＜桜開花予想＞桜前線急北上！弘前公園や角館の枝垂桜はGW前に満開へ＜ウェザーニュース＞

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株式会社ウェザーニューズは3日、3月29日～31日にウェザーニュース会員と共に「全国つぼみ調査」を実施し、第八回桜開花予想を発表した。

北日本の桜のつぼみは、先週季節外れの暖かさとなったことで生長が加速し、昨年より早いペースで生長を続けています。今週末にかけて一時的に寒の戻りがありますが、その後は再び高温傾向が続く見込みです。

一方、昨年より1週間ほど早く開花を迎えた西・東日本では、桜吹雪の所が増えてきました。6日(金)～7日(土)は、日本海上を低気圧が急発達しながら通過するため、各地で春の嵐となる恐れがあります。
満開を迎えてから時間の経っている桜は、このタイミングで散ってしまうため、西・東日本のお花見は5日(木)まで、穏やかな陽気でのお花見はラストチャンスです。

※ウェザーニューズの桜開花日の定義：1本の木の開花日では、木に“1輪以上”の花が初めて咲いた日を開花日としている

過去200万通以上の桜リポートより開花傾向を算出

この開花傾向は、2004年以降の14年間でのべ18万人の「さくらプロジェクト」参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートと気象予測をもとに算出。

全国のお花見名所700カ所の最新見解は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やウェブサイト「ウェザーニュース」の『さくらCh.』から閲覧が可能で、全国のつぼみ調査の結果を取り込んで予想している。
ウェザーニュース「さくらCh.」

各エリアの桜開花傾向

各主要都市の開花日は、エリアを代表するある1本の木の開花日ではなく「エリア全体の桜が1輪開花のピークを迎える時期」として発表。
【下表】開花初日の昨年比
△：早い
－：同じ
▼：遅い
▼▼：5日以上遅い

下表はウェザーニューズプレスリリースより　©Weathernews Inc.

【北海道】開花前線は25日頃上陸！GWは道南・道央で見頃に

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北海道の桜は、例年並か早い開花となる見込みです。
この1週間は、平年より暖かい日が多く、5月並の陽気となった日もあって、つぼみに変化が現れ始めました。
「全国つぼみ調査」の結果から、昨年の同時期より早いペースで生長が進んでいることがわかりました。

明日から週末にかけて寒の戻りがあり、生長の足踏みが予想されます。
ただ、その後は、5月にかけて気温が平年より高い傾向で、開花が近づく4月中旬～5月上旬は、晴れる日も多くなる見込みのため、つぼみの生長はスピードアップします。
このため、桜の開花時期は例年並か早く、昨年に比べても、同じくらいか早い予想です。

開花前線は、25日頃に津軽海峡を渡って渡島半島に上陸します。
五稜郭公園(函館市)は、26日に咲き始め、GW中は見頃の桜を楽しめそうです。
札幌市は4月27日頃から咲き始め、GWはお花見を楽しそうです。
その後、5月中旬にかけて、道北や道東へと開花エリアが広がっていきます。

 今年の
開花予想日		昨年の
開花日
北海道函館市4/26(△)4/27
札幌市4/27(△)4/28
旭川市5/2(△)5/3
稚内市5/8(△)5/9
帯広市4/29(△)5/1
釧路市5/9(△)5/14
網走市5/4(△)5/5

※北海道はエゾヤマザクラやチシマザクラなど、ソメイヨシノ以外も含む

【東北】東北南部の早い所は今週末に見頃！弘前公園はGW前に満開へ

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東北南部の一部で桜が開花を迎え、気象台の観測統計によると、3月29日開花の福島は観測史上最も早く、3月30日開花の仙台は2番目に早い記録となっています。

開成山公園(福島県)や白石川堤一目千本桜(宮城県)は、今週末には見頃を迎えますが、6日～7日は雨風が強まるため、お花見は8日の方がおすすめです。
寒の戻りがあり、ここ数日との寒暖の変化が大きいため、防寒グッズがあると良さそうです。

そのほかの東北の桜は、例年並～非常に早い開花となる予想です。
先週は平年よりも暖かい日が多かったこともあり、「全国つぼみ調査」では昨年の同時期よりも生長が進んでいる様子がわかりました。

週末にかけて、東北北部を中心に寒の戻りがあり、つぼみの生長の足踏みが予想されます。
ただ、その後は気温が平年より高い傾向で、晴れる日が多くなる見込みのため、生長がスピードアップします。

霞城公園(山形県)は開花間近、東北北部では、15日開花予想の北上展勝地(岩手県)など、4月中旬から開花が始まって、お花見を楽しめる所が増えていきます。
弘前公園(青森県)は18日に開花し、GW前に満開を迎える見込みです。

 今年の
開花予想日		昨年の
開花日
東北青森市4/19(▼)4/17
盛岡市4/14(△)4/17
秋田市4/16(－)4/16
山形市4/4(△)4/13
仙台市3/30(開花)4/7
福島市3/30(開花)4/8
 今年の
開花予想日		昨年の
開花日
関東宇都宮市3/26(開花)4/3
前橋市3/25(開花)4/1
水戸市3/2(開花)4/3
東京23区3/18(開花)3/23
横浜市3/19(開花)3/27
千葉市3/19(開花)3/27
さいたま市3/20(開花)3/23

【中部】東海・山梨のお花見日和は4日(水)！春の嵐の前にお花見へ

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中部の桜は例年並～非常に早い開花となっており、松川公園(富山県)など北陸でも開花の早かった所は、すでに満開となっています。

今週は各地で美しい満開の桜や桜吹雪を楽しめそうですが、穏やかな陽気でお花見を楽しめるのは、東海や山梨では明日4日までです。
6日～7日には、低気圧や前線が通過して春の嵐となる恐れがあり、鶴舞公園(愛知県)などすでに散り始めた所は、今週末には葉桜になってしまうことが予想されます。

そのほか、足羽山公園(福井県)や特別名勝兼六園(石川県)など見頃を迎えて間もない所も、雨風によって、見頃が短くなってしまう恐れもありますので、早めのお花見がおすすめです。

高遠城址公園(長野県)など、4月に入って咲き始めたばかりの所は、今週末には見頃になってきますが、寒の戻りがあるため、週末のお花見は防寒グッズをご用意ください。

これから開花を迎える新潟県や長野県の桜のつぼみは、先週の暖かさで急速に生長していることがわかりました。
新潟県立鳥屋野潟公園(新潟県)も開花が近く、この先4月中旬にかけて、新潟県や長野県の山沿いへと開花前線が進み、例年並～早い開花となりそうです。

 今年の
開花予想日		昨年の
開花日
中部
（太平洋側）		甲府市3/23(開花)3/30
静岡市3/18(開花)3/30
岐阜市3/19(開花)3/28
名古屋市3/19(開花)3/28
津市3/26(開花)4/3
中部
（日本海側）		新潟市4/3(△)4/8
長野市4/2(開花)4/11
富山市3/27(開花)4/4
金沢市3/29(開花)4/4
福井市3/29(開花)4/5
 今年の
開花予想日		昨年の
開花日
近畿大阪市3/20(開花)3/29
京都市3/22(開花)3/31
奈良市3/24(開花)4/3
和歌山市3/20(開花)3/30
神戸市3/23(開花)4/3
大津市3/26(開花)4/4
 今年の
開花予想日		昨年の
開花日
中国鳥取市3/25(開花)4/2
岡山市3/24(開花)3/31
松江市3/26(開花)4/1
広島市3/22(開花)3/27
山口市3/26(開花)4/1
四国高知市3/15(開花)3/29
松山市3/19(開花)3/30
高松市3/24(開花)3/29
徳島市3/23(開花)3/31
 今年の
開花予想時期		昨年の
開花時期
九州福岡市3/18(開花)3/25
佐賀市3/20(開花)3/29
長崎市3/16(開花)3/30
大分市3/23(開花)4/3
熊本市3/16(開花)3/31
宮崎市3/16(開花)4/2
鹿児島市3/16(開花)4/1

ウェザーニューズの開花傾向と開花予想

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ウェザーニューズでは、これまでに「さくらプロジェクト」に寄せられた200万通以上の桜のリポートおよび全国700カ所の桜の名所への独自取材をして得られた実況データを統計的に分析し、今シーズンの実況気温・予想気温のデータをもとに予測した開花日を、「開花傾向」として発表している。
 
 
 
 
 

つぼみから桜を観察する取り組み「さくらプロジェクト」

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ウェザーニューズでは、全国各地の一般の方（ウェザーリポーター）と“つぼみ”の段階から桜の生長を見守り、【つぼみ→開花→満開→桜吹雪→葉桜】の過程を共に観察する取り組み「さくらプロジェクト」を2004年以降、毎年実施しています。

2017年の参加者は約1万人にのぼり、当社には昨年までの13年間にのべ約18万人の参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートが蓄積されています。
今回の「開花傾向」は、これらの桜リポートを地点ごとに細分化して分析し、1本1本の木に対してピンポイントに傾向の予測を算出して発表しています。

なお、今シーズンの「さくらプロジェクト」にて「つぼみ調査」実施後は、全国各地から届くつぼみの生長状況のリポートを取り入れて予測を行い、「開花予想」として発表する。

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