三浦春馬主演舞台『罪と罰』ビジュアル写真がついに解禁!2019年1月9日より、Bunkamuraシアターコクーンにて

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フィリップ・ブリーン×三浦春馬 相思相愛のタッグ再び!ロシア文学の傑作『罪と罰』を舞台化!

「シアターコクーンが海外の才能と出会い、新たな視点で挑む演劇シリーズ」であるDISCOVER WORLD THEATREの第5弾。

演出を担当するのは、気鋭の英国人演出家、フィリップ・ブリーン。
2015年、シアターコクーンプロデュース公演『地獄のオルフェウス』で日本での演出家デビューを華々しく飾り、2017年12月には、テネシー・ウィリアムズの傑作『欲望という名の電車』に挑み、大竹しのぶをはじめとするキャスト陣の熱演を導きだした。

そして3度目の登場となる今回は、ロシア文学の傑作長編小説『罪と罰』を取り上げる。

主人公の貧乏学生ラスコリニコフの役柄に合わせ、減量を行い撮影に挑んだ三浦春馬の姿がついに解禁!
自分を犠牲にし、家族を救おうとする献身的なソーニャに扮する大島優子にも注目

主演は、“正義”のためなら人を殺す権利があると考え、殺人を犯す主人公の青年ラスコリニコフには『地獄のオルフェウス』以来、2 度目のタッグでブリーンから「世界中どこを探しても彼の他には考えられない」と絶大な信頼を得ている三浦春馬。

そしてラスコリニコフと心を通わせる娼婦ソーニャ役には3年ぶり3度目の舞台出演となる大島優子。

その義理の母親カテリーナに麻実れい、主人公を追いつめる捜査官ポルフィーリに勝村政信。

さらに主人公の妹役に南沢奈央、母親役に立石涼子、親友役には松田慎也、そして謎の男スヴィドリガイロフに山路和弘ら文芸大作に挑むにふさわしい豪華実力派キャストが揃った。

自身の掲げる“正義”のために殺人を犯した青年の心情の描写の移り変わりに、観る人が自身を改めて考えさせられる程、繊細な本作。登場人物たちが貫く意志の駆け引きに期待したい。

ラスコーリニコフ役:三浦春馬コメント

フィリップ・ブリーンさんとは2015年『地獄のオルフェウス』以来のタッグとなります。お互いにもう一度一緒に仕事をしたいと思っていたと聞きましたが、念願が叶った今のお気持ちをお聞かせください

またフィリップ・ブリーンさんの元で作品に一緒に向き合える事ができてとても嬉しいです。以前ご一緒させていただいた時に、作品が訴えかけたい事や、キャラクターの感情の起伏を密に考え、感じる悦びを教えてくださいました。早く稽古場で一緒に作品をつくっていきたいです。

三浦さんのためにフィリップ・ブリーンさんが選んだ作品は『罪と罰』。現在の作品に対する印象をお聞かせください

主人公が理詰めで罪を惨烈なほど正当化していく姿が痛々しく…そして逞しく美しくもあると感じています。

大島優子さんとは初共演となりますが、どのような印象をお持ちでしょうか?

大島さんが出演されている作品を観て、繊細かつパワフルな演技をされる方だと思いました。舞台上でどんなやり取りが出来るか、今からとても楽しみです。

ソーニャ役:大島優子コメント

舞台は今回で3回目となりますが、出演が決まった率直なお気持ちと意気込みをお聞かせください

芝居をすることからしばらく離れていましたが、この作品に、そして、ソーニャへの情熱を傾ける時間に、一意専心したいと思います。

『罪と罰』という作品に対する現在の印象をお聞かせください

自分の物差しでは測ることができない、それぞれの「正義」に関して考えさせられるお話だと思いました。作品の題材になっている時代は貧富の差が激しいのですが、人間が抱いている「正義」はいつの時代も変わらず思索され続けているのだと思いました。

三浦春馬さんとは初共演となりますが、どのような印象をお持ちでしょうか?

主人公のラスコーリニコフを三浦さんが演じられるのが自然とイメージできました。三浦さんから正義感という、「それ」を感じるからかもしれません。一緒に、舞台の空間を創らせてもらえることが嬉しいですし、とても楽しみにしています。

演出・上演台本:フィリップ・ブリーン コメント

本作にかける想いをお聞かせください

シアターコクーンにて、私が新しく翻案したドストエフスキーの『罪と罰』を初演できることを嬉しく思っています。
東京で作品を創るたびに、この特別な国際的なコラボレーションの可能性を広げてきました。
『罪と罰』は、世界文学の最高峰と言われる作品の1つであり、ラスコーリニコフは最も象徴的な登場人物の1人です。そして、このような作品で、三浦春馬さんともう一度コラボレーションし、この旅路を一緒に歩んでいけることを嬉しく思っています。

三浦春馬さんとは『地獄のオルフェウス』以来のタッグとなりますが、三浦さんの俳優としての魅力は、どんな点でしょうか?

『地獄のオルフェウス』で春馬さんと初めてご一緒した時、素晴らしい俳優としての可能性がわかりました。
そして実際、彼は素晴らしい俳優になり、今回彼が、その類い稀なる感情の幅を持ってこの象徴的な役を演じることをとても嬉しく思っています。
脚本家としても、この役を演じてもらいたいと思う俳優は、世界中どこを探しても彼の他には考えられません。
この戯曲は、7年間まるで心臓の鼓動のように私の中に生き続け、私が大事にしてきた戯曲です。今回この作品を日本の最も素晴らしい若き俳優の1人に託すことを本当に嬉しく、とても楽しみに思っています。

シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE vol.5 Bunkamura30周年記念『罪と罰』

原作

フョードル・ドストエフスキー

上演台本・演出

フィリップ・ブリーン

翻訳

木内宏昌

美術・衣裳

マックス・ジョーンズ  

出演

三浦春馬、大島優子、南沢奈央、松田慎也、
真那胡敬二、冨岡弘、塩田朋子、粟野史浩、瑞木健太郎、深見由真、奥田一平
山路和弘、立石涼子、勝村政信、麻実れい 

高本晴香、碓井彩音

ミュージシャン

大熊ワタル(クラリネット)、秦コータロー(アコーディオン)、新倉瞳 ほか(チェロ)※日替わり出演

企画・製作

Bunkamura

東京公演

■日程:2019年1月9日(水)~2月1日(金)
■会場:Bunkamuraシアターコクーン
 ※開場は開演の30分前となります。 ※未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。■チケット料金:S席10,500円 A席8,500円 コクーンシート5,500円(全席指定・税込)
 ※コクーンシートは特にご覧になりにくいお席となります。ご了承のうえ、ご購入ください。
 ※車椅子スペースには限りがございます。車椅子でご観劇のお客様は座席指定券をご購入のうえ、お早目にBunkamuraへご連絡ください。
  また、お座席でご観劇の場合も当日スムーズにご案内をさせていただくため、公演日前日までにご購入席番をBunkamuraへご連絡ください。
 ※営利目的でのチケットのご購入ならびに転売は固くお断りいたします。
■チケット発売日:2018年10月27日(土)
■お問合せ: Bunkamura 03-3477-3244(10:00~19:00) www.bunkamura.co.jp

大阪公演

■日程:2019年2月9日(土)~17日(日)
■会場:森ノ宮ピロティホール
 ※開場は開演の30分前となります。 ※未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。■チケット料金:全席指定11,000円(税込)
■チケット発売日:2018年12月16日(日)
■お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00~18:00)

Summary -『罪と罰』とは-

舞台は、帝政ロシアの首都、夏のサンクトペテルブルグ。

学費滞納のため大学から除籍された頭脳明晰な貧乏青年ラスコリニコフ(三浦春馬)は、自分は一般人とは異なる「選ばれた非凡人」としての意識で、「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」という独自の理論を持っていた。強欲で狡猾な金貸し老婆を殺害し、奪った金で世の中のための善行をしようと企ててはいるが、酒場で出会った酔っ払いの退職官吏、その後妻カテリーナ(麻実れい)とその貧乏な家族たちを見ると質入れで得たお金もすべて渡してしまうのだった。

そしてついに殺害を実行するが、殺害の現場に偶然にも居合わせた老婆の妹までをも殺してしまう。この日からラスコリニコフは罪の意識、幻覚、自白の衝動に苦しむことになる。

意識も失い数日間も寝込む彼を心配する親友ラズミーヒン(松田慎也)、上京してきた母プリヘーリヤ(立石涼子)と妹ドゥーニャ(南沢奈央)。さらには謎の男スヴィドリガイロフ(山路和弘)の登場もあり、サイドストーリーでは当時のロシアの生活を描きながら、彼をとりまく物語は興味深く進んでいく。

そして老婆殺し事件では、ラスコリニコフを疑う国家捜査官ポルフィーリ(勝村政信)との息詰まる論戦もあり、ついには真犯人だと名乗る男まで登場。馬に踏まれて死んでしまう退職官吏の娘・娼婦ソーニャ(大島優子)の家族のためへの自己犠牲の生き方に心をうたれて、最後には自首するラスコリニコフ。

正当化された殺人、貧困に喘ぐ民衆、有神論と無神論の対決など普遍的かつ哲学的なテーマを扱いながら、犯罪者の心理を描いた倒叙ミステリーの要素を持つのも作品の大きな魅力である。そして最後には人間回復への強烈な願望を訴えたヒューマニズム大作!