ミスターちん&赤堀二英インタビュー!劇団SET タイツマンズ15周年記念LIVE 全身総タイツオムニバスコメディー 「俺のタイツ」8月1日より

2002年、世田谷にあった劇団スーパー・エキセントリック・シアターのアトリエにて産声を上げたタイツマンズ第1回公演「タイツ魂」。
あれから15年。これまで数々の公演を積み重ねてきたタイツマンズが、この夏も装い新たな新生タイツマンズとして赤坂にやってくる!

今作でゲスト出演するミスターちんさんと、作・演出の赤堀二英さんにインタビューを敢行。
タイツマンズの誕生秘話や全身タイツへの思いなどをお聞きしました。
そして、稽古場潜入レポートもお届けします!。

劇団スーパー・エキセントリック・シアター
タイツマンズ15周年記念LIVE
全身総タイツ・ミュージカル・アクション・オムニバスコメディー
「俺のタイツ」

作・演出

赤堀二英

出演(ダブルキャスト)

赤堀二英
森内翔大
戸塚丈太郎

【阿チーム】佐藤俊彦、平川はる香、新貝紋加、キクチマリ、普光院貴之、小平大智

【吽チーム】吉村健洋、大滝樹、瀬戸沙織、村上陽菜、栗田学武、川竹真由

ミスターちん

会場

赤坂RED/THEATER

日程 2017年8月1日~6日

全8ステージ
1(火) 19:00 阿
2(水) 19:00 吽
3(木) 19:00 阿
4(金) 19:00 吽
5(土) 13:00 阿 / 17:00 吽
6(日) 13:00 吽 / 17:00 阿

料金

前売り4,800円/当日5,000円(全席指定・税込)

チケット

好評発売中

チケットぴあ
  0570-02-9999(Pコード:459-398)

ローソンチケット
 0570-084-003(Lコード:33987)

イープラス

ミスターちん&赤堀二英インタビュー

タイツマンズ15年おめでとうございます

赤堀)ありがとうございます!

タイツマンズを始めたころ、これだけ長い間タイツマンズを続けようと思ってましたか?

赤堀)いやー、思っていなかったですね。
毎年毎年、アイディアが浮かんでやっていって、それで気が付いたら15周年だったんですね。
自分で気付きました。だから誰も気付いてなかったですw
2002年からやってるとふと思った時に、今年2017年だ、じゃあ15周年だ!って気付いたんです。

タイツマンズを作ったキッカケは?

赤堀)自分が35歳になる時の正月に静岡の実家に帰って、父親から「おまえは今年いくつになるんだ?」と聞かれたので「35だ」って答えたら「俺がおまえを産んだ歳だ」って言うんです。
まぁ心の中では「お前が産んだ訳ではないだろ」と思いつつも、でもショッキングな一言でした。
結婚はしてないですし、何か作らなきゃって思いになりました。
その前から何かやりたいなって気持ちはあったので、背中を押してくれた感じですかね。
それで、タイツだけのお芝居って誰もやってないから、やってみようと思ってタイツマンズを作りました。

タイツマンズの開演アナウンスは、「タイツマンズの生みの親、赤堀二英の生みの親」って事で、父親に喋ってもらってます。
それは、もともとは父親の一言でタイツマンズを作ったというところから、マスコットボーイという扱いで開演アナウンスを担当してもらっています。

ミスターちん)結構、深いんだね。

お父様のコメント取りはどのようにしているんですか?

第1回公演「タイツ魂」チラシ
SETuP会報誌より

赤堀)アナウンスのネタを考えて実家に帰ってICレコーダーで録音をしていました。

ミスターちん)お父さんにこういうことを頼むのって、なんかすごいね。

赤堀)でもそんな事を言ったら、初めてのタイツマンズ「タイツ魂」を世田谷にあった劇団のアトリエで公演したんですけど、当時はチラシは父親の一言で生まれたって思いもあって、父親にモデルをやってもらったんです。

ミスターちん)へぇ~

赤堀)(その時のチラシを見せて)これがうちの親なんですよ。だから裸なんですよw
静岡に帰って、まずは普通に「SOUL」って書いたTシャツを着させて写真を撮って、「じゃあ次にちょっと脱いでみようか」って。

ミスターちん)え!脱がしたの!?お父さんを?

赤堀)そう!父親が「なんなんだ?」って言いながら「いやチラシだから」って言って撮ったんです。
ちょっと恥ずかしくてお互いに気まずかったんですけど。

ミスターちん)絶対に気まずいよね。でもありがたいよね。

赤堀)はい。それでタイツマンズを一回観たらどういう物なのか理解してくれて、そこからアナウンス撮りは協力的になってくれました。
それからは逆にやりたがって、自分からもう一回やり直しをさせてくれと、さっきのは聞き辛いだろうからとか関わりはじめて。

ミスターちん)すごいなお父さん。

タイツマンズは夏に公演をやっているイメージがあり、毎回汗だくになっているのが印象的です

赤堀)劇団本公演などのスケジュールを考え、その隙間をぬってやっている感じです。
あとは、タップやってアクションやって歌や踊りをやるってなる場合、冬だと体を動かすとケガをしやすくなるので、だったら夏の方がケガはしにくいのかも、という理由もあります。
総タイツは温かそうに見えるんですけど、実は冬はものすごく寒いんですね。
全身をブロックしているイメージなんですけど風通しが良いので、だったら夏でって・・・。
とは言いつつ暑いんですけど。
なので暑さ+汗でベタベタするんです。

ちんさん、タイツは着られたことありますか?

ミスターちん)ありますあります。20代30代と着続けていました。

赤堀)逆に、タイツの先輩なんですね!w

ミスターちん)先輩だなんてw

全身タイツで今でも覚えているのは、B-21スペシャルの3人でテレビ出て、「スモール君」っていうコントだったんですよ。
3人が小さくなったシチュエーションで、でかいデコレーションケーキのセットでローソク役になってたの。
生クリームの上で自分は手足を縛られながら、バンバン滑ってて。
タイツを着てるときは胸元にマイクを付けられないから、おでこに貼り付けるんですよね。
それでおでこからバーンって滑って転んで、ぱっと起き上がったら生クリームにまみれながらおでこから流血して真っ赤になってたw

赤堀)え?じゃあカットですか?

ミスターちん)うん、オンエアされなかったw

赤堀)あはははは

ミスターちん)それで急いで病院に行っておでこを縫ったんですよ。

赤堀)昔のバラエティーはそんなことよくありましたよね。

ミスターちん)昔は面白かったですね。

でも、タイツってなんかテンションが上がりますよね?

赤堀)上がりますね!
タイツを着て鏡に映った自分を見ると、もう何かやらなきゃって。

ミスターちん)面白いですよね。あれね!

赤堀)だから、タイツマンズの稽古場のダメ出しで今回初めて参加する子たちに、まだタイツを着てないから「タイツを着たら分かるんだけど、タイツを着たらバカになるんだよ」って言うんです。
「いまの芝居だと逆に恥ずかしくなっちゃうよ」って。

ミスターちん)タイツで立つって難しいですよね。何もしないで立つのって。

赤堀)みんなによく言うのが、衣装でジャケットを着たらお腹周りが隠れるとか、ヘアースタイルでイケメンじゃなくてもそれなりにカッコよくなったりするけど、タイツだと丸裸と言うか隠しようが無いので。
タイツマンズをやり始めて気が付いたのは、役者として丸裸で板の上に立つんだなって。
だから結構怖いと言えば怖いですね。

あとは、タイツで出てきたら最初は見た目で笑ってくれるんですが、逆にお客様のテンションも上がっちゃうじゃないですか。
それでそこから1時間45分持たすって大変ですよ。

ミスターちん)出オチだけで終わるのは嫌ですもんね。

赤堀)だいたい出オチじゃないですかw

ミスターちん)出オチだけは嫌だなー!

赤堀)出オチスタートのオムニバス4本でやり続けなきゃいけないって言うのが。

ミスターちん)自分でハードルを上げちゃってますよね?

赤堀)だからやっていることがすっごいドSなんですよ。
それで、役者としたらドMというか。

ダメ出し中?の赤堀さん

ミスターちん)赤堀さん、ドSですよね?演出家としてはドSだもん!
ここんとこの稽古を見てると、「ドSだなー」ってホント思う。
ダメ出しのターゲットを決めたら攻め方が凄いですよね。

赤堀)攻めていくと、まわりの役者に伝染していくから。

ミスターちん)怖いなぁ~w

赤堀)攻めてるところをみんな見てるじゃないですか。

ミスターちん)見てます。

赤堀)そうすると皆、自分の事に置き換えて考えていくようになる。
決してひとりをいじめてる訳じゃないですよ。

ミスターちん)いやいやいやw

赤堀)もうちょっとしたらみんなに蔓延していきますよ。
今度はちんさんが標的になって。

ミスターちん)俺はやだなー。
大丈夫です。俺は人のダメ出しを聞いてちゃんと勉強してますから。

赤堀)あ、でもそれは助かってますね。

今回初挑戦でタップとかをやってもらうんですけど、ちんさんが稽古前に隅っこの方で自主練されてて、それを若い子たちが見てるんですよ。
だからふざけていられない。

ミスターちん)練習をやらないと大変なんですよ!ホントに大変なんです。
どうしようっていっつも思ってて。

赤堀)そのプレッシャーを感じているちんさんが居るからこそ、若い子たちにダメ出しが出来るんです。

一般的なお芝居とタイツマンズでは演出方法に違いはありますか?

赤堀)普通のお芝居だと感情がメインでやらないといけないんですが、タイツマンズの場合は人間ではない空想のものを演じたりするので、プラスしてデフォルメをしなければ成立しない。
いかんせん全身タイツ姿なので、逆にリアリティーを持ってやる面白さもあるし、デフォルメした世界観の面白さもあると思うんです。
僕のセリフの中では、そのキーワードとなるセリフを言ったら笑いが起きるものを散りばめているので、そのキーワードに向けてのオチやサゲをどうやって言おうかとか。

初めてコメディーをやる人にはリアクションをどう取るか、ということも伝えています。
板の上に出たら出ずっぱりな作品なので、まわりのリアクションで笑いが起きたり、セリフじゃないところでの芝居、流れの中で感情の変化する面白さがあったりします。
あと普通のお芝居だと、2人のシーンがあって、次に3人のシーンがあったりで入れ替わりがあるけど、今回のタイツマンズで言うと1作品の中で頭から終わりの暗転までずっと出ずっぱりだったりするので、そこのせめぎ合いはあると思います。
なので、そこを引き出してあげるのも課題ですね。

ミスターちんさんはこれまでコントを何度もされていますが、このタイツマンズでギャップは感じますか?

ミスターちん)コントだとB-21スペシャルの3人でやっていれば、どうやっても笑いを取る自信はあるんですよ。
コントの中で最初に決めたキャラクターが壊れたら壊れたで笑いにもなりますからね。

でも今回のタイツマンズでやるとなると、ちゃんと一本筋の通ったキャラクターを作っておかないといけないんですよね。
赤堀さんも言っているんですけど、ちゃんと土台が出来ていて、それにプラスで遊ぶことがあったとしても、その遊べる領域はコントよりも狭いと思います。
芝居で笑わせるのはすごく難しくて、いつも芝居をやろうと思っても、どうしてもコント的な間合いになってり動きになってしまうので、”芝居”をしっかりとやる事を目標にしてます。

今回芝居をするのに約1ヵ月の稽古があるんですけど、うちらがやってた3人って、コント台本を渡されて1時間読み込んですぐにコントをやっても笑いが起きるんですね。
もちろん、1日稽古したコントでも笑いが取れると思うんです。
コントって即興のような、遊びの部分もたくさんあるので笑いに繋がっているんだと思います。

斬られた後の表情に注目!

お芝居だとそれぞれ役としてちゃんと一本筋を持ってて、その中でのお芝居で笑わせるのは凄いなって。
だから役者さんって凄いなって思います。

コントの間とお芝居の間って違ってたりしてますからね。

赤堀)そうですね。タイツマンズで言えばコントの間の部分もあったりするので、そこはちんさんのDNAを感じたりしますね。
殺陣で斬られて、顔を客席に見せながら倒れていく姿とかw

ミスターちん)あれは「良いのかな?」って思ってるんですよw

赤堀)ちょっとトボケた顔してるんですよ。ちゃんと「斬られました」って顔をしてるんですw

15周年とのことで、赤堀さん以外のメンバーが総入れ替えをしたり、すべて新作だったりで新たなチャレンジをしていると受け取っていいでしょうか?

赤堀)その意味合いは強いですね。
今までの15年の根っこはもちろんありますが、今回はオーディションもやってメンバーを選出して、また新たなお客さんに観てもらいたいし、タイツマンズを広げていきたいって思ってます。

タイツマンズって色んなものがありだよってやってきたし、作家は同じで演出もドSの方向性でやっているし、新たなメンバーでドSな事をやっていけば良いかなって。
逆に一芸持った人たちが集まってくれて、そういう世界観って良いなって思ってます。

ミスターちんさんはこれまでにも舞台に立たれてきましたが、タイツマンズの雰囲気は如何ですか?

ミスターちん)タイツマンズは練習量や稽古量が多いですね。

赤堀)今回の作品はダブルキャストなので、だから余計に多いと感じると思います。

ミスターちん)赤堀さんも言っているんですけど、部活動の感じはあります。

赤堀)夏の合宿のような。
ちんさんが53歳で今回のメンバー最年少が15歳でしょ、なかなかこんなメンバーでやる事はないですからね。

ミスターちん)だから楽しいですよ。

赤堀)稽古終わりに食事をして最後にアイスを食べるんですけど、これがまた良いんですよ。
これからの季節はスイカがあればですかね。

ミスターちん)差し入れのスイカ!

見守ってたスタッフ)スイカを買ってこいと催促されているようなw

赤堀)スイカとか夏っぽいものを食べたくなるんです。
13時から歌とダンスとタップと殺陣の練習を思いっきりして、夕食の休憩が入るんですが、それまでに汗をいっぱいかいているので、アイスを食べたくなるんですよ。
普段の舞台で夕食後に食べたいなんて思わないんですけど、タイツマンズの夕食後は食べたいです。

そういえばちんさん、ご飯の時とか若い子たちとよく会話してますよね。
何を話してるんですか?

ミスターちん)食事の時だから食べ物の話とか、期末テスト終わったの?とか。

赤堀)あははは。父と息子の会話みたい。

若いメンバーから笑いについて質問されたりしますか?

ミスターちん)そういうのは無いですね。

赤堀)聞かれたら、どう教えるんですか?

ミスターちん)それはもう赤堀さんに聞いてって言います。

(一同爆笑)

赤堀)ちんさんが教えなきゃ!

ミスターちん)いや、そこはなんか・・・赤堀さんじゃなきゃダメですよw

赤堀)ちんさんが若い子たちと話してるのを見ると、演技論とか言ってるのかなって思ってたんですけど。

ミスターちん)全然ないです!w

今回はオール新作とのことですね

赤堀)そうですね。
いつものタイツマンズはオムニバスが全部バラバラでつながる事は無かったんですけど、今回はちんさんの演じるキャラクターが居て、そこが全部繋がっていく形になっています。
ちんさんのキャラクターが成長していくような気付いていくような、何気に全部繋げました。

メッセージ

赤堀)15周年のアニバーサリーな意味合いもありますし、初めてタイツマンズに参加してくださるゲストが大勢居ます。
自分の15年積み重ねてきたものに、ちんさんをはじめ、色んな世界で活躍されているゲストを迎えて化学反応が起きていると稽古場で感じています。

しかも今回は「阿」と「吽」のダブルキャストにしていて、キャスト的にも全然違うキャラクターになってます。
なので「阿」と「吽」を見比べてほしいですね。オススメな見方です。
一芸を持たれた方々に集まっていただいたこともあり、それぞれのチームでソロダンスの部分を任せていたりするのでエンターテイメントの観点でも広がりが出来ていると思います。
それぞれのチームにそれぞれの色があるので、また違った楽しみを味わっていただけたらと思います。

ミスターちん)これまで15年積み上げてきたものがありますので、そこは大事にしていかないといけないと思います。
そして、15年という節目の今回の舞台で、たくさんのタイツマンズファンの方々の期待に応えられるように、そして新しいお客様がタイツマンズのファンになってもらえるように頑張ります。


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