舞台初単独主演の道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)と、初舞台の茅島みずきをヒロインに迎えて贈る10代キャストの初々しい「ロミオとジュリエット」!東京グローブ座にて今春上演決定!
世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』。
ロミオを務めるのは、関西ジャニーズJr.のユニット“なにわ男子”のメンバーで、今作が舞台初単独主演となる道枝駿佑。
ドラマにも多く出演し、難役から等身大の学生まで演じ分け、昨年公開の映画『461個のおべんとう』では飾らない自然体の演技で高い評価を得ている。そしてジュリエット役には、人気女優の登竜門として知られる「ポカリスエット」のCM(19年度)出演で注目を集め、なにわ男子主演ドラマ『メンズ校』で道枝とも共演していた茅島みずきが決定した。
ロミオとジュリエットが出会い、恋に落ちる、初々しく微笑ましい光景から、一転、2人が引き離され、悲しい結末を迎えるラストまでを共に10代の2人がどう演じるのか、期待が高まる。
森新太郎が、東京グローブ座で再びシェイクスピアの演出に挑む
演出は、『プラトーノフ』や昨年高い評価を得た『メアリ・スチュアート』、『エレファント・マン』等、繊細で傑出した演出力の森新太郎。
06年の演出家デビュー以来、多くの翻訳劇を手掛け、所属する演劇集団「円」や、自身主宰の「モナカ興業」での活動にとどまらずプロデュース公演などでも大いに活躍している気鋭の演出家だ。14年には、『汚れた手』、『エドワード二世』の演出で読売演劇大賞の大賞、最優秀演出家賞をW受賞するなど第一線での活躍も目覚ましく、東京グローブ座でのシェイクスピア作品演出は、19年に菊池風磨主演で上演した舞台『ハムレット』に引き続き2作目となる。
家柄や社会に翻弄されながらも、一途な愛を貫こうとする若者2人の恋愛悲劇の本作は、究極の愛の物語として、言わずと知れた傑作。
様々な解釈で、オリジナリティあふれるアレンジが加えられるなど、三者三様の『ロミオとジュリエット』が存在するなか、原作に近い年代のキャスティングの若い2人と気鋭の演出家が創り上げる。
コメント&プロフィール
道枝駿佑 / SHUNSUKE MICHIEDA
舞台ロミオとジュリエットで初単独主演をさせていただくことになりました。
このお話を聞いた時すごく驚きました。
本作はシェイクスピアの歴史ある作品で、今までいろんな俳優さんがやられていた作品でもあり、自分にもできるのかと不安でしかありません。
今はDVDなどを見て勉強しています。
この役をしっかりとやりきって自分なりに楽しみながら頑張っていき、次に繋げていきたいと思っています!
皆さん、楽しみにしていてください!
プロフィール
2002年7月25日生まれ、大阪府出身。関西ジャニーズJr.のユニット“なにわ男子”に所属し、コンサートや舞台などアイドルとして活動するだけでなく、多くのドラマや映画などにも出演し注目を集めている。20年にはTGCにも出演するなど幅広く活躍している。
近年の主な出演作品に 【ドラマ】『俺のスカート、どこ行った?』(19・NTV)、『年下彼氏』(20・ABC)、『メンズ校』(20・TX)、 『BG〜身辺警護人〜』(20・EX) 、『俺の家の話』(21・TBS)
【映画】『461個のおべんとう』(20)、などがある。
茅島みずき / MIZUKI KAYASHIMA
この度、ジュリエット役を務めさせて頂きます、茅島みずきです。
「ロミオとジュリエット」という歴史ある作品に参加することが出来、とても光栄です。
初舞台、そしてジュリエットという大役に嬉しい気持ち反面不安な気持ちもありますが、演出家の森さんにご指導頂き、しっかり役と向き合いたいと思います。
ロミオ役の道枝さんをはじめ、キャスト・スタッフの皆さんと一緒に、素敵な作品に出来るように精一杯頑張りますので、宜しくお願い致します。
プロフィール
2004年7月6日生まれ、長崎県出身。
17年に開催されたアミューズのオーディションでグランプリを受賞し、芸能界デビューを果たす。
19年に大塚製薬「ポカリスエット」のCMに抜擢され、注目を浴びる。
ほかにも資生堂をはじめ多数の広告に出演し、19年から8回連続でTGCに出演中。
女優としてもドラマや映画に出演し、活動の幅を広げている。
近年の主な出演作品に、【映画】『青くて痛くて脆い』(20)【ドラマ】『メンズ校』(20・TX)、『不要不急の銀河』(20・NHK)、『恋の病と野郎組』(19・BSNTV)などがある。
ドラマ『ここは今から倫理です。』(NHK)の放送も控えている。
【演出】森新太郎 / SHINTARO MORI
ご存知のように、ロミオとジュリエットは激しく愛し合った末、非業の死を遂げます。ロミオは毒薬をあおり、ジュリエットは短剣を胸に突き刺して。
恋人たちの自死は敵対する親同士を和解へと導きますが、どちらもひとり息子・ひとり娘なので、時すでに遅く、やがては両家とも血が絶えることになります。
悲劇と呼ぶにふさわしい苦々しい幕切れです。
しかし、戯曲を読むたびに沸き上がる、この不思議な多幸感は何でしょう。
非力な若者たちの純真さに揺さぶられて、ほんの少しだけ自分もまだ生まれ変われるような心持ちになるのです。
まるで喜劇を堪能したかのように、再生への活力がもたらされるのです。
コロナ禍だからこそ、私はこの作品の上演を切望しました。
10代の道枝駿佑と茅島みずきが織り成す、人と人とが惹かれ合い、繋がり合う物語。
どうぞご期待下さい。
プロフィール
2002年に演劇集団「円」に入ると、06年に『ロンサム・ウェスト』で演出デビュー。古典から現代劇まで幅広く手掛ける。またミュージカルにも挑戦し、ジャンルにとらわれない活動を行う。自身が主宰するモナカ興業でも活動中。13年に文化庁新進芸術家海外研修制度でアイルランドへ、18 年にシンガポールへ留学。近年の演出作に『The Silver Tassie 銀杯』(18)、『プラトーノフ』(19)、『奇跡の人』(19)、『ドライビング・ミス・デイジー』(19)、『ハムレット』(19)、『モンスターと時計』(19)、『メアリ・スチュアート』(20)、『エレファント・マン』(20)などがある。
第50回毎日芸術賞演劇部門第11回千田是也賞、平成21年度(第64回)文化庁芸術祭優秀賞、第21回読売演劇大賞グランプリ及び最優秀演出家賞、平成25年度(第64回)芸術選奨 演劇部門 文部科学大臣新人賞、WOWOW presents 勝手に演劇大賞2017年 演出家賞受賞。
あらすじ
中世イタリアの都・ヴェローナでは、長年にわたっていがみ合いを続けているキャピュレット家とモンタギュー家があった。
ある日、キャピュレット家で行われた仮面舞踏会にモンタギュー家のロミオとその友人たちが忍び込む。
そこでロミオはキャピュレット家の一人娘・ジュリエットと出会い、瞬く間に恋に落ちてしまう。
互いが対立する両家の者だということを知った二人はショックを受けるものの、それでも二人の愛は変わらなかった。
若き二人の純粋な愛を知り、この二人が両家の争いに終止符を打つかもしれないと期待したロレンス神父のもと、ロミオとジュリエットはひそかに結婚式を挙げた。
その矢先、友人たちと一緒のところを喧嘩に巻き込まれてしまったロミオ。
なんとそこで、ロミオの親友・マキューシオがキャピュレット夫人の甥・ティボルトに殺されてしまった。
親友を失って怒り狂ったロミオはティボルトを逆に殺め、これによって両家は一触即発状態となる。
ことを穏便に収めるべくヴェローナ大公は、ロミオをヴェローナから追放する。
仲を引き裂かれてしまったジュリエットに、二人の良き理解者であったロレンス神父は一計を授ける。
しかしそれは後に、純粋な若き二人を大いなる悲劇へと導いてしまうのだった…。
舞台「ロミオとジュリエット」
原作
ウィリアム・シェイクスピア
翻訳
松岡和子
演出
森新太郎
出演
道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.) 茅島みずき ほか
期間
2021年 春
主催・企画製作
東京グローブ座