Kis-My-Ft2北山宏光が2年ぶりの舞台で、仮想空間の倫理を問う衝撃作に挑む!『THE NETHER』10月より東京・大阪にて公演決定

ステージジャニーズ, 劇場, 舞台, 高田馬場

現代社会が抱えうる問題をスリリングかつビビットに描いた衝撃作を日本初上演!

主演を務めるのは、2017年の『あんちゃん』以来2年ぶりの舞台出演となるKis-My-Ft2の北山宏光。

初のストレートプレイ主演となった『あんちゃん』では、身近にありそうな家族への愛憎に葛藤する等身大の青年をその巧みな演技でリアルに演じた北山が、この作品では思い描いたことが実現してしまう、欲望渦巻くネット上の仮想空間を捜査する捜査官役を演じる。

人が<ネザー/NETHER>と呼ばれるインターネット上の仮想空間で膨大な時間を過ごし、中には現実を捨てて仮想空間だけに生きる場を求める人も出てきてしまう…という、近未来の世界を舞台に「人の欲望の暴走」と「倫理の危うさ」という普遍的な問題を、たった5人の登場人物で鮮やかに描いた作品で、英国The Royal Court Theatreで上演するや否や、批評家たちから絶賛され、2015年のローレンス・オリヴィエ賞では作品賞を含め4部門にノミネート(舞台装置で最優秀賞)された。

この日本版の上演台本・演出を手がけるのは、振り込め詐欺、原発事故、イラク戦争など、目の前にある現実を描いてきた瀬戸山美咲。

社会問題を題材にした作品を送り出し続ける瀬戸山が、人間の欲望や犯罪倫理だけでなく、近年、話題となった#MeToo運動やLGBTといった、性自認や性的指向に着目、主人公の性別を女性から、あえて性的なことに恐怖心や嫌悪感を抱く男性にすることで、男性vs.女性の構図に捉われない、人間と人間の物語として再構築する。

共演には、9歳で初舞台を踏み、24歳で歌舞伎役者の名跡を襲名、今では時代劇のみならず現代劇にもその柔軟な演技で引く手あまたな中村梅雀。

大学在学中に蜷川幸雄演出舞台で役者デビューを果たし、近年は劇作家・演出家としても精力的に活動しているシライケイタ。

「つかこうへい事務所」の旗揚げから解散まで屋台骨を支え、近年は次代を担う幅広い作家・演出家と様々な試みに取り組んでいる平田満といったキャリアと実力を兼ね備えた顔ぶれが揃い、インターネット上の仮想空間に蔓延る人間の欲望や倫理の危うさといった、いまや身近に起こりうる社会問題を描く衝撃作に挑む。

キャスト、演出家プロフィール&コメント

北山宏光 【モリス役】

■コメント
初めてお話をいただいた時、その世界感と内容に最初は戸惑いました。
ただ台本を読みこんでいくと、これは現実でも起こりうる可能性もある話だし、社会的なメッセージが込められていて、非常に楽しみになってきました。
表現するのには、まだまだ未知数な部分もありますが、良いチャレンジになると思っています。
共演者の方々も、大先輩ばかりで、生半可な気持ちでは到底、太刀打ちができないので、ちゃんとしがみつき、自分の中でも成長できる舞台にしたいです。

■プロフィール
1985年9月17日生まれ 神奈川県出身
2011年にKis-My-Ft2として「Everybody Go」でCDデビュー。
ドラマ、舞台、ラジオ、バラエティなど多方面で活躍。

主な出演作品は、【映画】『トラさん~僕が猫になったワケ~』(19)、【ドラマ】『一千兆円の身代金』(15/CX)、『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(15/KTV・CX)、【舞台】『あんちゃん』(17)、『滝沢歌舞伎 10th Anniversary』(15)、ミュージカル『愛の唄を歌おう』(14)など。
ニューシングル「HANDS UP」が7月10日にリリースされた。

中村梅雀 【ドイル役】

■コメント
芸歴55年目にして、出演者が少人数のお芝居に出るのは初めてです。
海外作家の作品も数えるほどしか出演していませんが、今回の【バーチャルと現実の世界を行き来する物語】がどんな舞台になるのか、今からとても楽しみです。
立派な仕事をしても、家族が居ても、どうにもならない心の歪みや孤独を抱えてしまう人間の、デリケートでチャーミングな深層心理に迫る面白い作品です。
是非、沢山の方々に観ていただきたいです。

■プロフィール
1955年12月12日生まれ 東京都出身
屋号は成駒屋。
1965年に新橋演舞場『勧進帳』太刀持ち役で初代中村まなぶを名乗り初舞台。

1980年に劇団前進座入座、同年12月歌舞伎座公演で二代目中村梅雀を襲名、2007年に退団。
現在はフリーとして活動。

近年の主な出演作に、【映画】『坂道のアポロン』(18)、『居眠り磐音』(19)、『山中静夫氏の尊厳死』(19)、【ドラマ】『もみ消して冬 我家の問題なかったことに』(19・18/NTV)、『紀州藩主・徳川吉宗』(19/BS朝日)、『疑惑』(19/EX)、【舞台】『夫婦漫才』(19)などがある。
現在、舞台『京都 都大路謎の花くらべ』(19年8月3日~17日 新橋演舞場)の出演を控えている。

シライケイタ 【ウッドナット役】

■コメント
命の根源や生きることの本質を問い、生きるって何だろうと感じさせるようなこの作品に、俳優として参加できることを、本当に嬉しく思います。
最近は脚本や演出をする機会が多く、久々に出演のみに集中する作品になるので、とても楽しみにしています。
今をときめく北山さんや大先輩方とともに、良い作品を作っていきたいと思います。

■プロフィール
1974年7月6日生まれ 東京都出身
桐朋学園芸術短期大学演劇科を卒業。
大学在学中に蜷川幸雄演出の「ロミオとジュリエット」パリス役で役者デビュー。
その後、数々の舞台やテレビ、CM等で活躍。
近年は、劇団温泉ドラゴン代表、演出家・脚本家・俳優として活動している。

2018年『実録・連合赤軍』『はかま垂れはどこだ』の演出において第25回読売演劇大賞、杉村春子賞受賞。
近年の出演作に、【舞台】『SCRAP』『メカニズム作戦』(17)、『君は即ち春を吸ひこんだのだ』(16)、『新・殺人狂時代』(15)などがある。

平田満 【シムズ/パパ役】

■コメント
このような視点の作品をあまり観たことがなかったので新鮮な気持ちで台本を読みました。
仮想空間というのは、僕にはあまり馴染みのない世界ではありますが、この作品の世界観や人間関係を、どれだけリアルに感じられるものなのかがとても興味深く、その中でシムズという役にチャレンジできることにやりがいを感じています。
キャストの皆さんや演出の瀬戸山さんと一緒になって、今まで観たことがない、やったことがない演劇になればいいなと思います。

■プロフィール
1953年11月2日生まれ 愛知県出身
早稲田大学在学中、「つかこうへい事務所」旗揚げに参加、1982年、映画『蒲田行進曲』で第6回日本アカデミー賞最優秀男優賞をはじめ、多数の映画賞を受賞。
2001年第9回読売演劇大賞最優秀男優賞、2014年第49回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。
2006年、企画プロデュース共同体「アル☆カンパニー」を立ち上げ、精力的に活動中。

近年の出演作に、【映画】『青の帰り道』(18)、【ドラマ】『ヴィレヴァン!』(19/NBN)、『昭和元禄落語心中』『西郷どん』(18/NHK)、【舞台】『赤道の下のマクベス』(18)、『白蟻の巣』(17)などがある。
7月20日に映画『五億円のじんせい』、10月4日に映画『蜜蜂と遠雷』の公開を控えている。

瀬戸山美咲 (上演台本・演出) 

■コメント
人間は肉体と心を持つ限り、「満ち足りなさ」や「寂しさ」を感じてしまう…。
この作品はインターネット上の犯罪をサスペンスフルに描きながら、そういった人間の普遍的な姿を描いています。
また、テクノロジーと倫理、仮想空間での表現の自由など、今、私たちが直面している様々な問題が盛り込まれている戯曲です。
とても刺激的なキャストが揃いました。
みんなで化学反応を起こしながら、人間の本質に迫っていきたいと思います。

■プロフィール
1977年生まれ 東京都出身
劇作家・演出家。
2001年、みずからが作・演出を担当する劇団「ミナモザ」を旗揚げ。
2016年、『彼らの敵』で読売演劇大賞優秀作品賞受賞。

主な作品に『埒もなく汚れなく』(作・演出)、『みえない雲』『グリーンマイル』(ともに上演台本・演出)、『ジハード―Djihad―』(演出)など。
2019年、『夜、ナク、鳥』『わたし、と戦争』で読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。
『アズミ・ハルコは行方不明』『リバーズ・エッジ』などの映画脚本も手がける。
2019年11月には新国立劇場での初演出も控えている。

『THE NETHER』

ジェニファー・ヘイリー

上演台本・演出

瀬戸山美咲

出演

北山宏光
中村梅雀 シライケイタ 平田満
長谷川凜音/植原星空(Wキャスト)

企画・製作

Quaras

主催

東京グローブ座

東京公演:東京グローブ座

▼期間:2019年10月11日(金)~11月2日(土)
▼チケット料金:S席9,000円 A席8,000円 B席6,000円(全席指定・税込)
▼チケット発売日:2019年8月31日(土) 10:00~
▼チケット取扱
 ・チケットぴあ
  【8月31日特電】0570-02-9933(10:00~23:59)
  【9月1日以降】0570-02-9999(Pコード:495-930)

 ・ローソンチケット
  【8月31日特電】0570-08-4713(10:00~53:59)
  【9月1日以降】0570-08-4003(Lコード:36007)
  0570-00-0407(オペレーター対応10:00~20:00)

 ・イープラス
  ファミリーマート店内Famiポートで直接購入可能

▼お問合せ
 東京グローブ座 03-3366-4020
 Quarasエンタメ事務局 0570-011-151(24時間テープ案内)

大阪公演:森ノ宮ピロティホール

▼期間:2019年11月7日(木)~11月10日(日)  
▼チケット料金:9,000円(全席指定・税込)
▼チケット発売日:2019年8月31日(土) 10:00~
▼チケット取扱
 ・チケットぴあ
  【8月31日特電】0570-02-9530(10:00~23:59)
  【9月1日以降】0570-02-9999(Pコード:496-020)

 ・ローソンチケット
  【8月31日特電】0570-08-4658(10:00~53:59)
  【9月1日以降】0570-08-4005(Lコード:56459)
  0570-00-0407(オペレーター対応10:00~20:00)

 ・イープラス
  ファミリーマート店内Famiポートで直接購入可能

▼お問合せ
 キョードーインフォメーション 0570-200-888(大阪公演のみ 10:00~18:00)

あらすじ

インターネットが発達した近未来。

人々は<ネザー/NETHER>という仮想空間で膨大な時間を過ごしている。
捜査官・モリス(北山宏光)はネザーで おこなわれる犯罪を取り締まっている。
尋問室で、彼はシムズ(平田満)という男と対峙していた。

シムズには自分の管理する「ハイダウェイ」というエリアで子供との性行為を提供しているという疑惑があった。
モリスはハイダウェイの顧客だったドイル(中村梅雀)という男の尋問も並行して進めていく。

また、モリスはハイダウェイに潜入捜査官・ウッドナット(シライケイタ)を送り込んでいた。
ウッドナットはそこでアイリス (長谷川凜音/植原星空)という美しい少女と出会う。

公式サイト

https://www.thenether2019.jp/