点の開花予想を算出。
また、近年の急激な温暖化を考慮するために過去10年の統計データも参考にして分析を行っている。

各エリアの桜開花傾向

各主要都市の開花日は、エリアを代表するある1本の木の開花日ではなく「エリア全体の桜が1輪開花のピークを迎える時期」として発表。
【下表】開花初日の昨年比
△:早い
-:同じ
▼:遅い
▼▼:5日以上遅い

下表はウェザーニューズプレスリリースより ©Weathernews Inc.

【北海道】開花前線は4月26日頃、道南に上陸!札幌市はGW終盤に見頃に

©Weathernews Inc.
今年は例年並の開花となる所が多い見込みです。
「全国つぼみ調査」ではまだ小さく硬いつぼみがほとんどですが、過去の傾向から、変化がはっきりと出始めるのは3月下旬以降と考えられます。

3月下旬は天気が周期変化して、寒暖の変化が大きくなりますが、4月からは段々と晴れる日が増えていきます。
5月にかけての気温は平年よりも高くなるため、つぼみの生長が進みます。
このため、桜の開花は例年並、昨年並となる所が多い予想です。

北海道では、4月26日に開花前線が上陸します。
五稜郭公園(函館市)や札幌市で咲き始め、五稜郭公園(函館市)はGW中頃から、札幌市はGW終盤から見頃となる見込みです。
その後、5月中旬にかけて、道北や道東エリアへと桜の開花が広がっていきます。

 満開
予想日
第6回
開花
予想日
2019年
第1回
開花予想日
昨年の
開花日
北海道函館市4/304/26(▼)4/27(▼)4/25
札幌市4/304/26(-)4/30(▼)4/26
旭川市5/35/1(▼)5/5(▼▼)4/30
稚内市5/145/10(△)5/13(▼)5/11
帯広市5/34/29(▼)5/1(▼)4/27
釧路市5/165/11(△)5/13(▼)5/12
網走市5/85/4(▼)5/9(▼▼)5/2

※北海道はエゾヤマザクラやチシマザクラなど、ソメイヨシノ以外も含む

【東北】東北南部は4月上旬に開花!弘前公園、GWは早めのお花見がおすすめ

©Weathernews Inc.
今年は例年並の開花となる所が多い見込みです。
「全国つぼみ調査」では東北北部でも先が黄色や緑に変化したつぼみが増え、東北南部では先がピンクになったつぼみが現れ始めました。
各地で順調に生長が進んでいるようです。

この先は天気が周期変化して、寒暖の変化が大きくなりますが、4月からは段々と晴れる日が増えていきます。
4月にかけての気温は平年よりも高くなるため、つぼみの生長が進みます。
このため、桜の開花は例年並からやや早い所が多い予想です。

4月上旬に福島県浜通り・中通りや宮城県南部から開花が始まり、開花前線は順調に北上していきます。
4月3日開花予想の白石川堤一目千本桜(宮城県)をはじめ、東北南部では入学式に合わせて開花をする桜もありそうです。
東北南部の早い所では4月10日前後から見頃となり、東北北部は4月下旬にポカポカ陽気でお花見を楽しめる所が多くなりそうです。
弘前公園(青森県)は4月20日に開花し、GW前半に満開を迎える見込みなので、GWは早めのお花見がおすすめです。

 満開
予想日
第6回
開花
予想日
2019年
第1回
開花予想日
昨年の
開花日
東北青森市4/234/18(△)4/20(▼)4/19
盛岡市4/204/13(▼)4/15(▼)4/12
秋田市4/204/15(△)4/16(△)4/17
山形市4/164/11(▼▼)4/10(▼▼)4/4
仙台市4/84/3(▼)4/4(▼▼)3/30
福島市4/74/2(▼)4/3(▼)3/30

【関東】来週にかけて開花ラッシュ!南部のお花見は今月末から

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今年は例年並の開花となる所が多い見込みです。
「全国つぼみ調査」では、つぼみの先がピンクになったものや花びらが見えたなど、開花目前のつぼみも現れ始めました。
昨年や例年と比較すると遅めのペースではあるものの、生長が進んでいるようです。

今週は晴れて20℃を超える日もあり、つぼみが一気に生長します。
3月21日開花予想の靖国神社(東京都)など、関東南部では来週にかけて開花ラッシュとなる予想です。
その後は天気が周期変化して、気温がアップダウンしますが、4月にかけての気温は平年より高い予想のため、つぼみの生長は順調に進みます。
開花時期は例年並で、開花が早かった昨年と比べると、同じか遅い開花となりそうです。

上野恩賜公園(東京都)は3月30日、前橋公園(群馬県)や八幡山公園(栃木県)は4月5日に満開を迎えるなど、関東南部は3月末、関東北部は4月上旬がお花見チャンスです。
満開時期は天気が変わりやすいため、お花見前は天気予報をこまめにチェックするのがおすすめです。

 満開
予想日
第6回
開花
予想日
2019年
第1回
開花予想日
昨年の
開花日
関東宇都宮市4/43/29(▼)3/29(▼)3/26
前橋市4/33/28(▼)3/26(▼)3/25
水戸市4/43/29(▼)3/26(▼)3/25
東京23区3/293/21(▼)3/18(▼)3/17
横浜市3/293/23(▼)3/22(▼)3/19
千葉市3/303/23(▼)3/22(▼)3/19
さいたま市4/13/25(▼▼)3/24(▼)3/20

【中部】今週、名古屋市・岐阜市から開花スタート!4月初めには東海で満開に

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今年は例年並の開花となる所が多い見込みです。
「全国つぼみ調査」では、東海を中心につぼみの先がピンクになったものや花びらが見えたなど、開花目前のつぼみも現れ始めました。
昨年や例年と比較すると北陸・甲信ではほぼ同じペース、東海では遅めのペースではあるものの、生長が進んでいることがわかりました。

今週は20℃近くまで気温が上がる日もあり、つぼみが一気に生長します。
3月22日開花予想の名古屋市・岐阜市など、開花を迎える所もある見込みです。
その後は天気が周期変化して、気温がアップダウンしますが、4月にかけての気温は平年より高い予想のため、つぼみの生長は順調に進みます。
開花時期は例年並で、開花が早かった昨年と比べると、同じか遅い開花となりそうです。

開花前線は、4月上旬にかけて太平洋側から日本海側や標高の高いエリアへと開花が進んでいきます。
鶴舞公園(愛知県)など東海は4月初めから、特別名勝兼六園(石川県)など北陸西部は4月上旬から満開の桜を楽しめそうです。
高遠城址公園(長野県)でも4月9日に満開を迎える予想です。
満開時期は天気が変わりやすいので、お花見前は天気予報をこまめにチェックするのがおすすめです。

 満開
予想日
第6回
開花
予想日
2019年
第1回
開花予想日
昨年の
開花日
中部
(太平洋側)
甲府市3/293/23(-)3/21(▼)3/23
静岡市4/13/25(▼▼)3/23(▼)3/18
岐阜市3/293/22(▼)3/21(▼)3/19
名古屋市3/293/22(▼)3/23(▼)3/19
津市3/313/26(-)3/27(▼)3/26
中部
(日本海側)
新潟市4/104/5(▼)4/4(▼)4/3
長野市4/104/6(▼)4/6(▼)4/2
富山市4/63/31(▼)4/1(▼▼)3/27
金沢市4/54/1(▼)4/1(▼)3/29
福井市4/43/29(-)3/30(▼)3/29

【近畿】今週、和歌山市から開花スタート!4月上旬には京都市内も満開に

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今年は例年並の開花となる所が多い見込みです。
「全国つぼみ調査」では、先が半分以上緑に変化しているつぼみが増加し、先がピンクになったつぼみも現れ始めました。
昨年や例年と比較すると遅めのペースではあるものの、生長が進んでいることがわかりました。

今週は20℃近くまで気温が上がる日もあり、つぼみが一気に生長します。
3月22日開花予想の和歌山市など、開花を迎える所もある見込みです。
その後は天気が周期変化して、気温がアップダウンしますが、4月にかけての気温は平年より高い予想のため、つぼみの生長は順調に進みます。
開花時期は例年並で、開花が早かった昨年と比べると、同じかやや遅い開花となりそうです。

開花前線は4月上旬にかけて、近畿北部や山沿いへ開花エリアが広がります。
嵐山(京都府)は4月3日、姫路城(兵庫県)は4月2日に満開を迎えるなど、4月上旬に見頃を迎える所が多くなりそうです。
満開時期は天気が変わりやすいので、お花見前は天気予報をこまめにチェックするのがおすすめです。

お花見スポットへの気象災害の影響を調べた結果、近畿は他の地域よりもダメージを受けていることがわかりました。
桜の木や枝が少なくなった名所では、例年よりもボリュームに欠ける箇所があるかもしれませんが、取材結果も考慮し、今年の桜の開花や名所への影響は限定的で、地域全体の見栄えが劣るほどではないとみています。

 満開
予想日
第6回
開花
予想日
2019年
第1回
開花予想日
昨年の
開花日
近畿大阪市3/313/24(▼)3/23(▼)3/20
京都市3/313/24(▼)3/28(▼▼)3/22
奈良市4/13/26(▼)3/24(-)3/24
和歌山市3/293/22(▼)3/24(▼)3/20
神戸市4/13/25(▼)3/24(▼)3/23
大津市4/33/30(▼)3/26(-)3/26

【中国・四国】来週にかけて開花ラッシュ!お花見は今月末から

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今年は例年並の開花となる所が多い見込みです。
「全国つぼみ調査」では、つぼみの先がピンクになったものや花びらが見えたなど、開花目前のつぼみも現れ始めました。
生長ペースは昨年より非常に遅く、例年と比べても遅めではありますが、生長が加速していることがわかりました。

今週は20℃近くまで気温が上がる日もあり、つぼみが一気に生長します。
3月21日開花予想の松山市など、中国・四国では来週にかけて開花ラッシュとなる見込みです。
その後は天気が周期変化して、気温がアップダウンしますが、4月にかけての気温は平年より高い予想のため、つぼみの生長は順調に進みます。
開花時期は例年並かやや早く、開花が早かった昨年と比べると、同じか非常に遅い開花となりそうです。

開花前線は4月に入ると中国山地の標高の高い所まで広がる見込みです。
松山城山公園(愛媛県)は3月29日、岡山後楽園(岡山県)は4月1日に満開を迎えるなど、3月末以降は満開を迎える所が多くなりそうです。
満開時期は天気が変わりやすいので、お花見前は天気予報をこまめにチェックするのがおすすめです。

 満開
予想日
第6回
開花
予想日
2019年
第1回
開花予想日
昨年の
開花日
中国鳥取市3/313/25(-)3/26(▼)3/25
岡山市4/13/25(▼)3/26(▼)3/24
松江市3/313/24(△)3/27(▼)3/26
広島市3/293/22(-)3/26(▼)3/22
山口市4/13/25(△)3/26(-)3/26
四国高知市3/303/22(▼▼)3/19(▼)3/15
松山市3/293/21(▼)3/25(▼▼)3/19
高松市3/313/24(-)3/25(▼)3/24
徳島市3/313/24(▼)3/26(▼)3/23

【九州】来週にかけて各地で開花ラッシュ!お花見は今月下旬から

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本日19日に舞鶴公園(福岡県)が全国700か所のお花見名所のトップを切って開花しました。

今年は九州北部では例年並、九州南部では例年並からやや遅い開花となる見込みです。
「全国つぼみ調査」では、つぼみの先がピンクになったものや花びらが見えた、花の軸が伸びたなど、開花目前のつぼみも現れ始めました。
生長ペースは昨年より非常に遅く、例年と比べても遅めではありますが、生長が一気に加速していることがわかりました。

今週は晴れて20℃を超える日もあり、つぼみが一気に生長します。
3月20日開花予想の熊本城(熊本県)など、九州では来週にかけて開花ラッシュとなる見込みです。
その後は天気が周期変化して、気温がアップダウンしますが、4月にかけての気温は平年より高い予想のため、つぼみの生長は順調に進みます。
九州北部の多くの名所では例年並の開花を迎え、九州南部では休眠打破の遅れもあって例年並からやや遅い開花となる見込みです。

神野公園(佐賀県)は3月28日、西都原古墳群(宮崎県)は4月4日に満開を迎えるなど、九州北部では3月下旬から、九州南部では4月上旬に満開を迎える所が多くなりそうです。
満開時期は天気が変わりやすいので、お花見前は天気予報をこまめにチェックするのがおすすめです。

 満開
予想日
第6回
開花
予想日
2019年
第1回
開花予想日
昨年の
開花日
九州福岡市3/283/20(▼)3/20(▼)3/18
佐賀市3/283/21(▼)3/21(▼)3/20
長崎市3/303/22(▼▼)3/23(▼▼)3/16
大分市4/13/24(▼)3/25(▼)3/23
熊本市3/273/20(▼)3/21(▼)3/17
宮崎市4/23/26(▼▼)3/23(▼▼)3/16
鹿児島市4/13/25(▼▼)3/25(▼▼)3/16

ウェザーニューズの開花傾向と開花予想

© Weathernews Inc.
ウェザーニューズでは、これまでに「さくらプロジェクト」に寄せられた200万通以上の桜のリポートおよび全国700カ所の桜の名所への独自取材をして得られた実況データを統計的に分析し、今シーズンの実況気温・予想気温のデータをもとに予測した開花日を、「開花傾向」として発表している。
 
 
 
 
 

つぼみから桜を観察する取り組み「さくらプロジェクト」

© Weathernews Inc.
ウェザーニューズでは、全国各地の一般の方(ウェザーリポーター)と“つぼみ”の段階から桜の生長を見守り、【つぼみ→開花→満開→桜吹雪→葉桜】の過程を共に観察する取り組み「さくらプロジェクト」を2004年以降、毎年実施しています。

2017年の参加者は約1万人にのぼり、当社には昨年までの13年間にのべ約18万人の参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートが蓄積されています。
今回の「開花傾向」は、これらの桜リポートを地点ごとに細分化して分析し、1本1本の木に対してピンポイントに傾向の予測を算出して発表しています。

なお、今シーズンの「さくらプロジェクト」にて「つぼみ調査」実施後は、全国各地から届くつぼみの生長状況のリポートを取り入れて予測を行い、「開花予想」として発表する。