<ライブレポ>まもなく3億円!「Act Against AIDS」から「Act Against Anthing」へ!僕たちは続けます!Act Against AIDS 2018「THE VARIETY 26」~遂に!俳優だけの武道館ライブ!!…大丈夫なのか~~!?

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Act Against AIDS 2018「THE VARIETY 26」
~遂に!俳優だけの武道館ライブ!!…大丈夫なのか~~!?

世界エイズデーの12月1日に合わせて行われるAct Against AIDS「THE VARIETY」(AAA / アクトアゲインストエイズ)が、今年で27年目26回目の開催を日本武道館にて行った。
岸谷五朗、寺脇康文、三浦春馬の呼びかけにより、32人の俳優が集結し、全44曲を披露、2時間半のステージで約1万人の観客を沸かせた。このAct Against AIDSは、「THE VARIETY」を主催する岸谷五朗が1990年10月より放送を開始したTBSラジオ「岸谷五朗の東京RADIO CLUB」に「実は私、エイズなんです」と15歳の少女から手紙が届いたことから始める。

その頃は「エイズ=死」との図式で捉えられており、握手しただけで感染するとの間違った情報が伝わっており、誤った情報が差別を生むとし「エイズには知るワクチン」とスローガンを掲げ、1993年12月1日に第1回目の「Act Against AIDS ‘93. GORO KISHITANI PRESENTS “THE VARIETY”」を国立代々木競技場第一体育館にて開催。
以降、今日まで26年続くエイズのチャリティーイベントになっている。

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岸谷五朗、寺脇康文、三浦春馬によるMC陣の会見

開演前に、岸谷五朗、寺脇康文、三浦春馬によるMC陣の会見が行われた。

岸谷五朗

あえて”爆弾”と言いますが、大きい公演をやろうと随分前から実は企んでました。
AAAを役者だけということに対して、大きいイベントにしようと思い、いまライブ・ビューイングを全国50館で開きます。
お陰様でほどんど満員です。
今日の日本武道館のお客様も売れ残りが1枚も無い状況で、ステージ両サイドの上まで売り切れてます。
これで大きいチャリティーが出来るので、来年はオリンピックイヤーで武道館が使えないものですから、寺脇さんと春馬と話し合って、来年までの2年分出来ればなとの思いで今回は大きくしました。
これ、コケたら大変でしたが(笑)、はっきり言って、チケットが売れれば僕らとしては責任の90%を終えているようなもんなんですね。

あとはそれで寄付が出来るので、残りはお客様を我々がどう楽しませて、これが啓蒙啓発なんだということをお客様に言えて、「気づいたらエイズのイベントで楽しかったな」「私たちも啓蒙啓発に参加したいな」と思ってもらえれば良いなと今年も思っています。

今年、ラオスに行ってきました。
HIVの子供たちもそうなんですが、AAA事務局は2020年でその責任を終える形で無くなります。
それはその通りで、エイズに対してよい薬が出来、抗HIV薬、HIV治療が出来るようになったお陰で、エイズがその当時よりも恐ろしい病気ではなくなったことは事実です。
新規のHIV感染者が2000年には300万人居たのが、2016年には180万人、2020年には50万人へとの目標を立てています。
エイズが治る病気になってきたことが、AAA事務局が無くなる大きな理由になります。

我々「THE VARIETYチーム」はみんなで話し合ったのですが、ラオスに行ってきてHIVで苦しむ子供たちがほんの一部だという事にまた突きつけられて、春馬も2年連続で視察に行ってくれたのですが、沢山の栄養失調の子供だったり脳性麻痺やもっと治らない病気を抱えた子供たちが最貧困のラオスにはいっぱい居ます。
その子たちの支援を含めて「ActAgainstAIDS(AAA)」は、HIVはもちろんより広い支援を行っていくため「Act Against Anthing(AAA)」へと名前を変え、AAA活動を僕らは行ってまいります。

それは再来年、武道館が使えるようになってから「THE VARIETY SHOW」という名前にして、「THE VARIETY SHOW27」として我々が中心になって続けていけたらなと思っています。

寺脇康文

五朗ちゃんが言った通りですけど。
毎年これは言っていますが、チャリティーというのは、出来ることを出来る範囲で無理せずやろうと言ってます。
そういう事が1年に1回という形で26回目まで来たということで、今までも子供たちのご飯になったり薬になったりしているのを目の当たりに見ていると、やっぱり続けたいと思いまして、形を変えても何か僕らでやっていこう思っています。
今年は2年分を何とか寄付したいということで、ライブ・ビューイングを実施しましたし、2020年からまた違った形でやって行けたらなと思います。
僕らの意思を春馬が受け継いでくれているので、頼もしい後輩も居ますし、無理なくやってきたいなと思います。

三浦春馬

2015年に初めてラオスのラオ・フレンズ小児病院に行かせて頂いたのですけども、その時に「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」がどうこの病院を現地のスタッフだけで運営していくのかということを目指して、10年プロジェクトとして、続けている最中です。
その中で、五朗さんも仰っていただいたように、エイズの子供たちだけではないんですね。
脳性麻痺やもっと難病と言われている色んな病気を抱えた子供たちがその病棟にいます。
そして、「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」の代表でもある赤尾さんがいつも言っているのが、現地スタッフだけでこれからやっていくためには、現地スタッフの育成というものがすごく必要になってくるのだと。
「Act Against AIDS」ではなくて「ActAgainst Anthing」とすることで、ラオスの病棟の未来を開いていけるんだということで、五朗さんからその話を頂いた時に、すごく付いて行きたいなと思いましたし、踏襲していきたいなと思いました。

今回の見どころは?

岸谷)今日のイベントは俳優しか居ないので、みんな歌い上げちゃったりするような、ミュージカルの曲も多いので、逆に言うと「え?役者たちがこんなアイドルっぽい世界を創れるの?」ってところもあるしね。

三浦)そうですね、とにかく頑張ってます(笑)
稽古時間無い中で。

寺脇)出来ることを出来る範囲で(笑)

岸谷)いま、誰がどう振りを間違えるか楽しみです(笑)


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「THE VARIETY」チームの2017年度収益金は1024万1754円、26年間25ステージのトータルで、2億9224万1690円が寄付された

集まった寄付金は特定非営利活動法人「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」を通して、ラオスのルアンパバーンにあるラオ・フレンズ小児病院に寄付された。
「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」の赤尾代表が現地で指揮を執り、医療設備の充実や医療スタッフの育成に充てられている。
今年は岸谷が「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」が運営しているラオ・フレンズ小児病院を訪問した。
ラオ・フレンズ病院で働くスタッフたちと写真撮影。
多くの外国人スタッフが駐在、ラオス人スタッフも各部門のリーダーになれるようスタッフ育成に力を入れている。Act Against AIDS「THE VARIETY」の寄付金で設立された病室(室外)。
「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」の赤尾代表と一緒にパチリ。
ラオ・フレンズ病院で最も広く、病床数も多い。Act Against AIDS「THE VARIETY」の寄付金で設立された病室(室内)。
赤尾代表から説明を受ける岸谷。ラオ・フレンズ病院外観。

「Act Against AIDS」から「Act Against Anthing」へ

1993年に立ち上がったAAA事務局は2020年7月をもって活動を終える。
それは、薬の開発などにより、事務局が立ち上がった当初の「エイズは死んでしまう病気」から「エイズ=死ではない病気」へとなったこと、そしてエイズだけではなく、他の病気などもっと幅広く支援を行っていくため「Act Against AIDS」は活動を停止するが、岸谷が推進している「THE VARIETY」チームはチャリティ活動をこれからも継続し、2020年に「Act Against Anthing『THE VARIETY SHOW27』」として開催する予定だと発表した。

Act Against AIDS 2018 「THE VARIETY 26」
~遂に!俳優だけの武道館ライブ!!…大丈夫なのか~~!?~

日時

2018年12月1日(土)17:00開場/18:00開演

会場

日本武道館

出演

岸谷五朗 寺脇康文 三浦春馬
青柳塁斗/麻生かほ里/石賀和輝/石原壮馬/猪塚健太/植原卓也/太田将熙/大原櫻子/甲斐翔真/
柿澤勇人/風間由次郎/加藤和樹/金子大地/神木隆之介/神田沙也加/小池徹平/小関裕太/城田優/
ソニン/富田健太郎/花澤香菜/平間壮一/正木郁/松岡広大/松島庄汰/水田航生/溝口琢矢/柚希礼音/
吉村卓也

■THE VARIETY BAND(BAND MEMBER)
高木茂治 キューティクル鈴木 原田達也 会田敏樹 五十嵐公太 立井幹也 柳田謙二
堀江有希子 AMI(MOS) 河原真彩 東條あづさ 藤林美沙 碓井菜央 

チケット料金

指定席:¥6,000(税込)
2F後方立見:¥6,000(税込)
ステージサイド席:¥5,500(税込)
ステージバック席:¥5,000(税込)

SETLIST

▼オープニング
M01.「U.S.A」岸谷/寺脇/三浦/猪塚/植原/平間/水田

▼J-POPコーナー
M02.「大丈夫」花澤香菜
M03.「六本木心中」柚希礼音/青柳塁斗/風間由次郎
M04.「大きな玉ねぎの下で」三浦春馬
M05.「福笑い」神木隆之介/小関裕太
M06.「ZERO」加藤和樹
M07.「津軽海峡・冬景色」柿澤勇人
M08.「キミを忘れないよ」大原櫻子
M09.「Brave Love, TIGA」岸谷/寺脇/三浦/神木/小関/平間/ティガ

▼地球ゴージャスコーナー
M10.「Xday」Xday:岸谷/寺脇/藤林/碓井/柚希/大原/城田/植原/平間/猪塚/風間/三浦/青柳/水田/花澤
M11.「JUN’S DREAM」ZEROTOPIA:柚希/岸谷
M12.「THE TOP OF THE BEST!」The Love Bugs:大原/城田/平間/猪塚/風間/藤林/碓井/岸谷/寺脇
M13.「伝説の雄」 The Love Bugs:城田/大原/平間/猪塚/風間/藤林/碓井
M14.「BUGS」The Love Bugs:城田/大原/平間/岸谷
M15.「ワイルドアッパー」海盗セブン:三浦/風間/青柳/水田/猪塚
M16.「サンディー」ZEROTOPIA:花澤香菜
M17.「Valentina’s Past」ZEROTOPIA:藤林/植原/水田
M18.「ZEROTOPIA」ZEROTOPIA:柚希/花澤/藤林/植原/水田/碓井/寺脇
M19.「愛すべき未来へ」星の大地に降る涙:三浦/柚希/花澤/青柳/平間/風間/猪塚/植原/水田/碓井/藤林/岸谷/寺脇

▼ミュージカルコーナー(1)
M20.「Defying Gravity」WICKED:ソニン
M21.「さよなら」マタハリ:柚希/加藤
M22.「ヤツの中へ」デスノート:小池/柿澤
M23.「サンライズ」イン・ザ・ハイツ:大原/平間
M24.「コーナー・オブ・ザ・スカイ」ピピン:城田
M25.「二度と消せない」1789:小池/神田
M26.「サ・イラ・モナムール」1789:加藤/青柳/植原/水田
M27.「だったらいいな」マイ・フェア・レディ:神田/寺脇

▼ハンサムコーナー
M28.「Party Ride」岸谷/寺脇/ハンサム全員
M29.「君だけのHERO」青柳/猪塚/風間/松島/吉村
M30.「キミノリズム」石賀/石原/富田/松岡/溝口
M31.「White Serenade」小関/甲斐
M32.「Butterfly」植原/平間/水田
M33.「Inst:」三浦/岸谷/寺脇/ハンサム全員
M34.「THIS IS THE TIME !」三浦/ハンサム全員

▼ミュージカルコーナー(2)
M35.「ア・ホール・ニュー・ワールド」アラジン:城田/麻生
M36.「アンダー・ザ・シー」リトル・マーメイド:小池/寺脇
M37.「パート・オブ・ユア・ワールド」リトル・マーメイド:大原
M38.「Simon Zealotes」ジーザス・クライスト・スーパースター:岸谷/青柳/猪塚/植原/太田/風間/小関/平間/松岡/水田/溝口
M39.「愛していれば分かり合える」モーツァルト!:柿澤/ソニン
M40.「闇が広がる」エリザベート:城田/三浦
M41.「FATE CITY」オーシャンズ11:柚希/植原/平間/水田
M42.「ア・ミリオン・ドリームズ」ザ・グレイテスト・ショーマン:城田/ソニン
M43.「This Is Me」ザ・グレイテスト・ショーマン:オールキャスト

▼エンディング
M44.「一人じゃないから」オールキャスト

LINKS

AAAオフィシャルHP:http://www.actagainstaids.com/
THE VARIETY公式Twitter:@AAA_variety
THE VARIETY公式Facebook:https://www.facebook.com/AAAvariety


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