<ライブレポート>バリケーダーズ・elf忘年会LIVE「さよなら2016」
音を楽しむとはまさしくこの事であろう。
狭い空間ではあったが演者と客でフロアはビッシリ埋まり、予定とその場のノリで過ごした2時間半。
とても楽しかった。
elfは普段、劇団スーパー・エキセントリック・シアターの劇団員として舞台に立っている。
この3人がステージで鍛え上げられた歌声と、このライブのために練習した楽器を披露した。
バリケーダーズ・elf忘年会LIVE「さよなら2016」
日程:2016年12月29日(木)
時間:Open18:00 Start19:00頃
場所:吉祥寺 Fashion Center SCARAB
出演:
バリケーダーズ(tb:河合わかば sax:勇正久 g:岡田雷太 b:橋本進吾 dr:今村功司 tp:多田暁 key:松田信男 perc:澤田聡)
elf(vo:榊英訓、鎌田麻里名、安川里奈 from 劇団スーパー・エキセントリック・シアター )
Practice
会場近くのスタジオに籠り練習するelf
Rehearsal
会場にて合流するバリケーダーズとelf
久しぶりの再会に和みながらもライブに向けたリハーサルを行った。
振り返ると、このリハが本番よりも一番真剣だったとの噂があったとかなかったとか。
リハーサルを終え、メンバー全員で近くの居酒屋にエネルギーチャージへ。
Opening Act
鎌田による前説スタート。
そしてelfのオープニングアクトが始まった。
ドラム:安川里奈
ベース:榊英訓
クラリネット・ボーカル:鎌田麻里名
曲は「Stand By Me」
elfの持ち曲は1曲のみと告白。なお練習期間は1週間だった。
パーカッションの澤田が到着。
2曲目の演奏に入る。
キーボード:安川里奈
ドラム:澤田聡
ベース:榊英訓
クラリネット・ボーカル:鎌田麻里名
曲は「Stand By Me」
間奏で鎌田が客席に「今年は何か良いことありましたか?」問いかける。
続けて「私は運転免許を失効しました。立ち直れていません」と告白。客席から驚きの声が聞こえる。
さらに「2年前に切れてました」ととんでもない発言に悲鳴にも近い声が客席から発せられた。
スタンドバイミーが悲しいとの声をきっかけに演奏再開。
♪And darling, darling Stand by me, oh stand by me ~
いつぞや「Stand By Me」のサビが漫談のクッションに使われるはめに。。。
19:30を過ぎてバリケーダーズのメンバーが到着。
まだオープニングアクトが続いており、演奏に合流する形に。
パーカッション:安川里奈
ベース:榊英訓
ボーカル:澤田聡
曲はやっぱり「Stand By Me」
なおこの「Stand By Me」は、本編のあらゆるタイミングで演奏され続けたのだった。
澤田がボーカルとなり歌詞で「sawada」しか言わない「Stand By Me(sawada Ver.)」も即興で披露した。
19:40 全員そろってSTART
SIGUMAの演奏で河合はフルート担当だが、この時はリコーダーだった。しかも百均やつ。
その音色は懐かしくもあり、哀愁が漂う感じでもあり、耳がとても心地よかった。
セットリストがありながら、その時の雰囲気や客とのやり取りから即興で奏でる曲の数々。
河合が一節吹けば、まわりのメンバーが追っかける。
このグルーヴ感がたまらない!(今時グルーヴって言わないかな。年がバレるな、、)
歌詞も即興で作り歌う。客席が一気に盛り上がる。この一体感はとても気持ちが良かった。
年の瀬に気の合う仲間が集まって演奏し、その楽しい時間を共有したオーディエンス。
2016年を締めくくったこのライブはとても満足できるものだった。
Set List
OA1:Stand By Me
OA2:Stand By Me
OA3:Stand By Me
M1:step wise
M2:S
M3:SIGUMA
M4:ミドル
M5:Bガール
M6:航海
M7:kanata
M8:Sunny Day
バリケーダーズとeifの出会い
米米CLUB、クレイジーケンバンド、ホーンセクション・BIG HORNS BEEのトロンボーン担当している河合わかばを中心に結成されたバリケーダーズ。
2013年にクレイジーケンバンドの横山剣が座長を務めた「横山剣 大座長公演」に劇団スーパー・エキセントリック・シアターの劇団員が数名出演しており、この時にホーンズで参加していた河合と榊らが何か一緒に音楽活動をしようと意気投合。
elfは榊以外のメンバーが入れ替わりを数回行い今の形に落ち着いた。
年末ライブは今回で3回目。
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