<ライブレポ&インタビュー>toitoitoi presents『1013 vol. 5 (toitoitoiの日)』が終演。今年はチーナ、あっこゴリラも出演のスリーマン!岸川が「みんなで拳を上げて歌おうぜ!」と1013の思いを叫ぶ

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toitoitoiが西永福JAMとコラボレーションし、2020年10月13日に制定された「toitoitoiの日(1013)」。

2022年のVol.3にて、クロダセイイチ(with しずくだうみ & 成宮アイコ)がオープニングアクトで出演した以外、これまでtoitoitoi以外のアーティストが出演した事は無かったが、今年のVol.5では、チーナとあっこゴリラが出演し、3組によるライブとなった。
ライブ後のインタビューで岸川は「toitoitoiと音楽や魂の部分で共鳴力のある二組を選んだ」と話しているが、実は3組それぞれが強い繋がりを持っていたようだ。

toitoitoiとあっこゴリラは、toitoitoiが出演したライブで過去に2度対バンしていて、今回が3度目となる。
toitoitoiとチーナは、チーナのリーダーと岸川が同じ高校に通っており、リーダーは岸川の1つ先輩だとチーナのライブMCで明かしている。
そして、チーナとあっこゴリラは、チーナのメンバーが同じバイト先で働いていた事があったり、あっこゴリラのバックバンドで演奏していたことがあると、あっこゴリラがMCで明かしていた。

「toitoitoiと音楽や魂の部分で共鳴力のある二組を選んだ」としているが、目に見えないものだけではなく、実生活の上でも引きつけ合う3組だったようだ。

toitoitoi presents『1013 vol.5 (toitoitoiの日)』

■10/13(Sun.)
会場:西永福JAM
開場:18:00 / 開演 18:30
出演:チーナ / あっこゴリラ / toitoitoi(band set)
toitoitoiサポートメンバー:Dr:高橋洋祐(@tkhs_yosuke)、Ba:須藤日光(@akirasudosun

スタート

「今日は祭りをしたいと思います!よろしくお願いします!」
岸川の第一声で始まった、この日のラストを飾るtoitoitoi。

M1.ハニーソルト(仮)
M2.ぺネロポ
M3.フィールライト


岸川「本日は1013、toitoitoiの日となっております。101×3(トイかける3)are you OK?
いつも色んな趣向を凝らしてワンマンにしたりとか、去年は前売り券の料金を1013円にしたりとか。
みんなの祝ってくれる気持ちは年々高まってくれていて、今回でVol.5まで来ました!ありがとうございます!

今年はチーナとあっこちゃんに出てもらいました。
これまで何年もライブハウスでしてきましたけど、最近は敬愛するミュージシャンと一緒に音楽をやっていきたいなと思ってまして、私が良いなと思う人はたぶんみんなも良いなって思うはず。
今回の2組は素晴らしかったですね。」

M4.エモパンク(仮)
M5.ファイブピーエム
M6.つばめ症候群



岸川「今日も色んな人がいますね。これからも長ーく、末永ーく、この西永福JAMで。言ってますね、武道館の翌日も1013ここでやりますので。」

M7.ひろがれザワールド
M8.イケビート(仮)


岸川「毎年1013が終わったら今年も終わりだなって思うようになっちゃってそれは良く無いなと思って、だから11月も12月もたくさんライブを入れております。新潟にも行くし、京都にも行くし、もちろん東京でもたくさんするのでまた会えたら嬉しいです。

ライブハウスで皆さんとお会いするのは奇跡に近いので、『来てください』って言うのは最近あまり言いたくなくなってきていて。
もちろん『来てください!』なんですけど。
toitoitoiが大好きっていう人との出会いがこのライブハウスの中で生まれて、私たちもたくさんの素敵なバンドと出会って、みんなと一緒にライブハウスという素晴らしい文化をこれからも続けていければと思いますので、今後ともtoitoitoiをよろしくお願いします。

岸川「そして、2025年3月10日に渋谷La.mamaでワンマンライブします!
私の人生で、西永福JAM店長の西野一真と、元新宿JAMの店長で今は渋谷La.mamaの石塚明彦という男に大変お世話になっておりまして、この二人にtoitoitoiでお客さんがいっぱい入っているところを見せながら生きていきたいと思っています。
そこにみんなが一緒に来てくれたら必ず楽しい思いをさせられるなと思っていますので、信じて2025年3月10日渋谷La.mamaに来ていただけたらと思います。よろしくお願いします。

今日は新曲を3曲やっているんですけど、先ほど演奏しました「ファイブピーエム」が10月23日(水)に配信でシングルリリースされます!
このバンドメンバーで録りましたよ。
この後も12月とか来年も続けて音源を皆様にお届けしたいなと思っていますので、これからも走り続けます。
続けていくことしか皆さんに恩返しが出来ないので、来年も止まる気は全く無いのでどうぞよろしくお願いします。
では愛を込めて、家族の歌を。」

M9.familiar
M10.アンセム

アンセムの大サビで岸川はこう言い放った。
「あの日あの時ライブハウスで歌が歌えなくなった時、この1013は生まれました。
1013、10月13日にみんなで拳を上げて歌を歌おうぜ!アンセムを歌おうぜ!ってこの日を作りました。
私がいま見ているものはこの先もずっと続くでしょう。皆さん約束しませんか!」

アンコールでは「ハッピーな曲で終わります」と言い『踊る阿呆』を演奏してステージを降りた。





岸川「Thank you so much!toitoitoiでした。bye-bye!」

コロナ禍で集まるな、近づくなと言われていた2020年10月13日。
「toitoitoiの日」は生まれた。

『エンタメは必要ない』
そう言われているようなものだと、演者、スタッフ、関係者は感じていたという。
恐らくtoitoitoiの二人もそうだったであろう。

そんな中、世では「リモート」「配信」という武器を得て“今までと同じような状態”を取り戻した。
これで無観客でもライブは出来る。

『1013 Vol.1』を無観客の西永福JAMから配信で行った。
いつかまたお客さんでフロアがいっぱいになる日を待ち、みんなで拳を上げる時を待ち焦がれて。

有観客ライブが行えるようになって月日が経つ。
もう無観客で行う事は無いだろう。あってほしくもない。

2024年10月13日『1013 vol.5』。
toitoitoiの目の前で拳をつき上げるフロアいっぱいのみんな。
アンセムの大サビで岸川が言い放った言葉は、この光景を見て、無観客で立ち上げたあの「1013」の思いが蘇ったのではないだろうか。

セットリスト

M1.ハニーソルト(仮)
M2.ぺネロポ
M3.フィールライト
M4.エモパンク(仮)
M5.ファイブピーエム
M6.つばめ症候群
M7.ひろがれザワールド
M8.イケビート(仮)
M9.familiar
M10.アンセム
EN.踊る阿呆

インタビュー

ライブお疲れ様でした。『1013 vol.5』は、3マンでしたが、今回のいきさつと3組のキャスティングについて教えてください。

岸川)Vol.1とVol.2が配信からスタートした『1013』ですがとうとう5回目となりまして、いよいよゲストをお呼びしても恥ずかしくないイベントになったのでは?と思い、過去の『1013』ワンマン形式から対バン形式に移行してみました。

常々ライブには物語性が必要だと思ってまして、toitoitoiと音楽や魂の部分で共鳴力のある二組を選びました。
お誘いしたら二組とも即OKをいただいて、決まるまで一週間くらいしか経ってなかった気がします。笑
お誘いした二組とtoitoitoiは両思いだったんだ!と嬉しくなった思い出です。

今年の1013ライブはいかがでしたか?

ムラコシ)演奏した三者三様の素敵な時間でした。見に来た人はみんなハッピーになれたのではないかでしょうか。
打ち上げでは、酒の企画が今年も辛かったですね。たくさん飲みました。いっぱい奢ってくださった皆さん、有難うございました。

自分たちのライブで言うと、ベースの須藤日光の新曲2つ「つばめ症候群」「イケビート(仮)」といった新しい曲をたくさん披露できたのが良かったです。
新たな一面を伝えられたのではないでしょうか。

あとは、岸川が良いパフォーマンスをしてましたね。
来年もまた来たくなるようなイベントにすべく、張り切ります!

岸川)褒められた。ありがとうございます!

岸川目線だと、今回お客様にも分かっちゃうくらいトラブルが結構多かったんですけど、トラブル程度じゃもうなんのそのだな、それくらいじゃもう“良くないライブ”にはならないんだな、そこまでやってきたんだな、強くなったな、と思えましたね。
それは単純に嬉しかったです。

今年は特にサポートメンバーともツアーに出たり苦楽を共にしてきたので、パッションの部分に磨きがかかった気がします。
どうしても二人編成の方がエモーショナルを感じていただきやすい気がするんですが、現在進行形でバンド編成がにじりよってきたな、、、と。笑

あと1013に意味をもって楽しみに駆けつけてくださった方が多いんだなとひしひし伝わるハッピーなフロアで大変誇らしく思いました。
皆様ありがとう。末長くよろしくお願いします。

ライブでも披露されましたが「ファイブピーエム」が10月23日にリリースされますね。改めてこちらはどんな曲でしょうか?

ムラコシ)この曲は、最寄りの駅から自宅への帰り道に口ずさんだサビが元になっています。こういう作り方は久しぶりでした。
間奏部分とその後のCメロが出来るまでには時間が掛かった記憶があります。
最初はなんだか米津玄師のサンタマリアみたいかも、と思ったりもしましたが、ミックス時の全体のアンサンブルはスピッツを意識しました。
出来上がったら、どっちでもない感じですね。

サビの日本語がメロディーと見事にハマっていて、素晴らしいと思います。
ライムとフロウがバッチリ、ナイス岸川です。

そしてライブの中で来年3月10日にワンマンライブを行う事を発表されました。まだ先の事ですがどんなライブにしたいですか?

ムラコシ)久しぶりの渋谷La.mamaで、初めてのワンマンなので、ワクワクしております。
歴史のある会場で渋谷駅からも近いので、坂道キツイですけど、たくさんの人に見てもらえたら嬉しいですね。
フロアのど真ん中にある大きな柱をうまく利用できたら良いなぁと思ってます。

岸川)確かに。あの柱上手く使えたらカッコいいな。

toitoitoiは渋谷La.mamaにあまり縁がないバンドなのですが、渋谷La.mamaに関わる方々がtoitoitoiに縁深く、今回そのご縁をいただいたので、冒頭でも言いましたけど物語性を大切にしたいなと漠然と思ってます。
こういう想いでこういう人や場所に出会ったからここでワンマンするんだっていうのがキチンと伝わるといいなと思います。
昔から聴いてくださってる方も、最近知ってくださった方も、toitoitoiの根底にある大切なものに触れて欲しいなと思ってます。

少し早いですが、ライブ中に岸川さんが「1013が終わると今年も終わりって思っちゃう」と話をしていましたが、来年や今後のtoitoitoiの展望はありますか?

ムラコシ)今後どんどん新曲をリリース予定なので新しいtoitoitoiをお見逃しなく!
古くからのお客様も新しいお客様も、過去から最新までのCD、サブスク、YouTubeなど、チェックをお願いします!

岸川)ムラコシさんが正統派な回答したから細かい目標を言うと、ライブハウスじゃない場所でやる『種火』というイベントを2025年に復活させたいですねえ。

あとtoitoitoiのジャンケンカード作りたい。左上にグーチョキパーがランダムにあるランダムカードです。
ムラコシが全然OKくれないから説得を頑張ります。笑

toitoitoiワンマンライブ『toitoitoi tour 2023→2025 final』

日時

2025/03/10(月)
開場:開演 18:30/19:30

会場

東京 渋谷La.mama

出演

toitoitoi(バンド編成)

料金

adv/door 3500/4000yen(+1Drink)

チケット

・toitoitoi出演ライブ会場(手売りチケット)
・アーティスト取り置き:予約はこちら

プレイガイド

発売中
・ローソンチケット:https://l-tike.com/order/?gLcode=74867
・イープラス:https://eplus.jp/sf/detail/4202610001
※入場順は、手売りチケット → ローソンチケット → e+ → アーティスト取り置き

詳細は公式ページをご覧ください。

LIVE SCHEDULE

2024/11/16(Sta.)

toitoitoi tour 2023→2024『S-TOKYO 1st Anniversary』
東京都 / 日本橋S-TOKYO

2024/11/21(Thu.)

toitoitoi tour 2023→2024『風化風葬vol.1』
埼玉県 / 越谷EASYGOINGS

2024/11/26(Tue.)

toitoitoi tour 2023→2024『BEDROOM TALKS』
東京都 / 西永福JAM

2024/11/29(Fri.)

toitoitoi tour2023→2024『Shigeto Naito 3rd Album Relese Tour First』
東京都 / 西永福JAM

2024/11/30(Sta.)

cocoon vol.5 -クロダフェス-(岸川DJ出演)
東京都 / 渋谷HOME

2025/01/18(Sta.)

のぶ presents「日常と祝祭」
東京都 / 下北沢LIVEHAUS

2025/03/10(Mon.)

toitoitoiワンマンライブ『toitoitoi tour 2023→2025 final』
東京都 / 渋谷La.mama

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