【AAA2016】小倉久寛「書類審査で落として!」、ラサール石井と漫才披露
俳優の小倉久寛とラサール石井が2016年12月2日、東京・浅草のアミューズミュージアムで行われたAct Against AIDSの一環「浅草寄席 Vol.8」にて、漫才を初披露した。
「浅草寄席」は、2008年に小倉が主催し始め、今年で8回目となる。
主催する小倉からはAAAの浅草寄席について、「年に一度、大好きな仲間を集めてやれるのが楽しい」。
なぜ漫才なのかと尋ねられると「当時、みんなが落語に凝っていたから」と説明。
今回の二人のコンビ名は、アクトアゲインストエイズの「AAA」に浅草の「A」を足して「AAAA」と、ラサール石井が命名。
漫才の冒頭で小倉が、読み方は「エーエーエーエー」と区切るのか、「エーーー」と繋げるのかと石井に尋ねるれば、「Aが4つで”アフォー”て読みます」と早速笑わせた。
石井は、以前に小倉も参加した役者による落語会を笑福亭鶴瓶が見た際「小倉の落語はなんや?あれは噺家にはでけへん」と言っていたとエピソードを話し、「役者にしかできない落語だと褒めていた」と伝えると、熱海五郎一座や小倉が所属する劇団スーパーエキセントリックシアターで一緒に出演している三宅裕司とのシーンは、そのまま漫才の番組に出ても問題ないレベルなので演出をしたいと意欲を見せた。
小倉は石井に「この勢いでM-1を受けようか?」と誘われると「その話は無かったことにしよう」と即座に却下。
さらに「出たら1回戦で落ちるかな?」と尋ねられると小倉は「書類審査で落としてもらおう」と弱気の発言をしていた。
今後の「浅草寄席 」について二人は、「10年は続けていきたい」「10回目はゲストで(春風亭)昇太くんを呼ぼう」「昇太くんを呼ぼうって、内輪じゃない!(舞台「熱海五郎一座」で出演者多数が共演している)」「プロが出ると差がはっきりと分かるから今まで出していなかった」などと話し、最後まで会場を笑わせた。
Act Against AIDS「浅草寄席 Vol.8」
出演:小倉久寛、ラサール石井、小宮孝泰、山口良一、オオタスセリ、ウクレレえいじ、芝咲美穂
日程:2016年12月2日(金)
会場:アミューズミュージアム 6F イベントホール
エイズ啓発運動「Act Against AIDS」とは
Act Against AIDS(アクト・アゲインスト・エイズ / AAA)は、1993年から日本の音楽業界が中心になり、若い世代を対象にエイズ啓発活動を行っているNGO団体。
主にAAAコンサート、講演、学校や保健所等への啓発活動コーディネート、啓発素材(パネル、パンフレットなど)の制作・貸し出し・配布などを行うと同時に、ルーマニアやラオスなどの感染孤児たちのために自立をサポートする新たなプログラムを計画し、実現化に向け取り組む。
12月1日「世界エイズデー」を中心に全国各地で開催されるAAAライブなどを行い、その収益金は様々な啓発活動に利用されている。
この「浅草寄席」の収益金は、国内外のHIV感染者・エイズ患者への支援、全国の学校や保健所へ貸し出すエイズ基礎知識の啓発資料の制作費などに使用される予定。