そろそろお花見の計画を!東京・福岡は3月21日予想で桜開花一番乗り、西・東日本は例年並〜やや遅い開花に

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株式会社ウェザーニューズは2月27日、2月22日~24日にウェザーニュース会員と共に「全国つぼみ調査」を実施し、桜開花予想を発表した。

今シーズンのソメイヨシノの開花は、3月21日に舞鶴公園(福岡県)や靖国神社(東京都)から始まり、熊本城(熊本県)や高知公園(高知県)、上野恩賜公園(東京都)など3月下旬に続々と開花し、3月末から満開を迎える所が増えていく見通しに。

現在のつぼみの生長は、昨年とほぼ同じペースで進んでいますが、西・東日本では今後も寒気の影響を受けやすく、開花時期は例年(過去5年平均)並~やや遅い、北日本は例年並の予想です。

※ウェザーニューズの桜開花日の定義:1本の木の開花日では、木に“1輪以上”の花が初めて咲いた日を開花日としている

過去200万通以上の桜リポートより開花傾向を算出

この開花傾向は、2004年以降の14年間でのべ18万人の「さくらプロジェクト」参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートと気象予測をもとに算出。

全国のお花見名所700カ所の最新見解は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やウェブサイト「ウェザーニュース」の『さくらCh.』から閲覧が可能で、全国のつぼみ調査の結果を取り込んで予想している。
ウェザーニュース「さくらCh.」

各エリアの桜開花傾向

各主要都市の開花日は、エリアを代表するある1本の木の開花日ではなく「エリア全体の桜が1輪開花のピークを迎える時期」として発表。
【下表】開花初日の昨年比
△:早い
-:同じ
▼:遅い
▼▼:5日以上遅い

下表はウェザーニューズプレスリリースより ©Weathernews Inc.

【北海道】開花前線は4月25日頃、道南に上陸!

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今年は、例年並の開花となる所が多い見込みです。
昨年11月から2月上旬にかけて平年並の寒さの日が多く、12月上旬に寒波を迎えるなど、早い時期から冬らしい寒さとなりました。
このため、休眠打破は十分に行われているものと見られます。

北海道は、3月中旬にかけて度々寒気が流れ込みますが、3月下旬からは周期的に高気圧に覆われ、晴れて暖かい日が増えるため、つぼみの生長がだんだん加速します。
特に、4月から5月初めにかけての気温は平年並か高く、晴天と暖かさが後押しし、桜の開花は例年並となる所が多い見込みです。

開花前線は、4月25日頃に津軽海峡を渡って渡島半島に上陸します。
五稜郭公園(函館市)は、4月26日に咲き始め、GWは期間を通して見頃の桜を楽しめそうです。
札幌市は5月初めから咲き始め、GW終盤にはお花見を楽しめるようになる見込みです。
その後、5月中旬にかけて、道北や道東へと開花エリアが広がっていきます。

 今年の
開花予想日
昨年の
開花日
北海道函館市4/26(△)4/27
札幌市5/1(△)4/28
旭川市5/2(△)5/3
稚内市5/10(△)5/9
帯広市4/30(△)5/1
釧路市5/13(△)5/14
網走市5/7(▼)5/5

※北海道はエゾヤマザクラやチシマザクラなど、ソメイヨシノ以外も含む

【東北】東北南部は4月上旬に開花!弘前公園、GWは早めのお花見がおすすめ

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今年は、例年並の開花となる所が多い見込みです。
東北は、昨年11月から2月上旬にかけての気温が平年並か低く、12月上旬から度々寒波に見舞われ、早い時期から冬らしい寒さとなりました。
このため、休眠打破は完了しているものと見られます。

「全国つぼみ調査」ではまだ小さく硬いつぼみがほとんどですが、南部では少しずつ先が黄色になり始めているものもあり、ゆっくりと生長をし始めていることがわかりました。
東北は、3月中旬にかけて度々寒気が流れ込み、気温は平年並か低い予想となります。
3月下旬からは周期的に高気圧に覆われ、晴れて暖かい日が増えるため、つぼみの生長がだんだん加速します。目を離した隙に、桜の生長が進んでしまいそうです。
4月は晴天と暖かさが後押しし、桜の開花は例年並となる所が多い見込みです。

4月6日頃、福島市付近から開花が始まり、白石川堤一目千本桜(宮城県)は4月7日に開花の予想です。
東北南部の早い所では4月10日前後から見頃となり、東北北部では、4月中旬から開花が始まり、4月下旬になるとお花見を楽しめる所が増えていきます。
弘前公園(青森県)は4月21日に開花し、GW前に満開を迎える見込みのため、GWは早めのお花見がおすすめです。

 今年の
開花予想日
昨年の
開花日
東北青森市4/20(▼)4/17
盛岡市4/14(▼)4/17
秋田市4/16(-)4/16
山形市4/13(-)4/13
仙台市4/7(-)4/7
福島市4/6(△)4/8

【関東】東京都内から開花!南部のお花見は3月末から

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今年は例年並かやや遅い開花となりそうです。
関東は、2月上旬までの気温が平年並か低く、1月下旬には大雪にも見舞われました。
このため、休眠打破は完了しているものと見られます。

2月中旬から平年より気温の高い日も出始め、現在のつぼみの生長は、昨年とほぼ同じペースで進んでいます。
ただ、2月下旬は平年より寒い日が多かったため、例年に比べるとつぼみの生長はゆっくりです。

3月は天気が周期的に変化します。
暖かい日もありますが、寒暖の変化が大きく、1か月の平均気温は平年よりやや低い予想です。
このため、つぼみの生長は加速と減速を繰り返し、開花時期は例年並かやや遅い見込みです。

3月21日開花予想の靖国神社(東京都)をはじめ、関東南部は3月20日を過ぎると咲き始め、3月末から4月初めにかけて見頃を迎えそうです。
関東北部は、3月末から4月初めにかけて開花ラッシュとなり、4月上旬はお花見を楽しめそうです。

 今年の
開花予想日
昨年の
開花日
関東宇都宮市3/30(△)4/3
前橋市3/28(△)4/1
水戸市3/31(△)4/3
東京23区3/22(△)3/23
横浜市3/24(△)3/27
千葉市3/24(△)3/27
さいたま市3/25(▼)3/23

【中部】名古屋市や静岡市から開花スタート!東海は4月上旬にかけて見頃に

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今年は例年並かやや遅い開花となりそうです。
中部では、この冬は平年並か平年より寒い日が多く、1月下旬から2月前半は大雪や大寒波に見舞われました。
このため、休眠打破は完了しているものと見られます。

2月中旬には北陸で春一番が吹くなど気温の上がる日も出始め、現在のつぼみの生長は、昨年とほぼ同じペースで進んでいます。
ただ、寒暖の変化が大きく、2月下旬も平年より寒い日が多かったため、例年に比べるとつぼみの生長はゆっくりです。

3月は天気が周期変化しますが、3月中旬まで寒気の影響を受けやすいため、気温が平年よりやや低く、つぼみの生長はゆっくりです。
3月下旬は晴れる日も多くなり、つぼみの生長も加速する見込みですが、寒暖の変化が大きいため、遅れを挽回するほどのスピードアップはなく、開花時期は例年並かやや遅い見込みです。

3月23日頃、名古屋市や静岡市付近で開花が始まります。
東海や山梨県は、3月末までに次々と開花し、4月上旬にかけて見頃を迎えそうです。
北陸や長野県は、4月に入ると開花が進み、4月中旬にかけてお花見を楽しめそうです。

 今年の
開花予想日
昨年の
開花日
中部
(太平洋側)
甲府市3/25(△)3/30
静岡市3/23(△)3/30
岐阜市3/25(△)3/28
名古屋市3/23(△)3/28
津市3/30(△)4/3
中部
(日本海側)
新潟市4/8(-)4/8
長野市4/9(△)4/11
富山市4/3(△)4/4
金沢市4/3(△)4/4
福井市4/2(△)4/5

【近畿】和歌山県から開花!京都市は4月に入ると見頃に

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今年は例年並かやや遅い開花となりそうです。
近畿は、2月まで度々寒波に見舞われ、平年より寒い日が多くなりました。
このため、休眠打破は十分に行われ、つぼみは目覚めているものの、その後の生長がゆっくりとなっていると見られます。
実際、現在のつぼみの生長は、昨年とほぼ同じペースではありますが、例年より遅い傾向です。

3月は天気が周期的に変化し、寒暖の変化が大きくなるため、つぼみの生長は加速と減速を繰り返します。
特に3月前半に寒気が流れ込みやすく、つぼみの生長はゆっくりとなるため、開花時期は例年並かやや遅い見込みです。

3月20日を過ぎた頃から和歌山県内の早い所で開花が始まり、25日頃から開花ラッシュとなりそうです。
4月上旬にかけて、近畿北部や山沿いへ開花エリアが広がります。
京阪神エリアでは、4月上旬に見頃を迎える所が多くなりそうです。

 今年の
開花予想日
昨年の
開花日
近畿大阪市3/27(△)3/29
京都市3/29(△)3/31
奈良市3/29(△)4/3
和歌山市3/25(△)3/30
神戸市3/29(△)4/3
大津市4/3(△)4/4

【中国・四国】高知県から開花スタート!4月上旬には各地で見頃に

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今年は例年並かやや遅い開花となりそうです。
中国・四国は、2月上旬まで度々寒波に見舞われ、平年より寒い日が多くなりました。
このため、休眠打破は完了しているものと見られます。

2月中旬には中国地方で春一番が吹くなど、気温の上がる日も出始め、現在のつぼみの生長は、昨年とほぼ同じかやや早く進んでいます。
ただ、寒暖の変化が大きく、2月下旬も平年より寒い日が多かったため、例年に比べるとつぼみの生長はゆっくりです。

この先3月中旬まで寒気の影響を受けやすいため、気温が平年よりやや低く、つぼみの生長はゆっくりです。
3月下旬は晴れる日が多くなり、つぼみの生長も加速しますが、寒暖の変化が大きいため、遅れを挽回するほどのスピードアップはなく、桜の開花は例年並かやや遅い見込みです。

3月22日開花予想の高知公園(高知県)から咲き始め、25日頃から開花ラッシュとなる見込みです。
4月上旬には、各地でお花見を楽しめる所が多くなりそうです。

 今年の
開花予想日
昨年の
開花日
中国鳥取市3/30(△)4/2
岡山市3/28(△)3/31
松江市3/29(△)4/1
広島市3/26(△)3/27
山口市3/26(△)4/1
四国高知市3/22(△)3/29
松山市3/24(△)3/30
高松市3/28(△)3/29
徳島市3/25(△)3/31

【九州】九州北部を中心に続々と開花!お花見は3月末から

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今年は例年並かやや遅い開花となりそうです。九州は、2月まで度々寒波に見舞われ、平年より寒い日が多くなりました。
このため、休眠打破は十分に行われ、つぼみは目覚めているものの、その後の生長がゆっくりとなっていると見られます。
実際、現在のつぼみの生長は、昨年とほぼ同じペースではありますが、例年より遅い傾向です。

3月は天気が周期的に変化します。
暖かい日もありますが、寒暖の変化が大きく、1か月の平均気温は平年よりやや低い予想です。
このため、つぼみの生長は加速と減速を繰り返し、開花時期は例年並かやや遅い見込みです。

3月21日開花予想の舞鶴公園(福岡県)から咲き始め、熊本城(熊本県)や西都原古墳群(宮崎県)など3月中に次々と開花していきます。
3月末から4月初めに満開を迎える所が多くなりそうです。

 今年の
開花予想時期
昨年の
開花時期
九州福岡市3/21(△)3/25
佐賀市3/23(△)3/29
長崎市3/23(△)3/30
大分市3/22(△)4/3
熊本市3/22(△)3/31
宮崎市3/23(△)4/2
鹿児島市3/22(△)4/1

ウェザーニューズの開花傾向と開花予想

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ウェザーニューズでは、これまでに「さくらプロジェクト」に寄せられた200万通以上の桜のリポートおよび全国700カ所の桜の名所への独自取材をして得られた実況データを統計的に分析し、今シーズンの実況気温・予想気温のデータをもとに予測した開花日を、「開花傾向」として発表している。
 
 
 
 
 

つぼみから桜を観察する取り組み「さくらプロジェクト」

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ウェザーニューズでは、全国各地の一般の方(ウェザーリポーター)と“つぼみ”の段階から桜の生長を見守り、【つぼみ→開花→満開→桜吹雪→葉桜】の過程を共に観察する取り組み「さくらプロジェクト」を2004年以降、毎年実施しています。

2017年の参加者は約1万人にのぼり、当社には昨年までの13年間にのべ約18万人の参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートが蓄積されています。
今回の「開花傾向」は、これらの桜リポートを地点ごとに細分化して分析し、1本1本の木に対してピンポイントに傾向の予測を算出して発表しています。

なお、今シーズンの「さくらプロジェクト」にて「つぼみ調査」実施後は、全国各地から届くつぼみの生長状況のリポートを取り入れて予測を行い、「開花予想」として発表する。
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