<ライブレポ>toitoitoi presents 2man live『対峙 vol. 1』~The Taupe編~ in 新宿MARZ

ミュージックtoitoitoi, ライブハウス, レポート, 下北沢

来月6日にニューアルバムのリリースを控えた状況の中2017年8月11日、toitoitoiが企画する2マンライブ『対峙』の幕が開いた!

対バン相手のThe Taupe(トープ)の演奏が終わり、toitoitoiが現れた。
普段のライブでは、二人の後ろに絵の描かれた幕を張るのだが、今回は張っていない。
いつもと違う、新しいライブシリーズ『対峙』の現れだろうか。
始まる前からワクワクが止まらない。

【カメラマン】
・小川愛晃(@Noriaki_Ogawa)[official]
・KodaiUwabo(@gefuhlaureole)[official]

toitoitoi presents 2man live『対峙 vol. 1』~The Taupe編~

会場:新宿MARZ
日付:8/9 (Wed.)
開場:18:30 / 開演 19:30
出演:toitoitoi / The Taupe

START

板付きで始まる。

M1:サスペンダーガール

ペネロポのイントロをかき鳴らすムラコシ。
叫ぶ岸川。岸川)どーもみなさんこんばんは。
千葉から来ました二人組ロックバンドtoitoitoiと申しまーす!
対峙という意味を知っていますか?
対峙とは誰と何と、そんなのどーだって良いんですよ。
『対峙』
この名前を付けた意味がこの後1時間後アナタにどうか伝わっていますように。
このライブハウスMARZでThe Taupe・toitoitoiでお送りいたします。
対峙です!どうぞよろしくお願いします。

M2:ペネロポ

(間奏)

岸川)白黒付ける気なんて全く無かったのに、君がそう言うなら仕方がないなぁ。

(続けて歌う)

岸川)本日は1時間魂削って歌います。どうぞよろしくお願いいたします!岸川)白黒付ける気なんて無かったんだよ。
だって音楽ってさ、50音と5線譜に乗ってそれだけで出来ているものでさ。
みんな同じ物を使っているんだもん、誰がカッコイイとか誰がカッコよくないなんて決められないよー。

なんて全然言いません。
君がそう言うなら白黒付けに来ました。誰が一番カッコイイか私今日決めたいと思います。いいですか?岸川)友達じゃない。音と音で勝負するそう思って、この空間に居る人しか味わえない幸せを私は今感じています。
純粋に音を楽しむ、音を感じる、音を採る、音を奏でる、音を見る、なんて素敵な空間なんでしょ。
旅に出ましょ!

M3:ティンキー・ザ・ラスカル岸川)ありがと。
改めて皆さまこんばんは。『対峙』主催のtoitoitoiでございまーす。

さっき楽屋に戻ってきたThe Taupeと話さないようにしようと思ってw
話しちゃうと楽しくなっちゃうなと思って。楽しくて良いんですけど、なんかそうじゃない気持ちをもらったので、今日という日があって良かったなとすでに思っているんですが、この光景を見てまた思いました。
The Taupeもそう思ってくれているとすごく嬉しいんですが。
やる事に意味があるイベントになっていてとても嬉しく思います。選んでくれてありがとうございます!岸川)対峙という名前を付けたのは、特に意味は無いと言ったら嘘なんですけど、皆さんでどういう意味かなと思ってください。
私とムラコシ君でライブハウスを選んで、相手を選んで、今ここに立っています。
それがずっと、来月も再来月も続いていく予定なんですが、私はライブハウスが好きだから、そういう事がしたいなと思いました。
純粋に良い音と良い照明のライブハウスとか、「こんなに素敵なところがあるんだよ」っていうのを紹介出来るライブハウスを選んでいけたらなと思っています。

たくさん色んなイベントがある中で、ホントに絞りに絞れるところを全部絞って、私の知っている私の好きなライブハウスを作れるかなと思って、やっているイベントです。
先に言っとく!
なんか、そういう気持ちです。
なので、純粋にアナタなりの方法で私たちの音楽を楽しんでいただけたらなと思います。

全員真剣に仕事をしております!
この空間に居る人、そうですね皆さん!
PAさんも照明さんもリハから皆さんに提供するために全力で臨んでおります。
なので、皆さんも全力で見てください。よろしくお願いします。M4:遠吠え前
M5:息子
M6:お言葉散歩
M7:先生 あのねムラコシ)こんばんはー。どうもムラコシです。
私最近喋る機会がですね減りましてね、なんでかって言うと我々平気で時間を押しちゃう癖があって、それは良くないという事で各方面からお叱りを受けて、私が喋らなければ良いんじゃないかという事で最近静かにしていたんですが。
この度、喋っていいとなったんですけど。

会場)おめでとー!(拍手)

ムラコシ)ありがとうございます。
私が喋るのを見られるのはロングステージだけという事で、物好きはいないと思うんですけど、是非とも見に来てください。

皆さん半分くらいの方はご存知かと思いますが、9月6日に新しいアルバムが出ます!『きかざる』と言います!

会場)拍手

ムラコシ)これはですね、タワーレコードで買うと特典DVDが付いたり、アマゾンで買う事も出来たり、色んな方法がありますし直接買う事も出来るので、よろしくお願いします。
今回のアルバムは良く出来ましたよね?

岸川、うなずく。

ムラコシ)今回良く出来たんですよ。今回も?今回は?うん。チェックしてください。
そしてもう一つ、今回が『対峙』のVol.1という事ですが次が決まっておりまして、9月2日に下北沢のClub QUEでVol.2をやります。
運が良ければこのまま続いていく可能性があるので、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。

会場)拍手

ムラコシ)『対峙』は会場が違ったりメンツが違ったりしてます。Vol.2はカトキットというバンドとやります。みんな知らないかな?

岸川)(小声で)知ってるよね?
(普通の声に戻り)あ、ダメだ。ムラコシ君から「俺が喋るから被せて話さないで」って言われてたから、すごく我慢してたんのに「話していいよ」って雰囲気を出すから#$%*&@

ムラコシ)(割り込んで)あのーそれで、だいぶ場も和んだところでですね、(会場笑い)緊張感もクソも無いという状況ですので、我々もう少しやりますが曲が始まったら緊張感が伝わるように頑張ります。
私たち演奏中はいつも一生懸命なんでね。

M8:ぬめり岸川)待ってるだけじゃ何も来ないよ。。。果たしてそうでしょうか?
でも待ってるんですよね、私は。
奇跡のタイミングが下りてくる瞬間とか、『息子』のイントロでミラーボールになる瞬間とか。
The Taupeが何をMCするか分からない時に一発「ガンッ」とやってくる瞬間とか、ライブハウスのこの空間が踊っている瞬間とか。
私はいっつも待っているんです。
でもきっとアナタも待っているし、こっちでやっているんだから関係ない、そんなことはない。
あそこのPAブースのスタッフも待っています。
照明さんだってその瞬間を待っている。
ドリンク売り場だってこの瞬間「いまドリンクのタイミングだな」って待っているかもね。

ライブハウスとは?っていう話になると、とっっっても難しい。
誰が正解とは言えませんが、私はたぶん私の正解を知っています。
私は、だから待っています。
その瞬間を。

そしてその瞬間が来た時に、共有出来ることも知っている。
だから今日は、全部そぎ落として「イェーイ友達だよな、だから2マンやろうぜ!」とかじゃなく、「すみません、うちのレーベルいつもお世話になってますね、2マンやらせてください」とかじゃなく、「このバンドとうちのお客さん重なってるよね、じゃーやってみよう」とかじゃなく、私は私の好きな音楽があるから、カッコイイ、絶対にカッコイイと思っている音楽と、ここのライブハウスだったら全部任せられるライブハウスと、そういう所で何かをした時に何が起こるんだろうって、そう思いました。
それが『対峙』です。私の。

MARZもね、ワンマンとあと2~3回しか出たことが無いんです。
でも私大好きで、作ってくれるんですよ私の好きな空間を。
応えてくれるんです、私の希望を。岸川)The Taupeはほんと素晴らしかったですね、クッソーって思いましたね。
カッコ良かったなと思ったから、楽屋に戻ってきたときに「カッコ良かったです」と一言も言いませんでした。

会場)笑

岸川)そういうのが出来てホント嬉しい!待ってた甲斐がありました。自分で作れるなんて。

あと10分くらいかな、その後にこのフロアがどうなっているか、また待ってみようと思います。
自分の力を信じてみようと思います。
このライブハウスの力と、皆さんの力と、何が出来るでしょうね。
どう思いますか?

コトバ、五線譜、使っているものは同じです。
The Taupeと私たちは違うかもしれないけど、ホントにそうでしょうか?
絶対に一緒だよ、だって使ってるもん一緒だもんね。壁を作ってるのはダレだ?
と、考えた時に「私だ!」と思いました。
皆さんに壁は無かった。
だって、すごい同じだもん見えている人の顔。
私、客席の後ろで踊り狂ってたんですけど、The Taupeの時。
「同じだ!スゴイ!なんだこれは!」と思いました。

ライブハウスはスゴイ楽しい。
やっぱり絶対そうだった!間違いじゃなかった!
間違いじゃなかったと思う。どうだろ?

会場)拍手

岸川)ほんとにそうだった。
私、演説とかしたらイケルかな?

会場)笑

岸川)なんだかスゲーカッコイイ気持ちになってきた。
なんか自信というか、すごい嬉しい!
私ここに居て、ジャンルの壁とか無いの知ってて、それ出来るの私なんだよ。
ってか、私たち以外にダレがやるんだよって思い始めました。
このライブハウスでライブをしている僕ら、The Taupe以外にダレがやるんだって思い始めた。

だから、ちょっと得意なやつやるね。
ワタシ、得意なことあるんだ!
ライブハウス出来る一番得意なやつやります。
皆さん!協力してくれませんか!

会場)イェーイ

岸川)そう、待っているのです。この瞬間をいつも30分間、1時間、2時間、いつでも待っているこの瞬間。
この奇跡の瞬間、アナタにも見せてあげたい・・・♪少年少女大人子供偉い人弱い人

♪犬猫家族恋人友達

岸川)本当に思ってます

♪たった今幸せになれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!岸川)僕らはこの瞬間2017年8月9日に生きている。
この1時間、The Taupeの1時間、その前のリハから全部僕らはアナタに捧げるために、この50音と五線譜の中で、壁なんて一切無いよ。
私たちは出来ることをやっている。
それで作るこの1日に誇りを持っているんです。
私たちは知っている、私たちは知っているよね?
ライブハウスが最高だって!ライブハウスは踊れるって!アナタの好きにしていいんだって!
みんな、奇跡を起こしましょう!

M9:ひろがれ・ザ・ワールド(間奏)
岸川)私は待っているんですよ、この瞬間を。
いつも30分、1時間、いつだって、ほんとにどうもありがとうございます!

♪高らかに歌おう 高らかに歌おう

岸川)歌っててくれる?

会場)高らかに歌おう~

ライブハウスの2階にひとり移動して、また戻ってきた。

岸川)良く出来ました!

♪高らかに歌え~

会場)イェーイ

岸川)ありがとう!

M10:熊本さん

(イントロ)

岸川)好きなライブハウスで好きなバンドと好きな音楽を楽しむ。
皆さん、今日はどんな夜でしたか?
私はすごく楽しかったよ。
みんな、またやりましょう!
ありがとうございましたー、toitoitoiでしたー。

(アウトロ)

岸川)音楽はやはりきっと素晴らしい。
信じています、待っています、また会いましょう皆さん。
『対峙』
ありがとうございました。toitoitoiでした。
退場する二人。
鳴りやまない拍手。
再登場。

岸川)ありがとうございます!

ムラコシ)ありがとうございます、アンコール。やりまーす!
それじゃー、サクッとドーンとやって帰ります。ありがとうございます。

岸川がムラコシに近寄り、曲の相談を始める。岸川)何やると思う?『キスキスバンバン』やると思うじゃん。

EN:日常

(一節歌って)

岸川)『キスキスバンバン』やっちゃダメって言うんですよーあの人がー!(涙声)
でも僕らはね、あの曲だけじゃないの。
自慢の曲がたくさんあるんだよ。
キミに明日も明後日も聞いてほしい、それが僕らの日常です。

『日常』って曲は、、、

(再び曲に戻る)

(アウトロ)

岸川)この新宿MARZで声が枯れるまで歌を歌っていますが、僕らの日常、ウソはつきません。ホントなんです。
ホントにすごく嬉しいよ、1時間でも2時間でも3時間でも声が出なくなるまできっと歌うから。歌うから。
歌うからきっと待っててください。アナタもワタシも。

ありがとう。toitoitoiでした。
『対峙』、この先も続きます。どうぞよろしくお願いいたします。
私たちを見ててね皆さん。ありがとうございました!

ありがとう!
MARZありがとう!

瞬殺

The Taupeの演奏が終わり、toitoitoiが準備する。
ムラコシの奏でるギターの1音目、そしてマイクチェックをする岸川の第一声。
聞こえた瞬間から客席の空気が一気に変わる。
「キタ!」
観客の耳がtoitoitoiの音に傾けていくのが分かる。

そして岸川のMC。
独特の息継ぎで、岸川の発するコトバの句点読点が絶妙に心地よく、聞く者を常に惹きつけていた。

岸川のコトバを文字起こすが、この画面では彼女の熱量の1%にもなっていないだろう。
だから、是非とも二人のライブに足を運んでほしい。
体感してほしい。

話しなのか歌なのか。
感情のままに伝えようとする二人のライブを。

toitoitoiのライブは、生の音を届ける意味ではなく、息を伝える意味に近い。

toitoitoiツーマンライブ『対峙』シリーズ

vol.2は、カトキット!
ライブパフォーマンスに定評のあるtoitoitoiがリスペクトするアーティストを招いての真剣勝負イベントによって、ライブハウスのフェス化/サーキット化の風潮に待ったをかけ、じっくりと向き合う楽しみ方を提案していく。
今後のシリーズラインナップ発表にも期待してほしい。

toitoitoi presents 2man live『対峙 vol.2』~カトキット編~

■9/2(Sat.)
会場:下北沢 CLUB QUE
開場:18:00 / 開演 19:00
前売:2,500円 / 当日 3,000円
出演:toitoitoi / カトキット
プレイガイド:e+
       ローソンチケット
       下北沢 CLUB QUE 店頭

9月6日リリース!toitoitoi 4th full album『きかざる』

前作「ニホンバシ」のリリースからたった9ヶ月でニューアルバム『きかざる』のリリースを発表した。
発売は、2017年9月6日(水)になる。

このアルバムは、気の許せるミュージシャン/レコーディングエンジニアとの制作を経て、圧倒されるほどの生々しさとディテールを表現。
完全に”地下室からの脱却”の準備は整ったと言っていい仕上がりになっている。

多数迎えたサポートメンバーの中にはtricotでもサポートDr.として活躍する吉田雄介、ウッドベースにキイチビール (キイチビール&ザ・ホーリーティッツ)、クロダセイイチ (Genius P.J’s)、Sakiko Osawa (OIRAN MUSIC)、須藤晃(no entry)なども名を連ねた。

【収録曲】
1. さいなら
2. 雲の食べ方
3. ペネロポ
4. oz
5. ブルーチリ
6. 失言小町
7. 日常
8. おくちプランター
9. <pffp>
10. 息子

収録全10曲 / 価格:2,315円+税
品番:TOTR-1701
発売元:“T”RUST OVER 30 recordings
販売元:PCI MUSIC

予約特典「伝説のワンマンライブDVD」

タワーレコードの予約購入特典として、完全ソールドアウトとなった2015年に開催された新宿ゴールデン街劇場3日間5公演ワンマンライブよりベストアクトを集約したDVDが付属する。

見逃した方は特典映像であの日あの場所で何が起こったのかを目撃するチャンスとなるのでこの機会に予約特典も手に入れてほしい。
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LIVE SCHEDULE

■8/22(Tue.)
3会場往来サーキット「売れる前から、行ってたし」
会場:新宿シアター・ミラクル
開場:18:30 / 開演 19:30(トリ!20:50~)
前売:2,500円 / 当日 3,000円

■9/2(Sat.)
toitoitoi presents 2man live『対峙 vol.2』~カトキット編~
会場:下北沢 CLUB QUE
開場:18:00 / 開演 19:00
前売:2,500円 / 当日 3,000円
出演:toitoitoi / カトキット

■9/3(Sun.)
渋谷ズンチャカ!
会場:渋谷・宇田川交番前【斧のステージ】
開場:11:30 / 開演 11:30(出演=12:00~12:15)
前売:フリー
備考:1日だけの音楽解放区!交番前で何が起こるのか!!!

■9/28(Thu.)
愛してる祭 vol.3
会場:渋谷CLUB CRAWL
開場:18:00 / 開演 18:30
前売:2,500円 / 当日 3,000円
出演:アイラブユーベイビーズ / 絶叫する60度 / チロル / CANDY GO!GO! / toitoitoi

■9/30(Sat.)
GO AROUND JAPAN 2017
会場:ゆうパークおごせ
開場:9:00 / 開演 9:00(出演時間未定)
前売:3,500円 / 当日 4,000円(1日券)

■10/29(Sun.)
No.528 anytime anytime Tour start Festival
会場:渋谷eggman
開場:未定 / 開演 未定
前売:2,500円 / 当日 未定
出演:No.528 / mimic. / toitoitoi / アイラヴミー / (meme) / and more…!

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